容姿・経歴・その他メモ

物心ついた時から貞幸は、独特の価値観を持って生きてきた。
父は熱心なイタリア人クリスチャン、母は日本人仏教徒。幸いにもお互いの宗派を押し付け合う事もないたまに居るくらいの国際的な家の一人息子。
しかし、貞幸はキリストの教えにも仏教の教えにも当たらない価値観を持っていた。ある日、幼子であった貞幸が『死の先には何もない。無であり、皆等しく肉塊になるだけ(訳)』の旨を述べて父に『異端である』と痛烈な批判を浴び、母には『普通ではない』と泣かれた。
貞幸は聡い子であった。それ故、以降は両親の躾が効いたようにみせて少しずつその価値観を隠して父のように一般的なクリスチャンの価値観を語ってみせた。無論両親は泣いて喜んだが、貞幸はあくまで生きやすいように偽ってみせただけで、価値観は毛ほども変わってなどいなかった。
一般的なクリスチャンに偽りきる前までは両親との仲は良くなかったが、偽りきると良好に。
(ただし、貞幸に言わせればあれは貞幸ではなく正した自分たちが愛しいだけ)
実際貞幸が聡い子で無ければ下手したら異端裁判にかけられる可能性があった。


青年ほどの年になると、日本へ一人移住。母の生家である藤波家に顔を出してみるが、藤波家は根からの仏教の家系であり母は半ば家出のように結婚した為、貞幸は全く受け入れられなかった。
誰も己を知らない日本で表向き神父として『生きやすいように』生活している。

なお、迷える子羊を導くのは普通に好きなので根の価値観が露呈しなければ普通に良い神父である。




基本的な価値観
・死に先はない。死した後に何をしようが救いにはならない。死者は甦らない。
→故にただの肉塊である死体は人ではない為、軽く見ている。
・キリスト教の教え自体には普通に適応しているが、根本から信仰しているわけではい。
・主は見守ってくださる。(見守るだけ)故に最も頼れるのは己のみである。
・一番嫌いなものは不当な評価。(これ関係で覚醒の憤怒？)



「人は救い無くしては生きられない。生きるためには救いという希望が必要だ、そうだろう？だが私にとって主とは尊敬する人物の内の一人であり、慕う方ではない。私を救うのは主ではないのだから。」

死者を冒涜しているタイプのクソ神父。
人類皆平等(死んだら等しく死体になる為)。生者の甦りは基本的に信用していない。精々が死にかけだっただけという認識。

だが人を救う才能は普通にあるのでタチが悪い。馴染もうとはしているので善。

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