容姿・経歴・その他メモ

ボリューミーな臙脂色の髪、非常に丈が長く袖の余ったコート
制帽などフォーマルな要素に反して、きちんと締められていないネクタイや飛び出したシャツの裾といっただらしない部分が目立つ。

履歴

レゲネイドウイルス、自然の摂理に反する未知のウイルス。
このウイルスは感染しただけでは何も体に変化が起きることはない。
だが、遺伝子の書き換えが行われることで何かしらのショックが受けたとき、ウイルスの活性化によって感染者は発症、作用として人間を超えた能力を行使することができる。

時折、このウイルスは身体に変化をもたらすことがあるらしい。

夏芽彩羽は元は体の弱い男子学生であった。
”線維筋痛症”
身体全体がナイフで切りつけられているかのような痛みが走る病気。
痛みは季節、天候、時間帯などによっても変化するため、予測が極めて難しく
症状は治る見込みは薄い、鎮痛剤も効き目が悪い、そんな病気だ。
いつ来るか分からない痛みに怯えながら、抗うつ剤の副作用に悩まされ、人生を浪費している喪失感を覚える毎日。
こんなんじゃまともな暮らしができる訳がない。
心身共に衰弱していく、一方だった。

そんな時、体に異変が現れ始めた、
最初は微熱や筋肉痛といった軽い症状だったが、やがて体の輪郭が丸みを帯び、声が高くなり、髪が伸び、身長が徐々に縮んでいく
繊維筋痛症の症状にはない…別の変化が体に起ころうとしていて、私は恐怖と混乱に苛まれた。

後で知ったことだが、レゲネイドウイルスの遺伝子の書き換えの段階で、体が弱い人間はその根本から書き換えられることが稀にあるという。
病気にならない体、ではないが女性は男性に比べて持久力や柔軟性、免疫力が優れているために男から性別を変え、病気に強い女性に性別を転換するということだ。


話を戻し、結論から言うと夏芽色羽の病気は完治し、生物学上疑いようのない女になった。
オーヴァードになったことでUGNに勧誘され、現在成り行きで仕事をしている。
「どうせ、拾った命ですしね～」

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