容姿・経歴・その他メモ

幼少期、ジャームの手によって両親を目の前で殺害された男性。文人もあと一歩で殺害されるところだったが、エンジェルハィロゥによる陽炎の衣が発動したことで奇跡的にやり過ごす。
その後はUGNエージェントとなるものの、任務の中で救助した一般人が自分を覚えていることはないため、空虚さを感じる日々だった。
しかし、あるとき膨大な熱を操るジャームによって、一人の女性『上市 琴子』が狙われる。その女性を庇い、文人は顔に大火傷を負った。
オーヴァードの生命力が幸いして命に別状はなく痛みも引いていくが、痕が残った。しかし、琴子はそんな文人の顔を見ても怯まず、文人と一緒になることを選んだ。拒めなかった文人は琴子の唇を奪い、その口づけで琴子もオーヴァードに覚醒する。
そして、しぶといジャームが力を振り絞って放った最後の一撃を弾き返したとき…文人のエンジェルハィロゥは、琴子への歪みかけた愛情によって黒く染まっていた。
文人が両親を失っていた過去もあり、文人の感情が危ういものであることは、本人も琴子もわかっていた。しかし、そんな文人を常に包み込み続け、琴子は「郷呂 琴子」となって一人娘の「郷呂 阿蓮」を授かる。
それ以来、文人の隠密能力は大幅に上昇し、生半可なジャームを奇襲で一刀のもとに切り伏せるほどになっていた。
いつしか琴子は支部長となり、矢面に立って活動し続ける。そんな琴子の傍らにいながら決して目立とうとせず、闇の中から確実な成果を残し続ける文人の働きは、「黒衣公(ダークドゥクス)」というコードネームを以て畏れられていく。
彼が持っている「仕込み万年筆」は、なんと文人が手ずから加工した武器。通常の万年筆としても使うことができるが、墨汁が出る部分がプリズムエッジと同じ成分で加工されている。「招待状」を書くならば、やはり丁重な逸品でなければならない。

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