【ヴィランデータから引用】

突き進む双頭蛇(アンフィスバエナ)

FHに所属している精鋭エージェントの一人。
普段はFH中心で作り上げているV(ヴィランズ)ネット上にある賞金付きミッション（通称：クエスト）を行うヴィランとして活動している。

白をベースにした紫色のラインの入った蛇モチーフのパイロットスーツを着ており、顔をフルフェイスマスクで隠している。
聞こえてくる声は10代後半～20代前半くらいの青年で、手元に隠しているカードから自身が搭乗する機械兵(スチールギガント)を呼び出す。
機械兵の形は管がいくつも密集してできたような人型をしており、合図をするとその管が10m先まで動いて攻撃を繰り出してくる。

元々は二人で活動していたヴィランだったが、2年前のとある時期から一人で活動しており猛威を振るうようになった。



主な目的は“収集(コレクティング)”
自身が倒したヒーローやヴィジランテ、時には同じヴィランの物品（主にヒーロークロスなど）を奪い、機械兵に埋め込んで収集物を見せつけている。
収集が目的なためか、戦闘不能状態になったヒーローにトドメを刺さずにクロスだけ奪うなどの行動が見られたこともある
（それによりジャーム化促進の原因の一つになったこともあり）
奪った物品の裏側にはその奪った日付と持ち主の名前が書かれており、記念品扱いになっているようだ。

上記により、彼より弱い一般市民を巻き込む行動はクエスト(FHからの命令)でない限り極力していないことが見受けられる。

なお、奪われたヒーロークロスは一つを除きすべて壊れており、当時の侵蝕率状態（黒や紫色）のまま止まっているようだ。
手元に残った唯一正常に機能しているクロスの色から、彼はジャーム化していないことが判明している

一人称：俺、“俺たち”　二人称：あんた　口調：淡々と喋ってるけど饒舌


テンション低めなように見えて好奇心旺盛な科学者タイプ。
石橋叩いて渡る慎重型だけど興味には逆らえない。
特に自分より強い存在に興味を示す。

収集癖があるため、いろんなものに執着する。ヒーロークロスもその一つ。
綺麗なものから変な形のよくわからんものまで集めたがる。

平凡であることを嫌っている

茶髪茶眼の平平凡凡な見た目。つり目で髪が若干くせっ毛。
体形もあまり筋肉質ではなく、細長くてひょろひょろしているのをスーツやパーカーで隠している。

戦闘やヴィラン活動時には白をベースにした紫色のラインの入った蛇モチーフのパイロットスーツを着ており、顔をフルフェイスマスクで隠している。
…　スーツの足元に隠し底があり、身長がかさ増しされてる（元の身長172㎝から180㎝に）

EE:テクスチャーチェンジにより、パイロットスーツ（RMAアーマー）を大きめのパーカースタイルに変えて一般社会に紛れ込む変装をする。

元々は物に干渉することを特化としたピュアモルフェウス。
だが“とあるオーヴァード”を元にした戦術支援用のAI(精神残滓)（AIDA）を直接体内へ取り込み、動かす管が複数あり操作が複雑な機械兵を自由に動かせるようになった。

戦術支援用AIはたまにとぼけたジョークかましてくるお茶目な一面があり、伊吹はAIのことを「Bro」と呼んで親しみを持ってる。

本名：山崎　伊吹（やまざき　いぶき）

元は平凡な家庭で双子の兄側として生まれてきた。
小学生時代からヴィランズイヤーを過ごし世界の混乱と恐怖に両親が怯える中、弟:山崎　吹雪（やまざき　ふぶき）と共にその惨状に目を輝かせた。
『“オーヴァード”とはいったい何なのか』、『それだけ人を変える“レネゲイド”とはいったいどういうものなのか』を崩れた日常の中で弟と話し合う学生時代を過ごし、それに惑わされるしかない平凡に辟易した頃、ついに闇市場でレネゲイド活性剤を手に入れて弟と共に飲み干し自ら覚醒する。

その覚醒経緯から政府の担当機関に報告ができないために表世界から姿を消し、ヴィラン社会のあるFHへと加入した。


弟と二人そろってヴィラン：突き進む双頭蛇(アンフィスバエナ)として活動をしていたが、オーヴァードやヴィランとしての才能は弟の方が高く、自身をおまけのように感じて嫉妬していた面がある。

しかし2年前あるクエストの戦闘中、ジャームが起こした崩落に弟だけが巻き込まれて瀕死の重傷を負う。
すぐに弟を回収するも助けることができず、“二人そろって”突き進む双頭蛇(アンフィスバエナ)であることを理由に弟をAIDAの材料として使い、自身の体内に取り込んだ。


それ以降、伊吹は時々“俺たち”という主語を使って話す。





才能高かった弟より強くありたかった兄は、誰よりも“俺たち”が強いことの証明を求める“勝利”の欲望(デザイア)を持っている。

所属セル名:機械仕掛けの神様(デウス・エクス・マキナ)

Vネットの管理をしている複数のセルのうちの一つであり、愉快犯的イタズラをする事に命をかけるヴィラン集団。
ヒーロー協会やUGNの情報網をハッキングして腐敗した部分を晒すなどの世直し行為を行ったりもしたことがあるが、基本的には世間から要注意セルとして扱われている。

内部の人間はギーク…　いわゆる“オタク”な人物が多い。
ヒーローの熱狂的な狂信者(ファン)からアンチまでの様々な目的を持った、機械関係の開発力に強いヴィランたちが多く所属している。

…　上記によりコミュニケーション力のある人物が少ないため、基本的みんなセルのアジト内に閉じこもっている。
伊吹はその中では高い方なので数少ない実働部隊としてセルリーダーの命令を聞き、クエストをこなしながらVネット内と外の情報を集めてVネットの秘匿性をあげる仕事をしているようだ。


伊吹が持っている機械兵(スチールギガント)を作ったり、彼の体内を改造（エンブレム:戦闘適正体）、さらにはAIDAを作ったのはこのセルの人間たち。
作られた機械兵の正式名称は『Typhon《テュポーン》』

それにちなんで伊吹は【マスターテュポーン】というマスターエージェント用のCNがあるが、語呂の悪さから伊吹は使いたがらない。

享年:20歳　当時の伊吹と同じ身長だったがガタイはよかった
シンドロームはブラックドッグ/エグザイル

性格は陽気なヤンキー。呑気で楽観的だったが、基本は頭のいかれた衝動:加虐のジャーム。
伊吹と違って人物に対して強い執着があり、強さ弱さ関係なく気になった相手の喜怒哀楽の表情を見るために相手を嬲るヴィラン。
上記の性格だったため生前はよく伊吹と活動の方向性に関して衝突を繰り返しており、その姿は正しく互いを食い合う蛇(アンフィスバエナ)のようだった。

ヴィランのセンスは伊吹曰くピカイチであり、ヒーローやヴィラン、市民への被害を全く考えない邪悪な作戦をよく思いついていた。
すでにジャーム化していたため2年前の崩落事故に巻き込まれた際リザレクトできず、あっけなく死んでいる。

戦闘スタイルは“融合”を伊吹に使って補助する妨害＆ガード役
伊吹が機械兵を呼び出す際に言う「融合（マージ）」という掛け声はその名残。