本堂町家のレネゲイド能力の特徴は「自らの体で作る武器を子孫へと伝える」ことにある
その性質上発現するシンドロームはブラムストーカーやエグザイル、キュマイラなどの身体変化系が中心
本堂町が自分の骨肉で作る武器も全て、かつて祖先の何某かが得意とした業物が現世まで伝えられたもの
この武器群に銘の彫られた本体はなく、ただ血と口伝によって受け継がれることから『血銘』（けつめい）と呼ばれる
現時点で彼女が扱える『血銘』は以下の通り
ただし、彼女はまだ能力が未熟であるからという理由で無銘の刀に骨肉を這わせ『血銘』とする手法を用いる

『骨喰伐折羅』：ほねばみばさら。骨と肉で作られる大太刀、野太刀。斬撃の途中でその大きさ・重さを変え、命中した瞬間に最大の破壊力を得る。生物の肉を断ち骨を砕くのに最も適した『血銘』。
『歯折鬼丸』：はおりおにまる。骨で作られた複数の節を持つ匕首。肉に刺すと共に先端を折り、体内に残すことで継続ダメージを与える。基本的に対人用の『血銘』であり対ジャーム戦で用いられることはない。（データにも反映されない）
『骸百足』：むくろむかで。肋骨のように骨を全身に纏って作る具足（鎧甲冑）。骨の触手を伸ばすことにより攻撃の支援が可能であり、本堂町は防御よりこちらの攻撃支援に適した形態の骸百足を用いる。（データとしては《マルチアタック》）
『神薙大禊刀』：かむいのおおはらえ。正確な銘と造りが失伝した最古の『血銘』。刃渡り十尺（約3m）、とにかく馬鹿げた大きさの骨肉の刃であり、これを常用した祖先がいたのかも定かではない。本堂町が神薙大禊刀を維持できるのはほんの数秒間。この数秒で蹴りをつけるのが基本の戦法である。