ゆとシートⅡ for DX3rd - ゆと工公式鯖

望月 心 - ゆとシートⅡ for DX3rd - ゆと工公式鯖

蒼の星(ブルーステラ)望月 心(もちづき こころ)

プレイヤー:アイリス

ちゃんと前を向いて歩いて見せるから、みててね。

年齢
16
性別
女性
星座
おとめ座
身長
147
体重
血液型
A型
ワークス
FHエージェント
カヴァー
高校生
ブリード
ピュアブリード
シンドローム
ウロボロス
HP最大値
+10=41
常備化ポイント
16
財産ポイント
+7=11
行動値
+-5=6
戦闘移動
11
全力移動
22

経験点

消費
+884
未使用
0
フルスクラッチ作成

ライフパス

出自 両親はあくどい人だったらしい
犯罪者の子
経験 私は大事なモノを失った
喪失
欲望
覚醒 侵蝕値 知らないうちにこのチカラは私の中に潜んでいた、使う場所がなかっただけで、技量がなかっただけで
無知 15
衝動 侵蝕値 私は飢えている、一体何に飢えているのかもわからない
飢餓 14
/変異暴走 暴走をしているあいだ、あらゆる判定ダイスー5個
その他の修正1原初の灰
侵蝕率基本値30

能力値

肉体2 感覚2 精神7 社会1
シンドローム1×2 シンドローム1×2 シンドローム2×2 シンドローム0×2
ワークス ワークス ワークス ワークス1
成長 成長 成長3 成長
その他修正 その他修正 その他修正 その他修正
白兵 射撃 RC2 交渉
回避1 知覚 意志1 調達+2=9
知識:料理2 情報:FH1

ロイス

関係 名前 感情(Posi/Nega) 属性 状態
D 申し子
鬼橙のルミナリア 庇護 決意 WH そうね、私がお姉ちゃんだから、だから__
灰原 ユリカ 情景 覚悟 BL よかったわね、ちゃんと戻ってこれて
白洲 アズサ 恋慕 執着 RE これからも二人で、世界の景色を見ていきましょう

メモリー

関係名前感情
姉妹 望月小夜 家族愛 幸せがそこにあった、ありふれた日常があるだけで私は幸せだったのに
仲間 シャーレのみんな(だいじななかま) 幸福感 お祭り騒ぎ、一人じゃないのは始めてかもしれない
親友 棗イロハ 親友 ルームメイトで親友。あっちも振り回されて大変そう

エフェクト

種別名称LVタイミング技能難易度対象射程侵蝕値制限
リザレクト 1 オートアクション 自動成功 自身 至近 効果参照
(Lv)D点HP回復、侵蝕値上昇
ワーディング 1 オートアクション 自動成功 シーン 視界 0
非オーヴァードをエキストラ化
統制者の王冠 4 常時
基本侵蝕値の増加を抑える
果てなき円環 1 常時
原初の紫の枠を取得
無幻の色彩 1 常時
あなたが所得している《原初の》とつくエフェクトを参照する。    そのエフェクトひとつにつき、あなたが行う命中判定とドッジ判定のダイスを+1、達成値を+1し、攻撃の攻撃力を+2する。    このエフェクトは侵蝕率でレベルアップしない。    このエフェクトを所得した場合、侵蝕率基本値を+3する。
原初の黄:バッドラック 5 セットアッププロセス [LV+2]体 3
対象のダイス-3
原初の青:陽炎の衣 1 マイナーアクション 4
隠密状態になる 1シーンLv回 自分のメインの終了時まで
極光螺旋 3 マイナーアクション 80%
5点まで侵蝕率をあげることでLv×上げた侵蝕値分攻撃力を上げる シーン1回
アンプリフィケイション 3 メジャーアクション 5
攻撃力Lv×5
混色の氾濫 1 メジャーアクション シンドローム 2
原初の〇と組み合わせる 対象を範囲(選択)へ変更する
原初の赤:シューティングスター 8 メジャーアクション RC シーン(選択) 6
攻撃力Lv×5 対象のガード値-Lv×5 バッドラック効果を受けてる相手しか対象にできない
原初の白:滅びの光 5 メジャーアクション シンドローム 3 80%
このエフェクトを組み合わせた攻撃力をLv×3する。ただし、この攻撃の対象が「対象:単体」だった場合この効果は適用しない
飢えし影 1 メジャーアクション RC 1
攻撃力Lv+2
カオスインパクト 3 メジャーアクション シンドローム 3 80%
組み合わせた攻撃の攻撃力を、あなたに効果を発揮している、あるいは組み合わせた《原初の●》の数だけ+LVする
背教者の王 1 メジャーアクション 〈白兵〉〈RC〉 対決 4 100%
このエフェクトを組み合わせた攻撃の攻撃力を+浸食率÷10(端数切捨)する 1シナリオLv回
原初の灰:冥王の臓腑 5 メジャーアクション 8 飢餓、120%
このエフェクトを組み合わせた攻撃のダメージをLv+1Dする 攻撃が当たらなかったりダメージが入らなかった場合そのシーンの間ダイス-3個 シナリオ一回
コンセイトレイト:ウロボロス 3 メジャーアクション 2
C値ー1
原初の紫:絆の陰陽 7 オートアクション 4
ロイスがPの場合達成値+Lv×2 Nの場合-Lv×2
原初の紫:妖精の手 4 オートアクション 5
判定のサイコロ1つを10に変更する シナリオLv回
原初の黒:ラストアクション 1 オートアクション 7 100%
戦闘不能になってもその瞬間メインプロセスを行える 行動済にならない
万象の虹 1 オートアクション 6
いつでも使用できる。あなたの登場しているシーン内で使用されたエフェクトひとつを対象とする。あなたは対象のエフェクトを取得する。取得したエフェクトのLVは1となる。 なお、「制限:-」以外のエフェクト、およびエネミーエフェクトは取得できない。このエフェクトは1シナリオに1回まで使用できる。
罪なる痛み 3 オートアクション 自身 3
あなたが受けた攻撃からレネゲイドを取り込み、自分の攻撃に転用するエフェクト。    エフェクトを使用した攻撃によってあなたが1点でもHPダメージを受けた直後に使用する。    あなたが次に行なう攻撃のダメージの+「その攻撃で受けたHPダメージ(最大で[Lv×10]点まで)」する。    このエフェクトは1シナリオにLV回まで使用できる。
悪食の蛇 1 オートアクション 2
1シーン○回まで使用できるとあるエフェクトを1回分回復できる
原初の虚:崩壊のスフィア 5 オートアクション 2d10+2 120%
対象が行うダメージロールの直線に使用するLv×2dのダメージを加算 1シナリオ一回
カバーディフェンス 2 オートアクション 2
ダメージロール直前に使用、カバーリングを行うことが出来る。このカバーリングによって行動済にならず、行動済でも使用できる。1メインプロセスに1回、シナリオLv回使用できる
まだらの紐 1
イージーフェイカー:ディメンジョンゲート 1

コンボ

蒼の天蓋(サファイアキャノビー)

組み合わせ
原初の黄:バッドラック
タイミング
セットアッププロセス
技能
難易度
対象
射程
侵蝕値
3
条件
ダイス
C値
達成値修正
攻撃力
100%未満
100%以上

彼女が願う、その場所へ


[>]
コンボ名 蒼の天蓋(サファイアキャノビー)

組み合わせ 原初の黄:バッドラックLv5(6)

侵蝕値 3

効果 対象のダイスを-3個

星は空に在る。
そしてこの場所もまた星である
故に彼女の領域はこの地全てに及ぶ

双つ星・夕暮れ(ヴェスペリィ・ステラ)

組み合わせ
飢えし影Lv1(2)アンプリフィケイションLv3(4)ホーリーシャインLv2(3)混色の氾濫Lv1(2)コンセ:ウロボロス無幻の色彩授業:射撃術1,2.3.4
タイミング
メジャーアクション
技能
RC
難易度
対象
射程
侵蝕値
9
条件
ダイス
C値
達成値修正
攻撃力
100%未満
7
2
67
100%以上
7
2
73

彼女の持つ二丁拳銃の一つ、夕暮れの星の一撃

コンボ名 双つ星・夕暮れ(ヴェスペリィ・ステラ)

組み合わせ 飢えし影Lv1(2)+アンプリフィケイションLv3(4)+ホーリーシャインLv2(3)+混色の氾濫Lv1(2)+コンセ:ウロボロス+無幻の色彩+授業:射撃術1,2.3.4

侵蝕値 9

判定 19dx7+2+3+8+(ダイスボーナス)

攻撃力 53

・ゾディアックウェポンキャンサー起動でガード値-10、装甲無視付与

・妖精の手を使用することで判定の出目を一つ10に変更可

・マイナーで極光螺旋を使用することで攻撃力を+20

・マイナーで陽炎の衣を使用で隠密状態に

・先生の授業4でダイスを一つ10に変更可能(1シナリオ1回)

双つ星・夜明け(オルトゥス・ステラ)

組み合わせ
飢えし影Lv1(2)アンプリフィケイションLv3(4)ホーリーシャインLv2(3)混色の氾濫Lv1(2)コンセ:ウロボロス無幻の色彩授業:射撃術1,2.3.4
タイミング
技能
RC
難易度
対象
射程
侵蝕値
15
条件
ダイス
C値
達成値修正
攻撃力
100%未満
7+2
2
81+2d10
100%以上
7+5
2
86+2d10

彼女が持つ二丁拳銃、夜明けの星の一撃

コンボ名 双つ星・夜明け(オルトゥス・ステラ)

組み合わせ 無形の影+飢えし影Lv3+アンプリフィケイションLv5+原初の白《ホーリーシャイン》Lv4+混色の氾濫Lv1(2)+虚ろなる軍団+カオスインパクトLv6+背教者の王+コンセ:ウロボロス+無幻の色彩+授業:射撃術1,2.3.4

侵蝕値 15

判定 22dx7+10+5+3+(ダイスボーナス)

攻撃力 84+2d10

・ゾディアックウェポンキャンサー起動でガード値-10、装甲無視付与

・妖精の手を使用することで判定の出目を一つ10に変更可

・マイナーで極光螺旋を使用することで攻撃力を+20

・マイナーで陽炎の衣を使用することで隠密状態に

・『紅き星の刹那』を使用することで攻撃力+40

満ちる星(ハートフル)夢幻の蒼(ファンタジア・ブルー)

組み合わせ
原初の赤:シューティングスターアンプリフィケイション飢えし影原初の白:滅びの光カオスインパクトコンセイトレイト:ウロボロス
タイミング
技能
RC
難易度
対象
射程
侵蝕値
14
条件
ダイス
C値
達成値修正
攻撃力
100%未満
7+11
7
2+10
141+1d10
100%以上
7+14
7
2+10
331+28d

放つ弾丸は彼女の全て


[>]
コンボ名 満ちる星(ハートフル)夢幻の蒼(ファンタジア・ブルー)

組み合わせ 原初の赤:シューティングスター+アンプリフィケイション+飢えし影+原初の白:滅びの光+カオスインパクト+コンセイトレイト:ウロボロス+無幻の色彩+授業:射撃術1,2.3.4+コネ"鬼橙”のルミナリア

侵蝕値 16

判定 22dx7+14(ダイスボーナス)+アイテム

攻撃力 121+1d10

効果 ガード値-45

・ゾディアックウェポンキャンサー起動でガード値-10、装甲無視付与

・妖精の手を使用することで判定の出目を一つ10に変更可

・マイナーで極光螺旋を使用することで攻撃力を+20

・マイナーで陽炎の衣を使用することで隠密状態に

・罪なる痛みを使用することで攻撃力+40

・背教者の王を使用することで攻撃力+浸食率÷10(12で計算)

・『一撃必中』を使用することで攻撃力+19+1d10 ガード値-5 達成値+14

・先生の授業4でダイスを一つ10に変更可能(1シナリオ一回)

・『夜空の瞬き』を使用することで攻撃力+18 シナリオ1回

・『ローレライの歌声』を使用することでC値-1 ダイス+3 達成値+10 シナリオ1回

・ 『咲き誇る銀灰色』を使用することでドッチ不可にしつつ、与えたダメージの半分をさらに相手に与える シナリオ1回

・原初の【虚】崩壊のスフィアを使用でダメージ+14d10

・原初の【灰】冥王の臓腑を使用することでダメージ+7d10

・『紅き星の刹那』を使用することで、ダメージ+95+5d10 ガード値-25

・『紅き星の抱擁』を使用することでダメージ+6 シナリオ3回

・崩壊のスフィア使用時、カトブレパスアイを使用することで重圧を付与

夢幻の閃光(ルミナス・ハート)

組み合わせ
無形の影+飢えし影Lv3+アンプリフィケイションLv5+原初の白《滅びの光》Lv7+混色の氾濫Lv1(2)+虚ろなる軍団+カオスインパクトLv6+背教者の王+コンセ:ウロボロス+無幻の色彩+授業:射撃術1,2.3.4
タイミング
技能
RC
難易度
対象
射程
侵蝕値
条件
ダイス
C値
達成値修正
攻撃力
120%~159%
7
2
160%~
7+20
7
2+9
219+1d10

コンボ名 夢幻の閃光(ルミナス・ハート)

組み合わせ 飢えし影Lv3+アンプリフィケイションLv5+原初の白《滅びの光》Lv7+混沌の氾濫+カオスインパクトLv6+背教者の王+コンセ:ウロボロス+無幻の色彩+授業:射撃術1,2.3.4


侵蝕値 15

判定 22dx7+14+(ダイスボーナス)

攻撃力 97+1d10

・ゾディアックウェポンキャンサー起動でガード値-10、装甲無視付与

・妖精の手を使用することで判定の出目を一つ10に変更可

・マイナーで極光螺旋を使用することで攻撃力を+20

・マイナーで原初の青《陽炎の衣》を使用することで隠密状態に

・『紅き星の刹那』を使用することで攻撃力+55

・罪なる痛みを使用することで攻撃力+41

・『紅き星の抱擁』を使用することで攻撃力+6 1シナリオ3回

星に願いを(ウィッシュスター)

組み合わせ
原初の紫:絆の陰陽
タイミング
技能
難易度
対象
射程
侵蝕値
4
条件
ダイス
C値
達成値修正
攻撃力
100%未満
100%以上

願う未来を勝ち取るために、因果を捻じ曲げ思いを通す

[>]
コンボ名 「星に願いを(ウィッシュスター)

組み合わせ 原初の紫:絆の陰陽Lv7(8)

侵蝕値 4

効果 ロイスがPの場合達成値+Lv×2 Nの場合-Lv×2


・1シナリオに3回『紅い夜の抱擁』を使用することでレベルを倍にして適用する

星々の加護(ステールラ・プロテクション)

組み合わせ
妖精の手Lv1(2)
タイミング
技能
難易度
対象
射程
侵蝕値
5
条件
ダイス
C値
達成値修正
攻撃力
100%未満
100%以上

彼女が引き出す星の力が味方の加護になり力をあたえる

コンボ名 星々の加護(ステールラ・プロテクション)

組み合わせ 妖精の手Lv5(6)

侵蝕値 5

効果 判定の出目一つを10に変える

接続・星の領域(むそうのあおいほし)

組み合わせ
万象の虹
タイミング
技能
難易度
対象
射程
侵蝕値
6
条件
ダイス
C値
達成値修正
攻撃力
100%未満
100%以上

コンボ名 接続・星の領域(むそうのあおいほし)

組み合わせ 万象の虹

侵蝕値 6

効果 いつでも使用できる。あなたの登場しているシーン内で使用されたエフェクトひとつを対象とする。あなたは対象のエフェクトを取得する。取得したエフェクトのLVは1となる。 なお、「制限:-」以外のエフェクト、およびエネミーエフェクトは取得できない。このエフェクトは1シナリオに1回まで使用できる。


自身の尊敬する想い、再現したいモノ、それを模倣する奥義

武器常備化経験点種別技能命中攻撃力ガード
射程解説
"ハートフル"(グロック17) 0 0 射撃 5 10m この武器を使用した射撃攻撃の命中判定のダイスを+2個する。
たくさんの心と向き合い続けた男が、最後に"ハートレス"との決別に使った銃。それにちなんでハートフルと名付けた。らしい

アズサ先輩からのもらい物
ゾディアックウェポン:キャンサー 30 装備している武器あるいは防具を選択する(ハートフルを選択)
このシーンの間以下の効果を得る
侵食値は5点上昇する

装甲値無視、ガード値ー10
防具常備化経験点種別行動ドッジ装甲値解説
戦闘用特殊装甲服:ゲヘナ制服 35 防具 -5 18 この防具を装備している間、あなたを対象に含む「対象:範囲、範囲(選択)N体」の攻撃が行われた時に使用する。
その攻撃の対象をあなたのみに変更する。その攻撃であなたはカバーリングの対象になることが出来ない。
この効果は1シナリオ1回まで使用できる。
紺色スクールバック 15 その他 10 解説:見た目はまさしくシンプルなデザインのスクールバック
しかし中には防弾ベストやガスマスク、電磁バリア展開装置といったキヴォトスで生き抜くために必要なものがたくさん詰まっている。

効果 あなたの最大HPを+10して装甲値を+10する
一般アイテム常備化経験点種別技能解説
マリア先生の選択授業:射撃術 授業 1コマ目 射撃攻撃の命中ダイスを+2個する

2コマ目 射撃攻撃の命中ダイスをさらに+2個する

3コマ目 更に射撃攻撃の際、達成値を+3する

4コマ目 一つの出目を10にする
マリア先生の選択授業:経済学 授業 1コマ目 常備化ポイント+3
2コマ目:あなたが行なう<調達>の判定の達成値を+2する。
3コマ目:あなたは通常効果に加えて、常備化ポイントをさらに+4(合計+7)する。
マリア先生の選択授業「レネゲイド基礎Ⅰ」 授業 1コマ目 エフェクトを使用する際に上昇する浸食率をー1する シナリオ一回
マリア先生の選択授業「レネゲイド基礎Ⅱ」 授業 1コマ目 バックトラックを振る前に侵食率を-3%する

2コマ目 上記の効果をバックドラックを振ったあとにも使用できる

3コマ目 通常効果を使用する際、更に2%マイナスできる
コネ:手配士 1 コネ 購入判定のダイスを+3個
コネ:手配士 1 コネ 購入判定のダイスを+3個
デモンズシード 3 アイテム 「シューティングスター」の最大レベル+1
カトブレパス・アイ 10 アイテム 解説:『古来の博物誌に描かれた架空の生物、カトブレパスの瞳……と言われているEXレネゲイドに感染した宝石だ。
   この瞳ににらまれた相手は脚が竦んで動けなくなる、って話だが……。』
効果:「タイミング:オートアクション」でかつ「対象が行なうダメージロールの直前に使用する。そのダメージを+〇する」と書かれたエフェクトと同時に使用する。
   そのダメージロールによるダメージを受けた対象に、バッドステータスの重圧を与える
『小型仕込み爆弾』 10 アイテム 種別:エンブレム/使い捨て
解説:超小型で設置しても目立たない爆弾。しかし威力はホンモノ。なおかつボタン1つで遠隔操作し起爆することが出来る。
   喧嘩の時に使うもよし。気に食わない店を破壊するのに使うもよし。爆発という芸術を追い求めるのに使うもよし。汎用性の高い一品。
効果:イニシアチブプロセスで使用する。シーンのエンゲージを1つ選ぶ。
   そのエンゲージに存在するキャラクターすべてに、5d10点のHPダメージを与える。この攻撃に命中判定はなく、対象はリアクションを行なえない。
銀鏡イオリ:『一撃必中』 35 リレーション あなたが攻撃を行なう直前に使用する。
その攻撃に組み合わせたエフェクトのレベルをすべて+1する。この効果で最大レベルを超えてもよいが、使用回数は増加しない。
また、その命中判定の達成値を+[組み合わせたエフェクトの数]×2する。
この効果は1ラウンドに1回まで使用出来る。
灰原ユリカ:『両掌の追憶』 30 リレーション REC:灰原ユリカ
解説:ユリカの中に眠る"妹"、その一人が持つ記憶。
   顕現する夜の権化と、透き通るような歌声を、彼女はハッキリと覚えていた。
   しかし、握りしめた掌の温もりだけは思い出すことが出来なかった。

『夜空の瞬き』攻撃の直前に使用する その攻撃のダメージを+18する その攻撃の対象は「単体」以外でなくてはならない
シナリオ1回

『ローレライの歌声』
シーンに登場しているキャラクターが判定を行う直前に使用する その判定のダイスを+3個 達成値を+10 C値を-1する
シナリオ1回まで

強化効果 上記の能力を二つとも使用する事が出来る
灰原ユリカ: 『咲き誇る銀灰色』 65 リレーション REC:灰原ユリカ
解説:大地より咲き誇る銀灰色の荊が躯へと絡みつき、生命ごと血を啜り上げる、ユリカが得意とする殺人業。
   白百合の花言葉は『純潔』であり、黒百合の花言葉は『復讐』である。
   しかし、穢れた灰色の乙女と化したユリカの心は、清らかさも憎しみも歪みに歪み……残るはひとつ、ただ己を破滅へと至らせる使命感だけであった。
通常効果:お前が、攻撃の命中判定を行なう直前に使用する。その攻撃に対して、対象はドッジを行なえない。
     また、その攻撃で1点でもダメージを与えた場合、対象はHPを[その攻撃で受けたダメージの2分の1(端数切捨て)]点失う。
     ただし、この効果で対象が失ったHPと同じだけお前はHPを失う。
     この効果は1シナリオに1回まで使用できる。
強化効果:お前は通常効果により、対象が失ったHPと同じだけではなく、[お前の現在のHP-1]点のHPを失う。
作家(スプリクトル)『イマジナリーフェイクレス』 25 リレーション あなたが判定のダイスを振った直後に使用する、その判定のダイス目を一つ10へと変更する
この効果は判定を行っている最中にも使用できる

ただし、この効果を発動する場合「誰かの為に行動している事」をロールプレイとして描写しなければならない
その描写が行われたかは。最終的にGMが判断する
コネ"鬼橙"のルミナリア” 10 リレーション REC:"鬼橙"のルミナリア
解説 ギルド傭兵団の新入り"鬼橙”のルミナリアとあなたとの因縁を現すリレーションデータ。

通常効果 あなたが行う<RC><意志>の判定ダイスに+2個する

強化効果 あなたが行う<RC><意志>の判定の達成値に+3する、また、あなたが行う「技能:<RC>」のエフェクトを使用したダメージに+1d10する
"鬼橙"のルミナリア:『紅き星の刹那』 30 リレーション REC:"鬼橙"のルミナリア
解説「九音さんのポエムなので省略」

通常効果 もともとのシンドロームがウロボロスであるエフェクトを使用するときに使用する
そのエフェクトの効果を貴方が受けている間、貴方が与えるダメージを+(そのエフェクトのLv×2)受けるダメージを-(そのエフェクトのLv×2)する
この効果は1シナリオ3回まで使用できる

強化効果 貴方が使用したエフェクトが《極光螺旋》であった場合通常効果の代わりに使用できる。
そのエフェクトの効果を貴方が受けている間、貴方が次に行う攻撃の判定に組み合わせたエフェクトのレベル全てを+[《極光螺旋》で上昇した侵蝕値]する
この効果で最大レベルを超えても良いが、使用回数は増加しない。

ただし、この攻撃の終了後あなたはHPを[《極光螺旋》で上昇した侵蝕値×10]点失う。
"鬼橙"のルミナリア:『紅き夜の抱擁』 30 リレーション REC:"鬼橙"のルミナリア
解説「九音さんのポエムなので省略」

通常効果 もともとのシンドロームがエンジェルハイロウであるエフェクトを使用するときに使用する。
そのエフェクトのレベルを+2して効果を適用する。最大レベルを超えても良いが、使用回数は増加しない。
もしくは、そのエフェクトのコストをー2する(最低1)

複数のエフェクトを組み合わせていた場合、一つを選択して効果を適応する。
この効果は1シナリオ3回まで使用可能

強化効果

あなたが使用したエフェクトが《絆の陰陽》だった場合、通常効果の代わりに《絆の陰陽》のレベルを2倍にして効果を適用する。
福永みのり:『君と紡ぐ物語』 40 リレーション REC:奥村雪男/福永みのり
解説:とある同人誌即売会で販売された伝説の同人誌。今では入手困難な一冊である。
   剣を操る戦士、トリッキーな女格闘家、言葉を矢にして放つ弓師、そして、流星を降らせる魔法使いが紡ぐ物語。
   きっと、この物語は貴方の想いを守ってくれるだろう。
通常効果:セッション開始時に以下の効果から1つ選択する。そのセッションの間、あなたはその効果を使用できる。
     すべての効果は1シナリオに1回まで使用できる。
     ただし、この効果はシナリオ内に登場しているPC誰かに対し、ロイス(感情:ポジティブ)を取得していないと使用できない。
     《破却宣言》:オートアクションで使用する。シーン内で使用された「制限:」のオートアクションを打ち消す。
     《胡曼藤爛漫》:マイナーアクションで使用する。あなたは隠密状態になり、その次に行なう攻撃では攻撃の対象を2体に変更する。
     《展開:蒼の領域》:オートアクションで使用する。あなたがロイスを取得しているPCが使用したエフェクト1つをコピーする。
              ただし、コピーできるのはエネミーエフェクトを除く「制限:」のエフェクトのみである。
      また、コピーしたエフェクトのレベルは1とする。
     《狙撃一針》:あなたが攻撃の命中判定を行なう直前に使用する。判定のクリティカル値を-1(下限値5)する。
高級ポッキーギフト アイテム バレンタインに贈られたチョコレートを食べた時の思い出。
   苺にバニラ、ブルーベリーに抹茶と、種類豊富のチョコレートが太く塗られた、ちょっとお高いポッキー。
   1本だけ、持ち手の部分になぜか"噛み痕"が残っている。

あなたがバックトラックのダイスを振り終えた直後に使用する。あなたの侵蝕率を更に-5%する。
   この効果は1キャンペーンに1回まで使用できる。

使用済み 甘くておいしかった。
ウェーブキャットの腕時計 アイテム 贈物:ウェーブキャットの腕時計
必要経験点:0
種別:その他
解説:ある人物からもらった、普段の気持ちを形に込めた贈り物。
   ゲームセンターで2つまとめて取れた景品の片割れ。アラーム機能つき。時間が来たらニャーンと鳴いてくれるぞ。
効果:いつでも使用できる。あなたがそのシナリオ中に昇華したタイタスひとつを選び、それをロイスに戻す。ただし、Sロイスに指定していたタイタスは選択できない。
   この効果は1キャンペーンに1回まで使用できる。
マシロからのクリマスプレゼント アイテム 栄養満点ビタミンゼリー。
プラスチック型の大型ボトルにびっしり詰まった、食べ応えと栄養価の申し分ない個包装ゼリー。
ストイックなチョイスでありながらも、どんな困難な訓練でも、任務でも、あるいは2人で行なう共同作業でも―――
ボトルいっぱいのこれがなくなる頃には乗り越えられるだろう。という願いをひそやかに込めた。
バレンタインの聖者スカルマン アイテム 解説:ある人物からもらった、ある年のバレンタインデーの贈り物。
   モモフレンズのバレンタインコラボ商品。食べてしまえば骨も残らないが、込められた想いはきっと残る。

経験点計算

能力値 技能 エフェクト アイテム メモリー 使用総計 未使用/合計
30 17 564 358 45 1014 0/1014
侵蝕率効果表

現在侵蝕率:

容姿・経歴・その他メモ

姉を失った。
2年ほど前に、姉と病院から拉致をされた。
私は姉と一緒の部屋に監禁されて、姉と一緒にその部屋でそのまま数日を過ごした、すさまじく悪い環境ではあったけれど。お姉ちゃんと一緒ということもあり不思議と強く気を持っていられた、お姉ちゃんはそれに比べたら結構参ってたらしく、私の見ていないところでため息だったり悔しそうに壁を叩くようなところを見てしまっていた。
その度に、私はお姉ちゃんに甘えに行って、二人で帰ったらすることを話し合ったりしていた。

そこから2週間経って、連れて行かれる前にお姉ちゃんは
「先に行ってる、っていっても、心には着いて来てほしくないんだけどね。もし、お姉ちゃんが帰ってこなくても心は幸せにならなきゃだめだからね」
私の頭を撫でてそういったお姉ちゃんはどこか諦めたように無理して笑ってるように見えた、どこまでも不安で、どこまでも絶望して、それでも家族の為に無理して笑っていたようにみえた、なにかその時に言ったとおもうけど、その時に何を言ったのかは忘れてしまった。

それがお姉ちゃんとの最後の会話で、そこで一度、望月小夜は死んだ

私は40番目の被検体の筈だったらしい。目の前の研究者は言う。
「なんだ、実験ならさっき終了したぞ?うん?お前の姉?あぁ、彼女なら無事、実験が成功してね、ここには居ない。
生きてはいるが、アレがお前の知っている姉であるとはいえないぞ?」
どういうことかと、問いかける
「人の器にレネゲイドの意思を植えつける、といってもわからんだろう?そうだな、彼女は神様になったのさ」
彼女は自身の成功を誇らしそうに語ってきた、姉がそんなことになったなんて聞いたこっちの気分は最悪だというのに
「彼女に会いたいかい?」
今すぐにでも
「そうか、でも私にも計画(プラン)がある、今のうちは放置をした方が都合がいいんだ。まぁ、その分君が動いてくれるというのなら是非もないけれど」
提示された条件はあまりに分からなかったけれど、そのときの私に拒否権はなかった
「契約成立だ、これからよろしく頼むよ。心くん」
私は、悪魔と契約をした。神を人へと降ろす為に

履歴

relation date

名前:望月 心(もちづき こころ)
   笈掛 心(おいかけ こころ)

性別:女

誕生日 9月6日

年齢:15

ブリード:ピュアブリード

シンドローム:ウロボロス

ワークス/カヴァー:FHエージェント高校生/高校生

所属:ツータイム/万魔殿(パンデモニウム・ソサエティ)

コードネーム:欠けた夢幻(ヴァニタス)/蒼の星(ブルーステラ)

身長/体重:145cm/(付箋で隠している)

好きな事:おねえちゃんと遊ぶこと、読書、ゲーム全般、お洒落なこと

嫌いな事:芯が通ってないこと、したくないことをすること

ツータイム

彼女が所属しているFHのセル、研究を主に活動をしているらしい。
彼女の引き取り手である研究者 笈掛 九音が所属しているセルでもある。
彼女との決別の後、そことの関わることはもう無いのだろう






万魔殿(パンデモニウム・ソサエティ)

彼女が転入して気が合う生徒が居たから入った、生徒会ということもあり目的を果たすにはいいかなぁとかおもってたけれど予想していたよりずっと生徒からの支持率が低い上に無茶振りをされるので苦労が絶えない。
イロハと実質二人で回してる気がする
役職は参謀長






欠けた夢幻(ヴァニタス)


実験により消えた姉、それがもたらした彼女の心と在り方を表現したコードネーム。
学校で名乗るにはすこし恥ずかしかったらしい。
自分の衝動を知り、欠けたモノは自分で欲しいものを手にするようになった彼女は、もう二度とこの名前は使わないだろう






蒼の星(ブルーステラ)

代わりに、とつけて貰った二つ名。
姉と違い《夜》ではなく《星》としての能力を使うために名づけられた、色は好きな色だから気にしていないらしい
本来青い星というものは周りの星よりも高温で燃え盛り眩しいが、圧倒的に短命である。



望月 小夜(もちづき さよ)

行方不明の姉
《夜》のレネゲイドをその身に取り込み適合したのちFH研究所から脱走したらしい。
彼女と再会するために己の全てを賭けてこの世界に堕ちてきた





心の部屋(マイルーム)
プロフィール1


「やっぱり、折角の学園生活楽しまないと損だよね」

ゲヘナ学園高等部1年、万魔殿に所属する少女。
シンドロームはウロボロス、星の力を身体に宿し様々な事をする能力を持つ
本人の性格はゲヘナ学園の生徒としては温厚の方だけれど欲に忠実ではあり、気に入らない事や強制される事を嫌う。
基本的には素直な性格ではあるけれど何処か悪戯を好むところもあるのでちょくちょく、人を見て絡みに行く事が多い

プロフィール2


「私のしたい事…?食べ歩き!!」

彼女は非日常が好きである。
とは言えドンパチしているのが好きかと言われるとそうではなく、日常の中にある非日常を好む傾向がある。
お祭り事みたいな事が好きだったり、昔のお洒落な家具を飾ってみたり、その時にしか使わないモノ、指揮棒だったりも案外好きだったりする。
そんな彼女が気軽に楽しめる非日常というのが食べ歩き、学園都市だけあり食べ盛りの学生に向けてキヴォトス内には凝った料理屋が沢山ある。
そんな沢山の料理を友達と一緒に食べること、それが今の彼女のしたい事である。

プロフィール3


「……ちょっとだけ、前を向けるのもみんなのおかげなの」

生徒会長から無茶振りをされてシャーレに所属したのは良いものの周りは化け物だらけ、どうにか自分を主張しなきゃいけないと無意識に自分を追い詰めていた彼女は
同学年、かつ、同じ学校の彼の弾をみて「負けたくない」と思う
感情によって、活性化した彼女に芽生えた能力は模倣の力。
自身の心に輝く生徒一人一人を星に見立て力を借りる。
そんな能力が初めて発現したのが初めてのアリウス分校との戦闘、ムリョウとの邂逅の際、そしてその能力が力としてイメージを掴めたのはサテリット、星光の勇者。同系統の到達点を見たからである。
感情を通して絆を結び光となす。
繋がる星の光、星座のようなそれはまさしく彼女の宝物であり「心の色彩」なのだ。
これに気付いた彼女は、競うのでは無く並びたいなぁ。と自身の心にも漸く気付いたようである。

プロフィール4


「……たまにわからなくなるの、私自身の欲望が」

小さく呟く少女の顔は夜明けの星の様に儚げに

星空の下、ベンチに腰をかけながらゆらゆらと脚を揺らす。



FHセルに所属しながらゲヘナ学園にいる彼女には勿論本来の欲望≪ねがい≫が存在する。
彼女の衝動は飢餓。
この世界をもって彼女には何かが欠けている。
欠けた何かを求めているからこその彼女のコードネームは「欠けた夢幻」
そして、心を追いかけているのである。
しかし、そんな彼女も学園生活を続けているうちに「飢え」を感じる事が少なくなってきている事に気付く。

目的の為にここに居るのに、ここで過ごす事が目的になりつつある。


頼りになる先輩、親愛なる同級生に囲まれながら「欠けた心」が満たされる刻も近いのかもしれない

プロフィール5

「私は私のまま、一つ一つ出来ることを重ねていく。それくらいしか出来ることがないからこそ、一番星のように私は__」

シャーレの一員として何度も事件を解決してきた彼女だが。
周りのメンバーと比べて出来ることは少ない。
攻撃も力を貯めるのに時間が掛かる影響でそこまで早くもなく。何連撃も攻撃が出来るわけでもない
その上防御も手薄、いつも何時も誰かに支えられていた。
それでも、自分が前を向けば周りの仲間の助けになると。星が一つでは星座にならないように、心の色彩は紡がれて形になるのだと。
『その防御以外が、お前の取り柄だ!...前だけ見ろ、心!』
『大丈夫だ心、普段の心らしく、真っ直ぐ目の前にあるものと向き合えばいい』
いつの間にか頼りにされていたのだと、彼女は自信を持ち。また一つ領域が広がった。

夢幻の星(ステラ・ファンタジア)
それは不可侵の彼女の心。
けして消えることの無い、希望(こころ)灯火(ひかり)
曲がることの無い自分をぶつける彼女の星は、届くまで輝き続ける。

幕間の風景

「全てが虚しく無に帰すとしても、それは星々(わたしたち)輝かない(諦める)理由にはならない」
アリウスのリーダーの言葉に向けて銃を抜きつつ放った言葉。
彼女の星の力とは、個人の力ではなく。繋がった仲間との絆
たとえ一人一人の力で及ばなくても、積み重ねた気持ちこそが未来(いま)へと届く
どんなに星が遠くにあっても、地上にあるここに何年もかけて光を届けるように。
たとえ、全ての星が光を失うのが運命(さだめ)でそれが10秒後だとしても、星々が輝くのをやめないように

ただひた向きに、彼女は自分自身が出来ることを、周りの星々に劣らないように輝き続ける。

プロフィール6

「ん、この銃ですか?実は名前があるんです」
「右に持ってるのが夕暮れ(ヴェスペリィ)左のこっちが夜明け(オルトゥス)っていうんです」

夕暮れと夜明け、星の見える刻と星の消える刻。どちらも空は綺麗な蒼に染まる
明るい空の下に光る小さな星々は、これから輝く生まれたての星と昼に消える終わりの星、けれど、見えなくなるだけで星は昼間も宇宙(そら)に在る
たとえ、世界の裏側でなくても、彼女の光は消えることはないのだろう

星の始まりと終わり、二丁の拳銃。
それは(かのじょ)の始まりを、そして、終わりまで見届けるのかもしれない



とある回想

私がアイツから逃げ出したから生まれた次の作品
ヴァスト先輩から言わせれば私の「妹」
アイツの心の中はまだ、何もなくて、だからこそ、私を殺して自分を見つけたい。押し付けられたその価値観というわかりやすい餌に釣られてるのかもしれない
私の正反対、そして、お姉ちゃんを合わせて生まれた彼女とはまた出会うのだろう

でも、酷い話だとおもう
私はもう、お姉ちゃんに会えないということをこれからずっと、あの声を聞くたびに思うのだろうか
小さな時に聞いた彼女にそっくりな声を聞くと、否が応でも昔のことを思い出してしまう
ルミナリアはルミナリア、お姉ちゃんはお姉ちゃん、分けて考えないといけないはずなのに。

記憶を辿って、ルミナリアにそっくりな彼女は姉に擬態してる”夜”そのものだということも分かった
でも、だったら、どうして、もっと……
あぁ、せめてあの鏡で逢えたらこんなに苦しくなかったのかな。

さくらんぼ幕間、その後

今度の約束、あれはアズサ先輩とデートということになるのだろうか。
まぁ、私自身がその気持ちで誘っているので、なるのだろうかも何もないのだけど。

楽しみ、不安、ドキドキは二重の意味で胸に圧し掛かる。
……ホントに、なんなんだろう。
私にとってアズサ先輩って、なんなんだろう。

今まで感じたことを素直に吐き出して来ただけだったから、こんなことになるなんて考えてなかった。

私にとってアズサ先輩とは
「尊敬してる先輩」で「側に居て楽しい先輩」
これだけなら、一歩踏み込みたいなんて思わない。

クロノ先輩がホシノちゃんを想うように
メダ子先輩がマシロちゃんを想うように

私がアズサ先輩に抱く”特別”があるはずなのだから
じゃないと、私以外の「誰か」と一緒になるアズサ先輩を考えてこんな気持ちになることなんて無い筈なのに

幕間「こころのこころ」、その後


「あぁ、ついに言った、言っちゃったけど……なんかもう、凄い長かったような短かったような、テンションが高すぎてよくわからないことになってたなぁ…」
家に帰宅して自室に戻れば一人、顔を手で覆いながら今日の事を振り返る。
色々怖いアスレチックということだったけど、なんだか拍子抜けなほどこわくなかったなぁなんておもいつつ、いや、一人で初っ端動けなくなっちゃってたことを思い出して苦笑する

「一人だとあそこで終わりか、いやぁ、出落ちすぎるわね、私」
あそこで抱えて登ってく感覚も空を飛んでる感覚に引けを取らないくらい心地よかったなぁなんてことも思い返す辺りもう重症かもしれない、いや、重症も何も手遅れなんだけどね。

「とはいえ……失敗したなぁ」
アズサ先輩に渡してもらった銃”ハートフル”を手に持ちながらそんな風に一人で呟く。
「私の銃を渡せばよかったのに、なーんで渡さないかな私…うあーー、失敗したぁ…」
銃の交換とかロマンなのにぃ、と思いつつがっくしと肩を落とす。

「あぁ、でも……これから話したい事は沢山あるなぁ」
自分のこと、そして、アズサ先輩のこと、知ってるようで知らないことは沢山ある。
楽しいことも、嬉しい事も、悲しい事も、辛い事も、一緒に共有して一緒に支えあって、一緒に未来(いま)を歩んでいければいいな、なんて口元を緩ませながら

「お姉ちゃん、私、大好きな人が出来たんだ」
この静かな夜の中、心の中で繋がっている"姉”に報告する。
「もう、お姉ちゃんが心配しなくても、大丈夫。私はもう一人ぼっちじゃないから」
心配して、最後の最後までずっと心配して、そのままこの"世界"から塗りつぶされたであろう、たった一人のお姉ちゃんへ
「………」
私に好きな人が出来た、と聞いたらお姉ちゃんはどんな反応をしてくれたんだろう、喜んでくれたのか、心配してくれたのか、今ではもう、判らないけれど。きっと、笑ってくれてるといいなと信じて。
「……………」
割り切ろうとおもった、けど
こんなのじゃ全然物足りない、すっきりもしない
やっぱり、逢いたいし、いつか、逢えたらいいな。
その時は、私の大好きな人を笑って紹介しよう。
うん、こうやって前を向いてる方が私らしい。可能か不可能なんて想いの力は無限大なんだから、諦めなければいつか会える筈だから。
その時まで待っててね、お姉ちゃん。

とある日常の思い出話


今日、貰った腕時計を腕に早速つけてみる。
こう、時計としてはシンプルだけれど大事なのはやっぱり思い出なのか、ちょっとなれない感覚が少しこそばゆい
それでもこう、アラーム機能があるというので今後はこれで起きてみようかなと思いつつ、やっぱり起きれなかったらいつもの時計に変えるかもしれない、アラームとしては…ちょっとさすがに可愛い声だと起きれる自信はなかった。

「んへ、でも、形に残る思い出が初めて出来た気がするなぁ、まぁ、こっちを欲しがると際限なく物が増え続けそうだから…アレだけど」

ちょっと、照れくさそうに左腕にある時計をそっとなでて
「……おやすみなさい」
そこに、今日の思い出の中の人の名前を足して、今日の感謝の気持ちとともに眠りに付くのだった。

とあるバレンタインのお話


……貰ったバレンタインのチョコの眺めながら私は部屋で今日のことを思い出していた。
「………そっか、そうだよね」
ほんとに側にいるだけでよかったのかな、とか
私にできることって何だろうな、とか。色々と頭の中をぐるぐるしてたけど結局何も言えずに夜になって帰ってきてしまったわけだった。

「よし......いつか素直に、またこれを見て盛り上がれるようなそんな時間を手に入れてやるんだから!」
ケースの中に入っているのはスカルマン様のチョコレート。正直これをどうやって食べるかみたいなことは考えれてないのだけど、でも食べるときがあるとしたらそれは、全部のしがらみが無くなって、お互い心の底から笑って食べれたらいいな。

私は先の未来に覚悟を決めながら、そっと冷蔵庫にスカルマン様を保管しておくのだった。


diaryあるいは心の色彩(メモ帳)
X月X日

今日からゲヘナ学園へ入学、折角だから日誌でも書いていこうかなと思う。
棗イロハという同級生と一緒のお部屋になった。どうやらかなりゲームや本の趣味が合うみたいで徹夜をしてやりこんでしまった。次は勝ち越そうかなとおもう。

X月X+5日
......ゲームに勝てないのでジャンルを変える事にした。
フレーム単位とか、どうしろと。
1フレームは0.5秒らしい、しらんがな。

A月
A月2日

シャーレが設立されるとのことで万魔殿のほうからも人を派遣することになった。
誰が行くのかと思ってたら私らしい、え?私?
書類仕事から解放されるやったー!と思ったらそんなことはなかった。各学校からの代表者が来る様なので結構な人数になるらしい。
......大人数とか苦手なんだけどなぁ。

A月3日

とにかく人数と圧がやばい。
どんな挨拶したっけ?あまり覚えてなかったけど......。
とにかく個性の強いひとばかりだった、う、埋もれないようにがんばろう。

A月4日

今日がシャーレとしての最初の一日、仕事の場所はヴァルキューレの生活安全局。警察みたいな組織って聞いてたからもっとガチガチなところかとおもってたけど、あんがいゆるーいというか。学生特有の雰囲気みたいなのがあって一周まわって安心したというか、硬くならずに済んだっていうのもある。
お仕事の内容はパトロール、ミレニアム、トリニティと小さな揉め事を解決していたらゲヘナで美食研究会のハルナ先輩とアカリ先輩がファミレスを爆破したらしい。
彩が分からない料理人はどうかとおもう
カーチェイスの末に無事逮捕、タケル先輩は川に落ちて虎になってた。かわいい。
任務がひと段落してみんなとモモトークを交換。
......女子はともかく、男子の先輩になにをおくればいいのかしら、とベットの上で悶えてたらイロハに笑われた。
面倒だからって返信しないっていうのはドヤ顔の理由にはならないからね?

一緒に仕事をしたメンバー
ガンマ二号先輩  えっと、ロボットのような、でも人間のような??人造オーヴァードらしいけど、私も人造なんだけどちょっとタイプが違うというか...まぁ、そういうこともあるよね
あと、めっちゃでかい。近くに行くともうなんか真上見ないと顔が見れない。性格は明るく元気が120%位ありそう。爆発がすき。

シャルル先輩  イケメン。よくわらうというか、さわやか系の先輩。シンドロームは私と同じらしいけど全然力の使い方もちがくてなんか眩しいって感じだった。
漫画の主人公とかこういう性格してるよね、ヒーローモノに出て来そうというか。

タケル先輩  風紀委員の先輩。クールのような天然男子。こっちは乙女漫画にでてきそうなイケメン、なんでこうシャーレの男子は漫画に出て来そうなのが多いのか。こう、服が燃えてしまったので眼をそらしてたのがかわいいなと思った
あと、虎形態はいつか捕まえたいとおもう。

A月8日

今日は珍しく平和な一日、でありたい日だった。
ゲヘナでの黒と白の吸血鬼、その二人の戦争。たった二人の戦いだったけれど。あれはまさしく戦争といった様子だった。
一緒に行ったのはゲヘナの3年生ルーナ先輩と、同学年で風紀委員のシンクくんと、ヴァルキューレ1年生の平九朗さん。それと先生、5人でなんとか止めたと思ったけれど町はボロボロ、私も2回ほど死に掛けたというか、たぶん消し飛んでた。
意識が落ちると逆に何も感じないから便利だなぁとおもったけれど、それでも怖いものは怖かった。

まぁ、そっちはそっちでなんとかなったけど、問題はその後の風紀委員長の対応がすごく気に食わなかった。
いろいろあるのか知らないけど、自分たちがどっか行って起きた問題を誰の所為にしてとか...いや、別にマコト先輩は八景島シーパラダイスにいってたから悪いとかそういうのは自業自得というか、万魔殿が悪いとか言ってくれる分には受け入れれたのに。どうしてそこで唯一人風紀委員として残ってた彼が、頑張ってた彼が、風紀委員長が来たときに目を輝かしてた彼が失望されたような顔をされているのか、それを考えたら頭の中が真っ白になった。

風紀委員だから、万魔殿だからとかそういうのは無しにしても、この子が誰のために一生懸命なのかが痛いほど伝わってきたのは彼の能力なのか知らないけど、その思いを知ってしまうとどうしようもなく、泣けてきてしまった。
風紀委員長は立場もある、とかイオリ先輩は言ってたし、なんか分からなくもないけど。
現場を見てから言って欲しい、理屈を抜きにして、アレで何にも感じないようならもう、また直訴でもしに行こう。今度は休みを見計らって。

一緒に頑張ったメンバー
ルーナ先輩  今回は私と一緒に露払いをしてくれた先輩、お酒はいいですけど私は呑めませんよ?あと、なんか無理してたりしないかな、少し同じような匂いがする、気がする?

平九朗さん  ヴァルキューレの一年生、すっごくたのもしい。黒の吸血鬼相手に殴り合いをしてた。いや、普通あんなの無理、正面から殴り合いとか絶対冷静じゃいられない、流石は未来の警察官って感じ。
あとイケメン、シャーレの男子ちょっと素材が良過ぎない?

シンク君  問題の子、こう、なんだろ。誰かのために必死になれるって良いよね。応援してる あとかわいい、風紀委員の女の子の制服とか着せられてそう、こっちはこっちで需要ありそうな男子、素材がいいのよやっぱり。

A月13日

今日は百鬼夜行のお祭りを妨害する輩がいるとのことでそれの対処をするお仕事。
メンバーは百鬼夜行所属の清花ちゃん、美麗ちゃん、前回に引き続き一緒になったゲヘナ3年生のルーナ先輩とマリア先生。
警備をしてたところ花の声が聞こえる子と遭遇、運送業者の管理が杜撰でこのままだと枯れてしまう!ということに気づいた、いや、幾つか駄目になりそうだったからほんとに危なかったかもしれない。
みんなで花を整備、綺麗だった花畑が生き生きと、輝いて見えた。こういうのを見てると農業とかのすばらしさも分かるなーって感じだった
そうこうして、散歩と監視をしているとなにやら物音が。
どうやら最初に言っていたお祭りを妨害したい輩が助っ人のおねーさんを呼んで現れた。
風情も分からない三下は大したことなかったけど、その助っ人の強さがほんとにえげつなかった。私達全員の攻撃を受けても少しのダメージで済まされてしまった。
次は絶対に認めさせてやろうと思う。

依頼自体は大成功。
百鬼夜行の幻想的な雰囲気の中で開催されていたお祭り、そこにシャーレの皆で一緒にわいわいと500円玉を握り締めてお祭りを楽しんだ思い出は、私の中のたりないナニカを少し、埋めてくれたようなそんな感じがした。

一緒に楽しんだメンバー
清花ちゃん 元お祭り実行委員会のメンバーなんだそうだ、今回も結構手馴れた感じに人をつかってたし、また戻ればいいのになー、私は百鬼夜行じゃなくてゲヘナ学園所属だからね?戦闘の時も何度も攻撃を防いでくれたり、百鬼夜行侮りがたし。

美麗ちゃん テンションは清花ちゃんに近いけどなんかミステリアスな雰囲気が魅力的、何でもかんでも肯定。私は押しで転入したりとかしないから......
助っ人の女の人について、何か知ってたりするのかな?なにか、引っかかってた様子だったけど

ルーナ先輩 何時もの先輩、っていうけどまだ2回目なんだよね。あまりにこう、親しみやすいというか...息が合うのかな???戦闘の時はかっこいいし、うーん、憧れの先輩かもしれない。マコト先輩と入れ替えれないかな。

A月18日

今日はトリニティにて脅迫状を受けたピアニスト、有馬さんの護衛任務。
最初はどんな陰湿なやつが送った手紙なんだと思ってたけど、いざ調べてみるとその犯人は死んだはずだった彼の昔の想い人であるかをりさんであることが判明した。
彼女は(正確には楽器に宿ったRBであるため彼女ではないが)トリニティの陰湿な部分、嫉妬妬み、恨み、そういった部分が楽器に宿って彼に危険が及ぶと判断、実態ももてないなか自身の存在を削ってまで必死に脅迫状をつくり、彼を守ろうとしたらしい。
有間くんの意地も好ましかったけど、かをりさんの彼への入れ込み具合とその必死さも、すごく好ましかった。
私達が意地でも彼女を守って見せると。約束して向かえたコンクール本番の時。
現れたのは怨霊のような亡霊、彼の腕がねたましくて浅ましく足をひっぱる負け犬共、そんな負け犬達も数が揃えば厄介で、守るといったのに数に囲まれて追い込まれる始末。
今日一緒に任務に付いた、薫先輩やアズサ先輩、シンク君と一緒に頑張るけれど、どうしてもキリがない。
......そんなピンチな時でもアズサ先輩の表情は全然変わらなかったのは、正直場馴れしてる戦士、といった感じだった。
シンクくんも、全力で応戦していたし、菫先輩に至ってはお化けを怖がらせていた、やっぱり百鬼夜行ってやばい...。
それでも倒しきれずにどうしよう、となっていたら。土壇場でピアノの音が聞こえず、彼女の姿も音も聞こえないはずの彼と、それが分かってるはずの彼女が、息ぴったりに演奏を始めた。
その音は、彼らの音楽への愛とお互いの気持ちがダイレクトに伝わってくるような、心が揺れるという表現がぴったりな演奏だった。怨霊たちもそれを感じ取り、恨みも妬みもなくなったのか、きれいに消えていった。
護衛任務のはずが守られてしまった、うーん、どうなんだろこれ。

今日のメンバー
シンク君 なんか見知った顔になってきた。たくさん庇ってもらったのでいつかその恩は返さないと。好敵手に守られっぱなしっていうのもなんだかいやだし。

アズサ先輩 現実主義の先輩、ロマンを追わない、理想も追わない、ただただ最善を尽くす。頼もしかったし優しい感じもしたけど、文にあらわすと改めて覚悟ガンギマリすぎてませんか?私も、これくらいの覚悟は必要なんじゃないかなと、なんだか突きつけられた気分。

薫先輩 百鬼夜行のやばい生徒その3 お化けを逆に怖がらせる。え?死んでるとかいってたけど...お、お化け???

A月27日

今日はシャーレの業務があった。
完全に油断していた、業務を幾つかこなして慢心していたのかもしれない。あの時そんな予感はあったのだからむりやりにでも私が彼女をひきとめていれば......
先生も先輩達もやさしいからきっとそんなことないよと言ってくれるのだろうけど、嫌な予感は感じていたのだから

襲ってきた相手はアリウス分校2年五老海 ムリョウ。
軽い動作で何度も重い一撃を放ってくる。戦いなれたというか、すごく実践的だったというか…あれ?似たようなことどこかでおもわなかったっけ?

先輩達のお陰で私は無傷で帰還、なんというか、守れなかった私がしっかり守られてるっていうのはなんだか、心が痛かった。
......でも、シンクくんの技の模倣のお陰で、先輩達との絆の意味を、守ることは出来たと思う
__撃ち出す(ロイス)(感情)の欠片
あの時の私の大切なものをおもいっきり撃ち出したけれど、彼の強さの意味が少し分かった気がした。

今日のメンバー
クロノ先輩 アビドスの2年生、手品みたいな技を使う。取り乱さない、なんというか。エンターティナーだったイメージ。

ルーナ先輩 ......時々お姉ちゃんの影がちらつく、というか。甘えたくなっちゃうなぁ。よくない、ちゃんと頼れる後輩でいないと

グロリア先輩 トリニティの3年生、聖剣使いのまた、ちがった感じの...お姉ちゃんというか、お母さんというか、世話好きそう。戦闘が終わって気絶した私を運んでくれた

B月
B月3日

今日はゲヘナと百鬼夜行の交流会があった。もちろんそのことは知っていた私は張り切ってシャーレのみんなと警備に当たっていた
色々な人がいろいろな演劇をして、先生たち曰くすごく歴史がぐちゃぐちゃになってる劇だったらしいけど、みんながそれらしさというか、色を放っているようで綺麗というか、私的にはそれがいいなぁと感じるような劇だった。
ほんと、それで終わってくれたらよかったのだけど、いつかのハグレ忍集団がよりにもよってイブキを誘拐
ぶちぎれてたのと必死だったのであまり記憶が曖昧なのだけど……。なんか、イロハの戦車がすごい勢いで走ったり沼にはまったり宙に浮いたりと冷静に言葉を並べるとなに言ってるんだってことをしてる気がする。
最終的に城の戸を突き破り???←なにいってるのかよくわからないけど、記憶はそう
城の上の階でイブキを助け出すために戦ったのは、前百鬼夜行に来たときにも遭った鬼の仮面をつけた女、それと仮面をつけていない男の子。
二人を倒してイブキを助け出したけれど、こっちもボロボロ、先生が見逃すといったので見逃した。
一つのことに固執して、周りを見ないとホントに欲しい物まで取りこぼすことになる。頭に血が上ってた私にはすごくいい言葉だった、美麗ちゃん。たまにかっこいいこというのよね。

一緒に行ったメンバー
シンク君 相変わらずすごい一撃……!負けてられないわ。戦車に一緒にいたときの反応はかわいかったので、ちょっと弄りたいけどまだちょっと冗談で済むラインがわからないから保留

美麗ちゃん なんというか、普段からとらえどころがないのだけど。偶に言う言の葉がすごく重いというか。ホントに同学年なのかわからなくなることがある。

清花ちゃん 巫女ぱわー、全開!なんというか。芯がしっかりしてるのがつたわってくるというか、なんやかんや強かなかんじがする、ちょっと見習いたい

B月4日

今日は不思議な夢を見た。
何処かで誰かが、自分自身の作品を世に出せなかったことを嘆く、だけれど諦めずに物語を紡ぐ。そんな夢を
どこか舞台の一節みたいなそんな夢が私は結構気に入っていたのだけれど、ふとしたことでそのときシャーレにいたシャルル先輩、ガンマさん、アズサ先輩も同じ夢を見ていたことがわかった。
同じ夢を偶然、今日シャーレに居る4人が見る?と幻想的だった夢は瞬間、反転したかのように恐ろしい夢に変わった
一体この夢はなにを意味しているのか、そんな風に疑問に思っていると。シャーレの電話がなった。
どうやらトリニティで騒ぎが起きてるらしい、何時も通りにシャーレのお仕事ということで現場に向かったのだった。

そこで出会ったのは人形。
レネゲイドビーイング、人ではない勇者。曰く、不義を行う悪を断罪するモノだという。
二つ名は星光の勇者。名前はサテリット。
正直、彼女の在り方と能力に思うところはあった。
彼女の動機は納得のいくものだったし、理解できる事もおおかったけど、力比べをしてみたい。自分を試してみたいと思ったのは初めてだった。
同系統の能力、そして眩しい在り方。彼女は自分のことを作品と言っていたけど、私だって似たようなものだしなんて。
競争相手に出会った気分だった、(シンク君)とはまた違ったベクトルで負けたくないなと感じたのだった。

そうして交戦して先輩達のお陰もあり倒すことが出来たわけだけれど。
星光の勇者というだけあって、まだ成長段階の私じゃ一太刀を与えるのが精々といったところだった。
まさにレベルが違うといった感じ
けれど、あの領域(ステージ)にまでいつかたどり着いてみたいとそんな風に感じた
いくつもの星が輝くあの煌きの中で、一際輝く蒼い星でありたい。星の力の使い方の数ある一つなのだろうけど、一つのあり方を見つけれたようなそんな気がした。

ちなみに後日談じゃないけれど、戦いの果てぼろぼろになったサテリットだったけど。あのあとミレニアムの技術力で動けるようになったらしい。ミレニアムってすごいなぁ…予算とか幾らかかったんだろ?シャーレ持ちなのかな。ユウカさんが面白い反応しそうではある。

今日のメンバー
シャルル先輩 相手が強いほどなんだか目をキラキラさせてた、龍の珠集める主人公かな?こっちもなんか勇者って感じだよね、うん

ガンマさん ヒーローのあり方を貫き、誰よりも優しい戦士。彼を生み出した博士っていうのもきっとすごくいい人なんだろうなぁ。世界が平和じゃないと全員の味方なんてホントに心が強くないと出来ないとおもう、全員の味方っていうのはそれくらい難しいことだから。

アズサ先輩 くーるあんどりありすと、のなかに優しさを持ってる。あと人の心に敏感。気遣いの出来る先輩。なんでこの人トリニティで問題おこしたんですかね???

B月21日

今日は風紀委員長が無茶のしすぎで倒れたから助けてほしいとイオリ先輩からシャーレに要請があった。
……いや、なんというか、万魔殿(うち)の会長の耳に入らなくて良かったとおもう。っていうのが最初の感想だった。
私も私で生徒会での仕事もしているしある程度は手伝えるだろうとタカをくくっていたのだけど、正直甘かった。
湯水のように沸いて来る書類と仕事、一つ一つにミスを許されないくせに処理能力の早さを求めてくる。なんなんだろう、ここまで風紀委員が大変なことをしているとは思っていなかった。
イオリ先輩とシンク君、タケル先輩、ルーナ先輩と私、見事にゲヘナであつまって処理をしていたけれど火の車というか仕事は増える一方、こんなんじゃ助けるどころか学園が大変なことになるんだけど!?とそんなピンチの時に現れたのが、先月ゲヘナの自治区と寮を破壊した吸血鬼の片割れのヴァミ先輩であった。
彼女を味方にしなければ、この仕事は終わらない!!そう感じていたのかタケル先輩の土下座はすごく綺麗かつ、素早かった……
なんやかんや説得をしてそのまま仕事を手伝ったりしてもらったけど、ヴァミ先輩の疲労回復方法、あれはちょっと危ない、ちょっとじゃない、あぶない

その後、一日が経ってイオリ先輩が倒れ、更に一日後にアコ先輩が倒れ……いや、これ日記に書いてるけど結構な状況よね???
まぁ、ヒナ先輩の看病をしていたアコ先輩が倒れたことで看病の仕事が回ってきた。
病気をしていた彼女はすごく気弱で、押せば倒れそうだった。でも自分にも厳しいのは相変わらずで、もやもやしていた私はついつい熱くなって辛く当たってしまった。ルーナ先輩が止めてくれなかったら大惨事だったかもしれない。
その分看病のためにつくった卵粥は好評だった。
彼女には周りを良く見てほしい、こんなに頑張ってる仲間たちが居るんだから。

最終日まで何もなければいいななんて思っていたけど、そんなわけもなく、不良たちがヒナ先輩の体調不良を聴きつけ殴りこみに掛かってきた。リーダーはなんか既に顔がぼこぼこだったけどそれなりに強かった。名前はリュウセイだっけ?なんか属性が被るのでやめてほしい。
とはいえ、たった9人でシャーレの4人を相手に出来ると?という感じに返り討ちにしたけれど……シンク君の一撃、また強くなってたなぁ。
連中を鎮圧して、一息ついたらその後に続いて不良の大群が現れた。ざっとみて50人以上はいそうというか、数えるのはやめたけれど……すごい数だったのは覚えてる
どうして人数を覚えてないかといわれると、完全復活したヒナ先輩が一人で全部片付けちゃったからなんだけどね。
やっぱりあの人もとんでもないなぁ……。
でも、となりのシンクくんがよくやった、って撫でられてるのとか、「ありがと」っていってくれたのを含めて、手伝ってよかったし、この先も頑張ってほしいなって思った。


今日のメンバー
シンク君 本日の癒し枠だけど、実はすごく過激思考だということに気付く…正面突破は作戦というの?それ

タケル先輩 天然たらし。他人のために自分を躊躇無く盾に出来る人間って中々居ないと思うというか…でも確かにヴァルキューレのみんなもあんな感じだしウマが合うのも判る

ルーナ先輩 お掃除ばっかりしてた印象だけど、なんやかんや要点要点をしっかり支えてたよね、縁の下の力持ちに徹してたような感じ、さすがルーナ先輩、でも私は見てるからね!!

B月25日

(横線がたくさん引かれている)

C月
C月4日

今日はトリニティに行ったら、いきなり演劇をやれといわれた。
何を言ってるのかわからないと思うけど実際に言われた、ちなみに本番30分前。
カナちゃんがどうしてもこの公演を流すわけには行かないと綺麗な土下座を見た、いつかのタケル先輩を思い出して心が動いた
お礼になにかをおごるとの事だったのでシャーレのみんな、今日はクロノ先輩、グロリア先輩、ガンマくんの3人それにカナちゃんとラムダくん、それと私と先生を含めた7人で演劇をすることになった
ホントに大丈夫かな?これとおもったけど案外役にのめりこめたり皆がフォローしてくれたお陰で大喝采
えーーーこれ、30分クオリティなんだけど......
まぁ、役の配分とかが上手く行った結果だったとしても、それ込みで結構楽しかったのでまた機会があったらやってみたいな、なんておもった。

今日のメンバー
グロリア先輩 主人公、めっちゃイケメン、正直あれはファンが何人か出来るんじゃないかってレベルで凄かった。練習、してないもんね、先輩も

クロノ先輩 裏がある敵キャラ、凄く似合う、なんなんだろ、あの、裏のある笑い方とか一筋縄じゃいかないところとか、すっごいマッチしてた気がするというか、活き活きとしてたきがする

ガンマくん 主人公のお供、王道カッコいい系。頼もしい勇者の仲間って感じ。正直原作であの後どうなるのかはみてみたいなとおもった

C月10日

今日はアビドスのお手伝いにいくことになった。
とはいってもお手伝いだから言われたことを手伝って色々するのかなぁ...くらいにおもってたら、にゃんこ金融の銀行員と顧問弁護士とかいうやつらが借金の担保にホシノちゃんを寄越せといいはじめた。
これは、言葉で戦う時が来たのか!!と気合を入れて対応をしようとすると、ふと後ろからシロコさんの声が
そのまま流れで銃撃戦、私達は校庭に出てやつらを迎え撃つことに。
しかし、そこで待っていたのは今まで報告で出て来たブラッドとベルデ、そこにペガサス藤田、さらに世界的犯罪組織ギルドのヴィンセントというオネエのやばいお兄さんとさっきまで顧問弁護士を名乗っていたマティルダの5人だった。
そのまま戦闘、ブラッドやベルデ、ペガサス藤田もそれなりの実力者だったが。やばいオネエのお兄さんであるヴィンセント、こいつはホントにやばかった。私の全力の一撃も、シャルル先輩の一撃も軽くいなしてしまうほどの実力者。裏の組織のトップというのは伊達じゃなかった
しかし、クロノ先輩やタケル先輩がたくさんの攻撃を防いでくれたお陰でなんとか撤退へ持っていくことができた。良くて引き分けって感じだったけど。うん、何とかなってよかった

お弁当を食べたばかりだったのにお腹がすいたのでアビドスの有名なラーメン屋さんに連れて行ってもらった。
あのラーメンは疲れた体にしみて美味しかった。チャーシューを4枚も食べたのですこし胃がもたれた。

今日のメンバー
クロノ先輩 初めて心くんって呼んで貰えた...!あと、知らなかったクロノ先輩の色々を知ったけれど、なんにせよ、クロノ先輩はクロノ先輩で、かっこいいなとおもった。
心くん、ってよんでもらえたのはやっぱりうれしい、日記書いてるけどにやけちゃうし...どうしよう、慣れないとだ

シャルル先輩 今日も頼りになるかっこいい先輩でした、って一言でいうのもなんか味気ない。なんだろ、後ろに先輩が居るってなると安心できるんだよね、そうだなぁ...先生がそばに居るのと似た安心感。海外で支部長をやってたっていうしそれでなのかな?

タケル先輩 なんか、たくさん守ってもらっちゃった。というか、なんでしれっという言葉があんなにかっこいいんですかね?でも女恐怖症。うーん、なんだか不思議
わんこそばならぬわんこラーメン。タケル先輩に似合うなとおもった

C月18日

今日は果てしなく大変な日だった。
まさか、ちょっとのつもりが一週間もお手伝いすることになるとは......。
依頼者はこの前お世話になった(?)ヴァルキューレの雪村先輩。こう、シャルル先輩の端末に助けてくれと連絡を寄越し、心配した私達が向かうとそこは......!!
そこは、名状しがたい地獄が広がっていた...いや、うん、散らかってたし汚かったし、幾ら急いでたとはいえちょっとドン引きをしてしまった
で、そこで何が起きていたかというと、雪村先輩が公園で死にそうな顔をしていた少女に声を掛けたら拉致をされ、こみっくパーティーに出す作品のお手伝いをさせられていたらしい。なんというか、この先輩実は厄介ごとに好かれるタイプなのでは?というか、女運悪そうだと思ったのは秘密
そして、作品を作っていたのは福永みのりちゃん、ミレニアムで創作活動をしているサークルの一人らしい。
とはいえ、このままだと雪村先輩が憔悴しきって倒れそうだったので一緒に来ていたシャーレのメンバーで手伝うことに
今回は運よく、本職(??)のウツロ先輩が居たお陰で色々苦労はあったけれど、うまいことみのりさんのインスピレーションに引っかかり作品は無事完成することとなった。
私も色々お手伝い(主にコスプレなど)をしたけれど、やっぱりこう、皆でがんばって出来上がった作品っていうのは思うところもあったし、頑張ってたみのりちゃんが嬉しそうな顔をして作品を持ち上げてた時は私もやっぱり嬉しくなった。
すっごい大変だったけど、終わってみたら不思議と良い体験だったなとはおもった。
え?次はもうちょっと余裕もって休憩も出来るペースでやりたいわね、うん

で、会場に行ったらまぁ、嫉妬なのか僻みなのかよくわからない連中にみのりさんが絡まれたけど。どーでもよかったので全員退場してもらい、イベントは無事に終えることが出来たっと。

今日のメンバー
シャルル先輩 今日の引率役兼ストッパー、先輩が居なかったら深夜テンションでブレーキが壊れて何処かに行った可能性があるなぁ、と冷静に考えて思った

シンクくん 会場での毒舌さ、私よりも鋭かった!そういえば今日は賢者の石使ってなかったわね、いやまぁ、あんな奴らに使ったりはしないわよね、切り札たし

ウツロ先輩 本業!頼もしい!というか、なんなんですかね、ミレニアムでの扱いが天上人って、結構面白いとおもうんだけどなぁ......退屈しないし、ちょっといかがわしいものも作ってるらしいけど、変なスイッチを踏まなきゃ良いのよ!



D月
D月11日

今日はこの前知り合った横山さんに知り合いを探して欲しいと頼まれた。
栞のようなものを渡されてこれが赤色に染まれば知り合いらしい、そんな探し方ある??とおもいつつ、ゲヘナの方に見回りに行くと不良が男子生徒を集って苛めているところに遭遇した。
やれ女の子に気に入られてるのが気に食わないだの、趣味が気に食わないだの、ねちねちねちねちと、うるさいやつだったのだけれど、すぐにどっかにいってしまった。男なのになんというか、もう...って感じだった
苛められていた方の男の人は五条新菜くん、といって、こう......衣装を作るのが趣味で、それを喜多川海夢さんに着て貰うのが好きらしい、海夢さんの方も衣装を着るのが趣味でかわいい服を作ってもらっては着たりをしてる関係だとのこと。
こう、コスプレ同好会をしている側としては結構羨ましいというかなんというか、興味ありますといった感じだったけど
見せてもらったそのデザインは私のコスプレのレベルを遥かに超えていて、た、頼めそうに無かった。

ちなみに、そんなやり取りをしているうちに、横山さんの探していた友人というのが小袖の手という怪異で横山さん自体も怪異だということをはじめて知った、人間社会に溶け込みすぎでしょう。

そんなこんなをしていると、さっき話した三下共が新菜くんに嫉妬したのか喜多川さんを拉致して衣装を燃やしてしまった。
なんてことを、と思っていると同胞を燃やされた小袖さんが喜多川さんを巻き込んで暴走してしまう、凄く仕方ないことだけれどこれをしても誰も幸せにならないと力説して説得(物理)を行った。
とはいえ、正気を失うほど怒るのも無理は無いとおもったけど、冷静にあんなやつらのためにこの先の楽しみを潰す方が馬鹿らしいわよね。

今日のメンバー

未麗ちゃん なんか金髪になってた。イメチェンかしら?とはいえ、なんというかいつものふわふわしてるようで何処か芯が通ってるいつもの未麗ちゃんだった。黒髪ロング仲間じゃなくなった、ざんねん

平九郎くん くだらない三下共をみて、私より先に手が出てる警察官候補。うーん、ゲヘナ寄りかしら。私としては凄く好ましいけど、シャルル先輩がみたら...まぁ、笑ってそうだからいいのかしらね

怜司くん なにやら陰陽術っぽい技を使ってた、よく聞けばそっちの出身らしい。なんか式神とか操りながら捜査とかしたらかっこいいわよね。陰陽刑事...!みたいな

D月12日

夢を見た。
まえにも、同じ様な夢を見た。
これは、サテリットのマスターである。作家(スプリクトル)の見た光景。
始まりはただ、救いたいだけだった。
人々を救いたいために紡ぎ始めた物語だったのに。
救うよりも先に、人間の心の醜さを見せ付けられた。
そんな、清らかな心を持つ作家がそれを虚しいと感じ、人々を侮蔑するのは自然の話だった。

空は赤く染まり、時間が止まったような静寂の中、前回と同じく事件が起きたのはトリニティ。
黄色い薔薇が人々を深い眠りに誘っていた。
全員が安らかに、心地良さそうに眠っていたけれど、どこをみても抵抗をした後が見える。
無理矢理に眠らされてるそれは、私には一人ぼっちの鳥かごに入れられている囚人のように見えた。

トリニティの中に入れば私達を待っていたという怪しい天使のような女性がそこにいた。
名前はイデアル。話を聞くと今回も、作家(スクリプトル)が書いた物語が暴走しているらしい。
でも、サテリットの時より状況は酷いらしく、止める為には賢者の石(レネゲイド・クリスタル)の一種である願いの石(イマジネイト・クリスタル)作品に共通してあるそれを共鳴させて今回暴走している眠らせ姫を止めに行けばよいらしい

中に入ると、広がっていたのは宇宙だった。
これが願いの石(イマジネイト・クリスタル)が作り出した眠らせ姫の心へ向かう為の通路
その中で私は、眠らせ姫の、作家(スクリプトル)の最初の願い、そして、歪んでしまった経緯を見た。
これが物語なら、それは悲劇。
でもこれは現実で、この絶望の中、彼女は読者に絶望しているのかもしれない。
伝えたいことが出来た。
貴女の物語を好きだと、貴女の願った綺麗な願いは尊いものであると。だから、読者に絶望しないでくれと。
サテリットの友人として、一人の愛読家として、私は、今も牢獄にいるであろう、彼女に伝えたいなと思った。

一緒に行ったメンバー

ガンマくん ヒーローは折れない、ひたすらに前を向く。人を助けるのにアレほど頼もしい仲間もいないと思う。でも、なにかちょっと、引っかかる気がする。違和感というかなんというか、なんだろ?

アズサ先輩 なんだか慣れてる様子だった、なにやら人の心に入るのは慣れたものらしい。ずるい
目の前の現実は綺麗なものばかりではないけれど、きちんと前を向いて目を逸らさずに生きていく。やっぱり、アズサ先輩のは敵わないなぁとおもった

未麗ちゃん なんやかんや、言葉に説得力が一番ある同級生、彼女の言葉に何回救われたのかちょっと数えるのが面倒になってくるくらいには助けてもらった
普段は抜けてる分なんか、かっこいいのよね、妙に

D月27日

また遺産絡みの事件があった。
結論から言うと、遺産は盗まれた。
けれど、それよりずっと大きな事件が二つあった
アズサ先輩の謀反、いや、裏切り、裏切ってはいないのかもしれないけど、仕事の実行。
それにより、マリア先生か重症を負った。

最初に感じた違和感、それはアズサ先輩がアリウスのレベルが違うと言われていたリーダーに攻撃を仕掛けた時だった。
色々と、物足りなさを感じた。ムリョウも、ユリカさんも、こんなものじゃない。ナニカがおかしい、その矢先に、戻ってきたアズサ先輩に先生は撃たれて。アズサ先輩は、私達の元を去っていった。

足元が崩れるような感覚、心が欠けていくような、久しい感覚を思い出した
失意に崩れていた最中、でも、これ以上失いたくない、仲間がいることを思い出した
そして、同時に、一緒に居たころのアズサ先輩を思い出した。
『目の前の現実は綺麗なものじゃないけれど、私は目を逸らさずに生きていく』
『大丈夫だ心、普段の心らしく、真っ直ぐ目の前にあるものと向き合えばいい』
そう、私らしく。自分の欲に忠実に
目を逸らすようにして私達の元から去っていったアズサ先輩。
此処で私達を処理するのならば、二人で来たほうがよっぽど合理的だった。

なら、この状況で、諦めて、全てを取りのがす様なことはしたくない。
たとえ、全てが虚しく無に還すとしても___星々(わたしたち)輝かない(あきらめる)理由にはならない

目の前のアリウスの生徒、名前は分からなかったけれど
昔のアズサ先輩に似ていた彼女はとても強かった。
どれだけ打ち込んでも、どんなに防いでも、猛攻がやむことは無く、防御が崩れる事も稀だった
けど、防がれた攻撃は無駄になることは無く、一人でなら勝てなかったであろう彼女を撤退まで追い込むことは出来た。
一つ一つを積み重ねていけば、仲間が居れば、それが虚しくなることなんて絶対にない

宣戦布告よ、アリウス。私はもう絶対に諦めない。
私の欲望を止めれるものならとめて見なさい!

一緒に行ったメンバー
怜司くん 一番現場馴れしてる感じだった、やっぱり刑事さんってどんなことが起きても冷静じゃなきゃなれないのかな?ん、でも、そしたら...平九郎くんは?

クロノ先輩 何時もながらかっこいい、底が知れないなぁとおもっていたけれど、流石に今回の相手には苦しい表情が隠せてなかった。もっと、先輩の助けになれるようにがんばらないと

メダ子先輩 始めて任務は一緒になった気がする、そして、なんだか...とっても、親近感、というか、近いものを感じた。私も、初めてアリウスと対面した時、こんな感じだった。でも、いざ覚悟をきめるとそんな私よりもずっと頼もしくて...さすが、先輩だなってかんじだった

E月
E月8日


アズサ先輩との事件があり、それから僅か1日で私達はアリウスがヒエロニムス?とか言うやつを召喚するのを防ぐ為に動く事になった
昨日まで大怪我をしていたのに、マリア先生も付いてくるらしい、大丈夫なのかな?と思いつつも頼もしいので頼りにしてしまう。
シャーレの12名とユリ先輩を含めた14人でアリウスまで乗り込む事になった。
移動してギリギリまで編成に迷い、到着してこれから乗り込むぞ、と言った瞬間、ギルドの若頭3人がシャーレを潰す為に現れた。
幾ら強い3人とは言え、私達がいつまでも足止めを食らっているわけにもいかず、シンクくん、シャルル先輩、平九郎くん、みれいちゃん、ユリ先輩にその場は任せる事になった。
ヴィセントに一撃やり返してやりたかったけど、今はアズサ先輩とヒエロニムスが優先。
…アズサ先輩が大事だし、ヒエロニムスとやらに世界を壊されるわけにも行かない。

そんな風に後を託され、次は私達の偵察部隊。
アズサ先輩の言葉を頼りに迷宮を通れるのかどうか、そんな事を試しながら先行すると言う役割になった。

左に3つ、くるくるくる。右にひとつ。わき目も触れずに、真っすぐ4つ。上を見上げたら、そこは星が消えた深い夜。

言われた通りに進み空を見上げると確かにそこには黒い夜が広がっていた
星はそこには無く、ただ暗い世界。
すこし、寂しいなぁと思って居たけれど
その上で見た街の光景は、星の無い夜とは比にならないくらい終わっていた
こう、寂れて、忘れられて、朽ちて行く途中みたいな。
世界の終わりを切り取って貼り付けたような、そんな光景だった。

そして、その先に。
私達が探していたアズサ先輩が居た。
先輩は、今までのは全て嘘だと言っていた。偽りの言葉を並べていたと
けれども、それでは説明出来ないことが幾つもあると
お互いに、言葉と力のぶつけ合いだった。

Vanitas vanitatum et omnia vanitas(全ては虚しく徒労であると知れ)

アズサ先輩の真意を知る為に、心の中のアズサ先輩を拾って行く。

何故アズサ先輩は、この口癖を呟きながら前を向くのか。

私の記憶のアズサ先輩、そこから彼女の衝動が自分と同じだと言う事を知った。

つまりは、飢えてるんだ
諦めたくない、今を
先を諦めたとしても、今より良い選択を諦める理由にはならない

だから、アズサ先輩は前を向いていたのだと。

これが真意なのかはわからないけれど、Vanitas vanitatum et omnia vanitas(全ては虚しく徒労であると知れ)
この命題にたいして、私も

証明したい

sed stellae Non est quod non luceat(だとしても、それは今日最善を尽くさない理由にはならない)

アズサ先輩は、どうしてこんなことをしているのだろう?

戦闘が終わって、アリウスのリーダーとムリョウ、ユリカの3人がアズサ先輩の助けに来た
空気の温度が下がり、全員が臨戦態勢になり、ぶつかる瞬間に
アズサ先輩が、何かを呟き、辺りの建物を爆破して。アリウスの3人とアズサ先輩は落ちていった。

アズサ先輩は、あんなにボロボロになって、何を抱え込んでいるのだろうか
その答えを知るのはまだ、先になりそうだ。

E月11日

アズサ先輩がアリウスの3人と地下に落ちてから
他のみんなと合流した。
他の2組は、どうやらうまくいったようだったけど、アズサ先輩を連れてくることのできなかった私達の顔は暗い
みんなでそれぞれの状況の説明をして、アズサ先輩を探して連れ帰るという方針で動くことになった

そこで、一部始終を観測した
地下に落ちてから、仲間を欺き、私達を欺いて、全てを犠牲にたった一人で世界を救う為に戦い抜いた
アズサ先輩の覚悟を見た
今まで仲間と思っていたアリウスの3人組が、どこか悲しそうな表情をしながら、どうして、と言っている姿を見た
世界は虚しくない、というアズサ先輩は、私が知ってる強い目で、私の知ってるアズサ先輩の姿がそこにあった。

世界は虚しくなんて無い
一秒先のことなんて誰も分からないし、自分がより良いと思う選択をし続けるのが人生なんじゃないかなっておもう。

けれど、アズサ先輩が裏切ってそれを理解した時の彼女達の心の痛みもどこか、わかってしまって。
当時はアズサ先輩のことしか考えてなかったけど。
確かに、あの痛みはとっても、心が虚しいように感じてしまうのを否定できない。
でも、それでも、だからって、世界を恨み全てを壊す理由にはならないんだって、いつか、伝えれる時がくるのだろうか?

大事だったぺロロ様の人形を爆弾に変えてまで、仲間に一撃を入れたアズサ先輩
大事だったアズサ先輩に裏切られ、決別の一撃をいれられたアリウスの3人


……彼女達も、世界の虚しさなんて忘れて。自分に正直に幸せを掴み取れるようになる日がくるのかな
それとも、彼女達にとってはホントに、死が救いになってしまうのかなと
こんなことを考えても無駄だとわかっているのに、日記を書いてるとついつい考えてしまう

結論として、アズサ先輩は生きていて
帰ってきた。
アズサ先輩が起こした行動のお陰で多くの人が救われて、今に至る。

これからきっと、私達とアズサ先輩はおんなじ道を歩んでいくんだろう
願わくば、この先も幸せなより良い(みらい)が訪れることを願って


E月25日

今日はヴァルキューレのお手伝いで、家で起きてる不思議現象を解決する為に一緒に行きましょうっていう依頼だった
なんだかちょっと最近こういう怪異現象に縁が深くなってる気がする
依頼人は如月優くん、最近ひき逃げ事件で姉を失ってから家で怪奇現象が起きるようになったらしい
同行してたのはアズサ先輩とルーナ先輩とガンマ1号くん
アズサ先輩とはこういうホルターガイストの任務で一緒になったことがあったのでちょっと懐かしいなと思ったりした
で、家を調査してると急にテレビがついたり、猫の霊にミルクを出してたり、冷房の設定温度を弄ってたり...今回は姿は見えなかったけれど、呑気な幽霊さんらしいなとおもった
調査を進めていくと、不審者が怪しい車で家に近づき逃げていったのを見つけた
追いかけていくと池に突っ込んで溺れそうになっていた、正直放っておいてもよかったのだけど重要参考人だったので回りに取り付いてた悪霊をシャーレの皆で追い払ったのだけど
最近ホントこういうの多い気がする、将来的に悪霊ハンターにでもなってやろうかなーっておもったり
その後に家に帰ってから色々とあったけれど、これを日記にするのは野暮な気がするから胸の中に留めておく。

F月
F月1日

アイツとの決別をした。
どうやら、ギルドと取引をしていたらしい。
それで風紀委員のみんなに迷惑を掛けて、危ないことだと分かっていながら研究の為だと言い張るアイツに少し思うところがあった
でも、アイツが居なくなったら私は大丈夫なのかな?とか、この先の不安もあった
私は、アイツとのつながりが無かったら唯の一般人。FHだとか、UGNだとか、その辺のコネも全く無い。お金だってそんなに持ってない。
なにより、シャーレの皆と離れるのが怖かった。
折角紡いだ縁が無くなってしまうんじゃないか、これで、会う機会が無くなっちゃうんじゃないか。
そんな不安がぐるぐるしてた

でも、皆が一緒に居てくれるって言ったから。
そうやって未練は断ち切った筈だったんだけど

去る時のアイツの表情とパソコンのメール画面にあった一通の未送信メールが頭から離れない
私はあいつが嫌い、嫌い...嫌い、なのに
どうして、こんなに心が痛くて、どうしてこんなに惜しいって感じるんだろ。

なんでだろ、自分で、自分が分からない。
私とアイツの関係は間違いなく変わった。でも終わってない
これから始まる新しい関係を通じて、アイツのことを知っていって、その上で私はアイツのことをホントに嫌になっちゃうのだろうか、そうおもうと、少し、寂しいなぁって感じた

F月5日

海に来た!
そして、ついに気になっていたシャルル先輩が働いているお店にも行ってきた。

こう、水着姿、波の音、そして熱いビーチ…!これぞ夏って言う感じだった!水着姿のメダ子先輩やクロノ先輩、それにアズサ先輩がとてもかわいいなーとおもった、でも、クロノ先輩はちょっとあの大きさは何回見ても反則だと思った。
最近会ったTちゃんは凄く写真を取ってた気がする。あの子もちょっと、そのうちかわいいヤツ着せて反応を見てみたいなぁ

カフェのマスターの料理の腕はかなり良いというか、なんであの値段であのサービスしてるんだろというくらいクオリティが高くてびっくりした、高級レストランとかあんな感じの美味しさを感じた。
こう、さりげなく出てきた飲み物もそこらへんのとは全然味が違って…ちょっと通いたいかも

で、シャーレの活動だからかしらないけど案の定平和には終わらず
メダ子先輩と一緒に来ていたマシロ先輩がチャラ男に絡まれたり(こっちはまぁ、悪気があったりとかじゃないみたいだったけど)
嵐と一緒にやってきたサメが、合体して3つ首のサメになったりして襲い掛かってきたりしてきた!
日記に書いてると意味不明って感じがするわねこれ。

とはいえ、こっちにはいつもより多く強い仲間が居ただけあって難なく倒すことが出来た。
……あぁ、三つ首サメのフカヒレ、食べたかったなぁ

F月20日

風紀委員で捕らえていた笈掛九音(あいつ)とつながりのあるギルドのメンバーが牢の中で殺されていたらしい。
それについて、万魔殿(うち)の会長が責任を追及してるという話を聞いて、お腹が痛くなった。
あぁ......なんか、私に出来ることなら何でもしないとと思っていた矢先、その暗殺した人の調査を依頼された。
普段寄り5割増しの気合で引き受けた記憶がある、うん、実際それくらいしないと申し訳なかったし。

現場はそのまま保存してくれていて、そこを調べることになったのだけど。
まず、最初に気が付いたのは死体の惨状、首をねじ切られた跡と、四肢もねじ切った跡
どうやら、相当暗殺し慣れてるな、というのが現場をみた初めての感想だった
けれど、詳しく調べてみると、跡が残るハンカチで何かを拭っていたり、なんだかちぐはぐな違和感を覚え始めた。
暗殺者といわれて思い浮かぶのはアビドスで出会った、マティルダ?だったっけ、えっちな衣装をした彼女だけれど
彼女なら、きっと隠すべき何かがあったらハンカチで拭ったりはしないんだろうなーとか考えていたら。
もしかして、本職じゃなくて...生徒なんじゃないか、というところまで考え付いてたのだけど
そんなことしてたら、一緒に来てたルーナ先輩とマリア先生はなんとなく誰なのか、想像がついたらしい
かっこつけたいから言わないって言われたけど、うーん、この

如何やら被害者は、犯人に一撃を入れていたらしく、その痕跡を辿れば犯人のところにたどり着けるということで
そこに行ってみると、そこにいたのは。未麗ちゃんの妹、烏丸 美麗ちゃん。と、この前も居たすばしっこい忍者みたいな、名前...名前、なんだけ?シショウみたいな名前だった気がする。
私としては、いままで2回戦って力を未だに認められてない相手。今まで積み重ねてきた経験を全部ぶつければ今度こそ、まいったって言わせられるかなとおもったけど、あの頃のままじゃないのは美麗ちゃんも一緒だったらしく、私達と互角。
いや、数を加えれば単体なら私以上の強さ...だったかもしれない。
けど、連携はまだまだ、といったところで各個撃破をした
んだけど、なんか。えっと...その先は、なんだったんだろ?

タケル先輩が、美麗ちゃんを...口説き落としたってことになるのかしら?あれ。

F月22日

今日は、眠らせ姫の一件の功績でついにサテリットのマスターに会う事が出来るようになった。
あんな素敵な物語(スクリプト)をつくる作家(スプリクトル)さんになんて声を書ければ良いのかとあの時ははしゃいでいたなぁ
とはいえ、眠らせ姫の一件にて、彼女の心は覗いた筈なのに。どうして私はあの時......なんというか、あとから思い返すとからまわっちゃったなぁって言う感じがする。
いや、とはいえ、信じたくなかったのかもしれない、ホントに彼女が世界に厄災をもたらす魔女になろうとするほど、理不尽に絶望していたなんて

彼女とのお話は、最初は穏かに進んでいるように見えた。
でも、その時間も夢が醒めるように、いや、水を掛けられて現実に引き戻されるように、一言で全てを察することが出来てしまった。
「___もう、勇者も要らないの」
「そこに、救うべき姫はもういなのだから」

この言葉に、作家(スプリクトル)さんのホントの心が見えるような、そんな気がした。
自分を救うべき姫と願って"勇者"という"物語"を生み出したのなら、それは、だって___
そういうことじゃないのかな?

彼女はアズサ先輩の記憶からナニカを取り出し、トリニティに災厄を呼び寄せるつもりだったらしい。
そんな物語を現実にして、彼女を、ツムギ先輩をホントの魔女にするわけにはいかない
私達は迫り来る脅威を撃退するべく、翌日の朝まで待つことになった。

そうしてきたのが巨大なペロロ様だった
無人のヘリコプターをなぎ払う、攻撃は効かない、なによりも、でかい、ホントにでかい、巨大なビル4つ集めたくらいの大きさだった、しかもまだ海に沈んだ状態で。見た目はゆるいけど、ホントに凄まじい光景を見せられた気がする。
それだけに、一周回って現実に居るという感覚も薄くなってたような気もするけど
最近、VRゲームとかしてたし。

アズサ先輩のテンションがホントにおかしくなってた、確かにかわいかったし、それでも凄まじい脅威だったけど
なんだか、でも、作家(スプリクトル)さんが紡いだモノがあれだというのは、まだ、そこに救いがあるきがした。
心まで魔女に染まったのなら、あんなにかわいいものが出てくることは無いはずだから。

巨大なペロロ様を何とか、倒すと。
小さなペロロ様が具現化してた。どうするんだこれ、とおもったらお礼?をいってどこかに去って行った
わぁ、いつか再会したら抱きかかえてもいいかなあれ。

G月
G月8日

今日はシャーレで活動をしていたはずが何故か外国のカジノ島に行くことになった。
いや、うん、シロコさんがどうやらやんちゃして船に密航したまま連絡が取れなくなったからシャーレのみんなで助けに行こうという風になったっていうのが流れだけど。
最近こう、最初の一文だけ書くと何かいてるんだろって思うような出来事ばっかりある様な気がする。
で、やっぱりこう、場所が外国だけあって一学生が態々行くにはリスクが高いとのことだったけど、その場に来たアビドスのみんなの訴えによって条件付き、同行者有りでならということでいける手配を整えてもらった。
トリニティのトップというか、グロリア先輩の主人だけあってすごく手際が良い。ウチの会長にもあのかっこよさを分けてあげて欲しい。

ちなみに同行者はカナちゃんと、この前海で一緒だったマシロちゃん。
シャーレで一緒のメンバーはクロノ先輩と、グロリア先輩とメダ子先輩。
あと、アビドスの皆、戦力的にはもうカチコミにいけるレベルよねこれ、なんておもいつつカジノ島へ

煌びやかなネオン、テンションが擽られる様な陽気な音楽、シロコさんを助けに来るとかじゃなかったら結構はしゃいでわちゃわちゃしてただろうなぁってくらいには賑やかなところだった。
制服で来たのは間違いだったなぁって気付くのがちょっとおそかったけどまぁ、ルイ会長がジャージだったしなんかまだセーフだった感があった。でもまぁ、カジノでジャージは顔が良くなかったら出禁案件だっただろうなぁ、あれ。

ギルドの末端組織だけあって、調べると結構ブラックなことが出て来る出て来る。それでもって警備はザル、どうなってたのかしらあれ?
最終的にシロコさんはみつけたけど、このカジノの悪行はほっておけないとのことで此処のオーナー含めてお客がいない間に制圧することを決定。
そんな感じですんなり行くのかなと思えば、ここで出てきたのは妙にやる気満々な傭兵の二人。どうやらここがあの二人の出会いの場所だったから好き勝手されるのが気に入らなかったらしい。
それでも人身売買の場所であるここをほっとけるわけにもいかず、なんやかんやヴィセント(へんたい)まで混ざっての総力戦、なんとか制圧することができたのだった。

このカジノはどうやらグロリア先輩がラウムくんにお願いして買い取ってもらったから取り壊されることなく、傭兵の二人の思い出の場所はなくなることは無くなったらしい、向こうにそれをどう受け止めてもらえるかは兎も角、よかったなぁと思った

G月18日

今日は、万魔殿(うち)が主催となって風紀委員と吸血鬼、万魔殿で夏の親睦会をしようという話になりビーチで訓練、もとい、レクリエーションをすることになった。
ちなみに私は何にも聞いていないし、一緒に居た風紀委員のみんなの顔や吸血鬼の先輩方の顔も凄い渋い顔をしていたので正直どんな顔をして良いのか分からなかった、とりあえずあやまった、ごめんなさい。イロハ曰く1時間前に決まった案とのこと、勢いもこれだけあるとなんか色々突き抜けていくなぁとおもった。

そんなこんな、皆で海に行って水着に着替えて集合したわけだけど(無論、拒否権はない)
正直、みんなの水着姿はかっこいいなというか、様になってるというか、いいところの魅力が増してて羨ましいなぁと感じるくらい凄く綺麗だった。特にルーナ先輩とか、綺麗過ぎてヤバかった。いや、イオリ先輩やヴァミ先輩、ヒナ先輩もすごかったけど…なんというか、胸が……いや、書くのはやめておこうかな、うん

最初に行ったのは歩行訓練、砂浜を唯歩いて散歩するだけという内容だったけど。
歩いている途中に、万魔殿が偶然を装って招いたと思われるチャラ男達に絡まれる、イロハがなんだか棒読みで暴力はいけないぞー的なことを行ってるから手も出せない、なんというか、一番疲れた訓練だった
この前からそうだけど……私!ぐいぐいくる変なノリの男子が苦手かもしれない!

なんとか、チャラ男たちを説得して逃げると次はイロハの虎丸から発射される弾を上手く打ち返す、といった内容のビーチバレーをするらしい。ボールの中にはローションが入っていて上手く力加減をミスったり打ち返せないとローション塗れになる、という仕組み
前二人のをみて、戦車から打ち出されるスピードは理解したと思ったので、いくぞーと張り切った私の番。
戦車砲から打ち出されたビーチボールは私が思ったよりずっと遅く私の手元に来て、タイミングがずれた私はローション塗れになるのだった
ちなみに、この訓練でローション塗れになったのは、私とイロハだけだったらしい。おぼえてろー!っていう捨て台詞をイロハから聞けるとは思わなかった。

ちなみにそのあとは、なんか不良と美食研究会に絡まれて乱闘になる。
喧騒の中で食べるとうもろこしは美味しいのかを試すとかアカリ先輩やハルナ先輩が行ってたけど、やっぱり夏祭りとかバーベキューとかで食べるとうもろこしが一番美味しいに決まってる
でも、戦闘中に投げ渡されたとうもろこしは、なんというか、凄く美味しかったのは、私も楽しんでたのかしら?

G月26日

今日はガンマくんたちの博士にキヴォトスを案内するということで、この前海に行く時にお世話になったカフェに集合とのことだった。
そういえば、博士博士と聞いていたけど私は会ったこと無いなと思って興味を持ったから私も案内に付き合います!と参加希望することに。食事に釣られたというわけではない。と思いたい。

どうやら案内ルートはゲヘナを通ってミレニアム見学、そのまま帰宅といった感じらしかったけど。
どうして、トリニティとか百鬼夜行とかにしなかったんだろ…?神秘的な見学場所といえばそっちなきもするというかなんというか。
案の定、ゲヘナでは温泉開発部が爆破作業をしていて、そこでナンパをしていたリュウセイ先輩とゴリラ生徒達が吹き飛ぶことになった。だからいったじゃないですか、ゲヘナは爆発するって。

ちなみに、ミレニアムに行ったら爆発で飛んできたゴリラがモモイちゃんに直撃してた……いや、まぁ、このあともちょくちょく色々なところに行ってゴリラ生徒を見たような気がする。(色々刺さってた)

爆発とかトラブルに巻き込まれて、料理を期待してお店に帰ってみるとそこにはキノコ型ロボットと戦うシャルル先輩が居た。キノコ型爆弾ロボット……??正直意味が分からなかったけど、ミレニアムとゲヘナの合同トラブルみたいなのに直面、しれっと学園の危機に陥る。

現場に行ったらなんか、ハグレ忍連合の奴らを見た様な気がしたけど、そんなことより凄く気持ち悪いきのこが3本ジャームになっていた。
ついでに味方にキノコの神様が居た。いや、正直何がどうなってるかはよくわからなかったけど、危ないキノコだということで武力制圧することに。
メダ子先輩、アズサ先輩、私、サテリットの4人ならキノコくらい瞬殺出来るでしょう、と思っていたのだけど
想像の10倍くらいキノコがめんどくさかった。いやほんとに、しかも動きで冷静さを欠かそうとしてくるあたり性質が悪い。
なんとか、皆で協力して駆除は出来たけど。精神的にすっごくつかれたのと……きのこはもう、いいかなぁ。

H月
H月10日

今日は百鬼夜行の生徒さんから謎の遺跡について調査して欲しいとの依頼があった
曰く、何処かの生徒がドンパチしてそこから遺跡に繋がる洞窟が現れそこの地底深くにこの前発見された『ブルーアーカイブ鉱石』関連の遺産らしきものがあるから調査をして持ち帰って欲しいとのこと。
この前のキノコの騒ぎもこれが関連してるといわれ、警戒心を高めて任務にあたることになった。
___まぁ、此処までの前置き全部(ダミー)の情報なのだけど。
百鬼夜行の生徒に化けていた相手の名前はイセリア。どうやらクロノ先輩に恨みがあるらしくクロノ先輩の目的を知った上で此処に誘い出したらしい。
……シャーレに居る時になら別にそこまで深く考えなくても簡単につれたような気もしなくもない、皆断るとかしないし
こう、そういうことで地下に向かった10kmと少しの道のりは無意味な時間と化したのだった。
当時は気にしてなかったけど、邪魔が入らないために10kmちょっとも下る必要は絶対なかったと思うのよね。凝り性なのか結構中もちゃんとしてたし…なんだったんだろあの時間。

閑話休題(私は気にしてない)

彼女はクロノ先輩を遺産、封蛇の瞳をつかい動けない状態にさせてからこちらに渡すように要求してきた。
無論私達がそんな要求を飲み込む訳もなく戦うことになった。

彼女の戦いの特徴は初動の速さ。認識できない速度からの一閃の後に高威力の銃撃を打ち込んでくる。
その戦いのスタイルは何処までも効率的且つ実践的。それは1人で全てを完結させると言う強さ。
その戦い方はまるで、アリウスの生徒達と同じような、そんな敵だった。
そして、そのスタイルですらも彼女の(フェイク)
彼女のホントの能力は自身のレネゲイドの力をおもいっきり相手に叩き込む、高火力の一閃
防ぐことが難しい、私の一撃ですら一刀両断するほどに彼女は強かった。

それでも、私達は一人じゃない。各々が連携して対処できないような攻撃を叩き込み。激戦の末どうにか話し合いの場を設けることまで漕ぎつく事が出来た。ここまで全力で戦ってもまだ余裕があるように見えたし、底が見えないなぁと戦闘が終わってから少し思った。

そして、イセリアとクロノ先輩の因縁について教えてもらった。
どうやら彼女には大事な相棒(バディ)が居たらしくその人がとある事件によって輪廻の獣(アルマ・レグナム)に襲われ死亡してしまい。それがクロノ先輩を許せない理由だと言う。
……大事な人が、殺されたらどうするか。なんて想像してみたけど
まだお姉ちゃんを諦めれてないのと、どっちが辛いのか…これは、実際に亡くしてみないと分からない気持ちなのかもしれない。
でも、クロノ先輩曰く、その彼女は最後の残った理性で過去に飛ばしたはずだから確かに生きているはずという。
それでも、何処の過去に飛ばされたのかはクロノ先輩にもわからないから。どの時代を調べれば良いのかもわからない。それでも生きているというのなら調べて見せようとシャーレのみんながやる気になっていると。
ふと、シャルル先輩がその罠として今回置かれていた遺産、一瞬だけ願いを叶える不思議な石。願い石を使ってみようと言うことになったのだった。

H月12日

今日はヴァルキューレの奥村先輩のお手伝いをすることになった。
どうやら、百鬼夜行の留学生の生徒がとある図書館の地下にある遺産を目的に進入し捕まったらしい。
その生徒の名前は潮田渚くん、どうやらその遺産というのは会いたい人に会えるというものらしく。必死の懇願になにか感じることがあったようでシャーレに護衛と監視、その二つの意味を込めて依頼をしたらしい。

ちなみに日がたたないうちにまた地下へとそこそこの距離下ることになったのだけど足はまだちょっと痛かったりした。階段しんどい
ので、今度からアズサ先輩と訓練をしつつ鍛えておくことにしようとおもう。

それはそれとして、生死を問わず会いたい人と話せる鏡。
それは……私が会いたい彼女(むかしのおねえちゃん)にもあえるんじゃないか、と少し期待してしまってる私と仕事は仕事、また今度どうしても使いたくなったら使うべきという気持ちが天秤に揺れてゆらゆらとしていた。

ある程度は吹っ切れたとはいえ、会えると期待させられるとどうしても、恋しくなるのは仕方がないことなのかな。

まぁ、結果としてはポンコツクソ鏡だったわけなのだけど。
シンクくん、私、ルーナ先輩、アズサ先輩とためしに鏡に会いたい相手のことを思いながら触れてみたけれど。
どうやら会えるのはちゃんと死んだ相手にしか会えないらしい。
シンク君も、私も、アズサ先輩も会いたい人が「生きている」から使えなかった。
あの夢でみた彼女がお姉ちゃんだとすると、もう昔のお姉ちゃんには会えないんだろうなと思うとまた、胸が少し痛くなった気がした
でも、渚くんの会いたい先生はどうやら死んでいたらしく。彼の望む願いのままその空間に現れた。
どうやら、その先生を笑って殺せなかった。送ってあげられなかったと後悔していたらしい。
………私は気に入らなかったけど、先生と生徒というのは色々な関係があるらしい。
殺し合いの最中だというのに、楽しそうに会話をしていた彼らを見てたら、思わず真面目にやって!と突っ込んでしまった私は多分悪くない。

H月20日

今日は、妹と出合った。
いや、書き出しから意味が分からないと思うけど、日記を書いてる私もよくわかってないから仕方ないと思う。
だって、私の姉妹なんてお姉ちゃんしか居ないし。まぁ、私達を捨てた両親が新しく……とかはあるんだろうけどあまりそっちは考えたくないかも。今回はそれがこう、義理の親だったわけだからやっぱりあまり違わないかもしれないことに今気付いた。

切欠はゲヘナ学園に謎の襲撃があり、その騒動の鎮圧を手伝って欲しいとヒナ先輩からお願いされた時だった。
言われたとおりにゲヘナの中心部に行き不良にトドメを刺そうとしている彼女を止めて、声を聞いたときに感じた。
これは、小さい時に聞いた「お姉ちゃん」の声とあまりに似ているのだと。
そこに行くより前に、グロリア先輩とルーナ先輩から名前と特徴、そしてそいつは笈掛九音の実験体なのかもしれないと聞いていた。
少なからず衝撃だった、そこに居た彼女はユリカの記憶で見た彼女ととても良く似ていたのだから、そして、声までそっくりだった。

ちなみに衝撃はこれだけじゃ終わらなかった。
「オリジナル」を殺すことで自身を定義するために、殺意を持たせる。
これは、ユリカの記憶の中のホワイトリリー、彼女と同じ。記憶の中では殺す側、そして今は私は剣を向けられて殺される側になっていた。

そういえば、彼女の記憶を見たのはアイツの研究施設でだったかな。
ホントに悪趣味なことをする。

…殺されるわけにはいかないけど、妹だっていうのならその想いをぶつけられても平気だっていうのがお姉ちゃんだと思う
ルミナリア、彼女のことを否定する気はないし受け止める気はあるのだけど、とりあえずでも、悪影響のある大人の側に置いておきたくはないなとおもった。

そんな風に考えつつ一触即発の雰囲気の中、巨大な異形を一太刀で倒すユリカまで現れて混戦へ突入。
彼女にも色々と言いたいこと、伝えたいことがあったけど、さすがにそんな余裕もなくて。
戦闘中に気が付いたら姿を消していたのだった。

………ちなみに、勝負がついた後にお姉ちゃん1人だったら99.9999%私が勝ってるとか言って去っていったけど、それを見てヴァミ先輩が「負けず嫌いなところは心にそっくりだね」といってたけど、そんなにそっくりというかあんな感じなのかな私。

I月
I月24日

クロノ先輩とイセリアさんの因縁を、きちんと清算する為に私達は願イ星をつかって過去の世界へと干渉することになった
過去、って跳んだり行ったり出来るものだったんだなぁと今更ながら自分の住んでる世界の改めて知った気がする。

願イ星の映し出す過去の光景、それはクロノ先輩の過去でも有った。小さいクロノ先輩はなんというか、普段と口調が違って少し可愛かったなぁとおもった。今度ホシノちゃんにひっそりとおしえてあげよう。

それはそれとして、クロノ先輩が輪廻の獣に取り込まれ、暴走しそうになっていた時。
イセリアさんの想い人であるクラレットさんは確かに時空の狭間に飛ばされていた、これでクロノ先輩はイセリアさんの仇敵ではなくなったのだった。

誤解がどけた私達が次にやったことは、クラレットさんの救出。ここまで事情を知って、助けられる道具があって。誤解が解けたから、はい。さようなら。となるほど私達は冷酷じゃない。

そして、改めてその願イ石で彼女が何処に飛ばされたのか、というのを確認すると。
私が所属していたセル、ツータイムに単独でカチコミをかけて大ピンチになっているところだった。
すかさず私達はその場面に登場、何処からか現れた私達はどんな風に見えたのか少しだけ気になるところだったけど、そのまま交戦、中々手ごわかったけど私達の敵ではなく割りと直ぐに鎮圧できた。
その時にクラレットさんにも協力してもらったけど、なんだか凄く側に居ると安心できるというか戦いやすい…ルーナ先輩とか、ヴァミ先輩とかあの二人と似たような…って、ブラムストーカーなんだからそれはそうよね。
とにかく、イセリアさんが相棒というだけ有ってかなりの実力者だった。

そのまま、イセリアさんがクラレットさんを連れ帰っておしまいになる、と思っていたら…
時空の狭間で聞こえるうめき声のような鳴き声が聞こえたかと思うとクロノ先輩の中から輪廻の獣の亜種である廻鴉の獣が現れて私達に襲い掛かってきた。
でも、これはクロノ先輩から出てきてくれたというのならピンチは大チャンスに変えてしまうのが私達、散々人の運命を狂わせ悲しませてきたという罪を清算させるために、皆で勇気を出して戦い、わからせることに成功するのだった!

そうして力を失った廻鴉の獣は普通の輪廻の獣(シャルル先輩命名)に戻り。クロノ先輩にあった過去のしがらみは解けたのだった。
めでたしめでたし!

過去が解けただけで私達、今、変態に気に入られてるから気をつけようねと思うのだった。

J月
J月9日

羽川先輩と、奥村先輩が行方不明になったと連絡をうけた。
あの二人が同時に行方不明というのは正直びっくりした、どっちもなんやかんやしっかりしてるし?何かに巻き込まれたら自分で何とかできそうだとは思っていたから。
まぁ、奥村先輩に関してはこう...何回かみのりちゃんに拉致をされているのでなんともいえないようなところもあったけども。羽川先輩に関しては何とかしちゃいそうな気がしたから、今回の事件はただ事じゃないような、そんな気がした。
それと同時に、ヴァルキューレ近辺で平凡な家族を狙うボヤ騒ぎがあるとも聞き、更に、奥村先輩から不審な通報があったとの情報ももらった。
この二つがこれは関係ないと思うんですけどという前置きで出すのはちょっとヴァルキューレは大丈夫かな?とはおもったけど、まぁきっと...シャルル先輩とかがいるし、大丈夫なんじゃないかなと思ったり

あと出て来たのは奥村先輩宛の映画のチケット、周辺に出てきた猫娘...と、あとは虎...?その当時はイマイチつながりがよくわからない情報ばっかりだったので。とりあえずはみのりちゃんが心配で彼女の元に向かうことにした。

ちなみにタケル先輩はちゃんとアリバイがあったので犯人じゃなかった。

そうしてミレニアムのみのりちゃんの汚部屋に到着したわけだけれど、そこには。みのりちゃんのベッドの上に寝ている奥村先輩の姿があった。どう見ても犯罪の香りがしたのだけれど、それよりも
そこにいた奥村先輩は、記憶を綺麗に失ってしまっていたらしい。自分のことは奥村燐だと名乗り始めるし。正直聞いてるこっちも混乱していたけど......。

其処に現れたのが、文車妖妃こと横山さん。今回の一連の騒動について説明してくれた。
・私達が奥村先輩だとおもっていたのはずっとウロボロスのイージーフェイカーで”完全演技”をしていた燐先輩で、ポンコツクソ鏡によって弟が死んでしまった事実を思い出してしまったらしいということ

・苛虎を生み出したのは羽川先輩の嫉妬であるということ。

そんな話をしていたら、今まで雪男先輩に好意を寄せていたみのりちゃんはショックだったようでそのまま飛び出してしまってしまった。放っておく訳にも行かず追いかける私達。
その先に居たのは、すごくイメチェンして可愛くなっていた羽川先輩だった。

みのりちゃんと羽川先輩、雪男先輩に想いを寄せていたその二人が顔を合わせれば羽川先輩が抱えていた”嫉妬”に惹かれるようにそこに苛虎は現れた。

苛虎が見せてきた幻影の影、其処で見た”自分のことを妬ましそうに見る姉”感情が爆発しそうになる私、それをとめてくれたのはルーナ先輩だった。
アズサから受け継いだその”満ちる星(ハートフル)”は、”嫌悪(そんな想い)”で撃つものではないと

......確かに、私の心はその気持ちでは満たせない。だけど、どうすれば?
と、おもって「私を見てなさい」というルーナ先輩をみれば。
めちゃくちゃブチ切れて影をぶった切ってる姿が其処にあった。え、なんですかそれ、ずるくないですか??

要は、こう、自分らしく乗り越えて見せろという想いは伝わったけれど、正直私もこの衝動的な暴力を振るってしまいたい感情が溢れてた
でも、私は私なりの想いをその影にぶつける

私のお姉ちゃんは、怖くても、しんどくても、”(わたし)”の幸せを心の底から喜んでくれる、そんな人だったから、お前なんかは認めない!と私は私らしく銃を抜いた。

影を打ち抜いたあとに聞こえてきたお姉ちゃんの声は......本物だったらいいなと信じたい。

そして、光を放つのは私が持っていた”皆と紡いだ物語(君と紡いだ物語)”私たちの描いた物語が、私自身に力をくれた。

心に浮かべるのは一緒に立ってる三人
最高の好敵手(ライバル)に憧れの友人(ヒーロー)にどこか、お姉ちゃんのように頼もしいルーナ先輩の姿。
私達で紡ぎ育てる、星の蒼い物語(ハッピーエンドなストーリー)その希望で心を満たして。

そう、きっと、どんな困難が待ち受けていたとしても、私達が諦めないで前を向いていければ。
どんな問題だって解決に向けて進んでいけるはずなのだから。


苛虎を倒すとどうやら、羽川先輩は精神的なリンクで倒れてしまったらしい。けど攻撃はしてないので無事っぽいのが確認できた。
ほっとした私達、みのりちゃんも燐先輩のことはこれから受け入れていくという、だからまずは失った記憶の分、私達との馴れ初めを聞いてもらうことにした
私達も、燐先輩も、みのりちゃんも、知らないことを知るのはきっと、今までより良く前に進むために必要だと思うから。

まずは汚部屋の片付けからはじめようか。

J月31日


今日は、風紀委員のお手伝いで顔を出そうと思ったら絶賛イロハが万魔殿の面倒事を風紀委員に押し付けてるところだった。
こう、要約すると管理できなくなって放っておいた倉庫に不審者が出入りしてるから風紀委員に責任とかをおしつけちゃえ、といった感じ。
いや、うん、わざわざ後出しで言わなくてもヒナ先輩なら受け入れてくれたんじゃないかなと思う私も居なくもない。
なんだかこう、アズサを見てるみたいにヒナ先輩がご機嫌だったし。
とはいえ、イロハが出してくれた監視カメラの映像を見たらどう見ても生徒じゃないやつらが倉庫に入り込んでるのが見えた。すぐにでも動こうということで準備をする私達。
......ヒナ先輩がシンクくんに髪を梳かして、とお願いしてるのを見たときにはなんかこう、おぉ...私達の最近こんな感じに見えてるのかなと。近い背丈と銀髪ということもありなんとなく思ってしまっていた。

そうして、倉庫にやってきた私達。其処に居たのはギルドに雇われたメンバー。オルクスの能力である”ラビリンス”を使い分かれて逃げる相手、私達も別れて追った方がいいとのヒナ先輩の提案で私達は”ラビリンス”を作り上げている相手を追うことに。
とはいえ、オルクスのエフェクトを重点的に模倣している私に本家オルクスのグロリア先輩、それにルーナ先輩とシンクくん、この四人で全力で追いかければ20秒も掛からずに追いつき、追い詰めることが出来た。

そう、追い詰めているはずだったのに、”ラビリンス”でこの”領域”の中を分析した時から嫌な予感が、なんだか、致命的な何かが其処にあったような、そんな気がして、私はこのままだとなにか、取り返しの付かないことになると、そんな”予感”を感じた

同じことを、シンクくんも、グロリア先輩も感じていたようで。交戦の時間は一瞬だった。私がなぎ払い、シンク君が打ち抜く、それだけで終わって、急いでヒナ先輩とイオリ先輩の下へと向かうと

そこに居たのは、そこにあったのは、そこに映った光景は、まさに”地獄”そのものだった。
辺り一面が、別世界のように、血、血、血、そして、そこに倒れ伏しているヒナ先輩とイオリ先輩、先ほどまで追っていたのであろう。死亡したギルドの構成員。

その地獄の中心に立っていたのは、”悪鬼羅刹” アリウス分校二年 五老海 ムリョウ。
久しぶりに相対した彼は、相変わらず平然とした表情で人を斬り、こちらに話しかけてくる。

アズサは、こいつに何を求めて、私に何を求めるのか。
修羅の道を歩いているこいつと話すのなら、きっと、私自身も戦って勝ってからしか彼のことはわからないのだということは判る。
何故なら、私が今の彼を理解できないのと同じようにきっと、彼にとって私達は理解の出来ない存在なのだから。
彼に救いがあるとするのならきっと、何のしがらみもなく戦った果てにある境地。そこに自分自身の価値を見出せるのでは、他人にも価値があることを理解できるのでは、とそんな風に感じた。

だから、アズサの代わりに。次コイツに対面することがあったら、私は戦闘が終わるまでコイツを殺すことだけを考えて動くのだと思う、それが、私が彼に出来る救いで、彼と分かり合える道だと信じて。



皆がムリョウに意識を裂いている間にイロハにメッセージを飛ばし応援を呼んだおかげであいつは引いた。ヒナ先輩も、イオリ先輩も重症だけれど生きている。今度は失うものは無かった。

......なかったら、いいな。無事でいてください。

K月
K月6日


夢を見た、それはトリニティでの...ツムギ先輩の記憶
最初は喜んでくれていた、ファンも何人か居た。けれども、その力が危ういことに気づくと恐れる、そして、本質を捉えることもせずに彼女を周りは責め立てた。「お前は魔女だ」「魔女なのだ」と
きっと、自分一人の出来事ならば嫌々ながら彼女はきっと、自分自身の運命を受け入れていたのかもしれない。けれど___
そこで、ツムギ先輩が何もせずに人々から忘れられることになってしまえば、生み出した物語(自分の子)達が不安定になって消えてしまうかもしれない。
だから、そんな自分自身の物語のために、彼女は魔女であることを決めた。そんな夢を見た。

そんな夢を見た次の日、シャーレでいつも通りに過ごしながら夢の話をすれば、案の定みんなも見たらしい。
今日のメンバーはアズサ、グロリア先輩、1号くんの3人。
こんな夢を見たときは、大体作家さん、ツムギ先輩絡みの事件が起きる。そんな風に誰かが言ってたけど......。彼女の心を理解してしまうとわかる、という気持ちと、それでも、一人のファンとして、私が彼女に伝えたいこともある。そんな風に心がざわついていた、そんな最中。ミレニアムで、ゲヘナで行方不明者が出ているとの連絡が入って調査をすることになった

結果としては、ミレニアムで10分の1、ゲヘナでもぼちぼち(授業に出てないから人数がわからない)くらい、結構な数の行方不明者が出ていて、行方不明者は寝間着でふらふらと夢遊病のようにどこかにいくのが深夜に目撃されてたらしい。
あとは、不思議な言葉をつぶやいていたとか。
行方不明者が出たと聞いて、アビドスとかも不安になったから聞いてみたけどあっちの方はなんにもなかったらしい、ちょっと安心ではあった、まぁ、全校生徒20人はさすがにいなくなったら気づくもんね……?


そうして、トリニティでも同様の事件が起きていることを知り、正義実現委員会のイチカ先輩に話を聞くとどうやら”スランピア”という場所が怪しいということが分かった。
どうやらアズサはその場所の詳しいことを知ってるらしく、曰く「モモフレンズの制作会社が作った遊園地だったけれど、上手くいかずに閉園となってしまった場所」らしい。
ここまで舞台を整えられてくると、私たちも流石に作家(スクリプトル)であり、魔女を名乗っているツムギ先輩が事件に関与しているような予感を感じていた。

忘れられてしまったものに栄光を、まさに、相応しいような”タイトル”だなぁ、なんて現場に向かいつつ思っていたのだった

そして、これから廃墟とはいえ、遊園地に遊びに行くというような浮かれた気持ちは、現場についた瞬間に顔に水を掛けられたかのように目を覚まさせられることになった。

真昼なのに、暗い空、この空間だけがまるで違う世界のはざまに迷い込んでしまったかのような重い空気
そこは、完全に私の知っている、否、誰もが知っていた廃遊園地ではないのだと

私はこう、そんな空気に身構えて警戒していたら、イデアルと眠らせ姫あの二人に驚かされてしまったわけだけど
……あー、うん、なんか恥ずかしいから日記に残さなきゃよかったかも

そうして、遊園地を進むと見えてきたのは煌びやかな装飾がされた大きなテント。周りが真っ暗だったからずいぶん遠くからでも目立っていた、中はまるで舞台(ホール)といったような感じでこれも、見た目以上に広く、そしてなにより
行方不明者であろう生徒たちが生気が抜けたような表情で中心にいる私たちをみていたのはとても不気味だった。
ぱち、ぱちぱちぱち、と斑に響く心のこもってない拍手、そして、何も映していない瞳。生きている生徒が人形のようになっているのは、まるで、魂が抜かれてしまったのではないかと、ゾンビでも見ているのかなと思うほど不気味だった。

舞台が暗転して出てきたのは魔女を名乗るツムギ先輩、こう、自身が魔女らしく振舞うことでそう在ろうと悪役を演じる彼女
それを認めない私たちの戦いが始まった。出てきたのはSHIROとKURO、かわいらしい二体のキャラクター

でも、見た目とは相反してその能力は厄介で、後ろから支援をしてくるツムギ先輩の魔法も、この空間の理を捻じ曲げるほど強力な魔法で、まるでファンタジー世界に迷い込んだのではないかというくらいに見た目はファンシーだけれど、苛烈な戦いを強いられていた。

それでも、ヒーローとして正しい道に戻そうと全力な一号くんや自分自身の正義、すべてを救うという志を勇者にみたてて聖剣を振るうグロリア先輩、私のそばで私のやりたいことに一緒に立ってくれるアズサと一緒に精一杯の想いを込めてアズサから貰った銃を使い精一杯の一撃(ファンレター)を落とせば、ツムギ先輩に私たちの心は伝わったのだった。

伝わったのだけれど......それでめでたしめでたしでは終わらなかった。
ツムギ先輩の力が暴走して、SHIROとKUROの二体がまた襲い掛かってきたのだった、その二体の暴走はすぐに鎮圧できたのだけれど、ツムギ先輩は、私たちに…サテリットに助けを求めるように、それを信じるように微笑み姿を消したのだった。

絶対にサテリットと一緒に、私たちが助けに行くから、待っててね、ツムギ先輩!

K月18日

今日は、朱く咲き誇る巨大な花弁。それが自治区の端、森林地帯を中心に咲き紅い瘴気を放っているという連絡があった。
アリウス分校の連中の仕業だと、誰もがすぐに気づいた。

現場に向かう前に、ルーナ先輩が言った。「アリウスの連中は殺すつもりでいかないと勝てない」と
先生は、「それは仕方ないけれど、生徒の生き死にをお前たちに背負ってほしくない」といった
平九郎くんは「いつも通りにみんなで困難を乗り越えてきたんだから大丈夫、あんなでもアズサのかつての仲間だ」と
シンクくんは、特に言葉を紡いだりはしなかったけれど、アリウスというより、ヒナ先輩をあんなにしたムリョウには強い怒りを覚えているのだろうなという、推測は簡単についた。

......私は、かつてのアズサの仲間達を理解しようと、努めれば努めるほど、ムリョウに関しては行き止まりのようなものを感じてしまっていて、彼を理解するのなら彼を受け入れて、その上で打倒さなければこっちの言うことなど聞かないし、聞く耳も持たないのではないかと、こんなとき、アズサならどんな選択をするのだろうか?私には、ただ、すべてを受け止めて、それでも尚、自分自身のこの想いを伝えることしかできないと。

各々がそれぞれ違う考えを持つ中、それでも、力を一つに纏めなければ。アリウスには勝てない。そんなことは判り切ってることだった。


現場に向かいながら思い出すことが一つ
かつて、アリウスの3人と対峙していたアズサは、「消えるのは私たちの方だ」と言っていた。
それでも、アズサは彼らとの思い出をいけないと思いながらも大事にして、私に自分自身の銃を託してくれた。

___もしかしたら、ほんのちょっぴりだけれど、アズサはあの時、アリウスの仲間達と一緒に死にたかったのかもしれない
全てが虚しく、徒労に終わるとしても、共に終わるのならきっと、あの時に自分の手で幕を引いて一緒に眠るというのを夢見ていたのかもしれない。その先に、アズサとアリウスが交わる道はきっとないのだと理解していたのだから。


......それでも、私はもう、彼らにアズサを譲ってなんてあげないのだけど、私はかつてのアズサの意思を尊重する。
世界を恨み、お前たちが怨嗟を振りまくというのなら、そのすべてを受け止めて私はお前たちを止めて見せる。たとえそれが届かない思いだったとしても、私はこの想いを私のすべてを賭けて送り届けると、約束したのだから。


向かった先は丹沢大山、そこにある洞窟の中に二人はいた。
相も変わらず冷たい殺気を放つ、五老海 ムリョウと全身から根っこのようなものを地面に繋げている、灰原 ユリカ

彼らにルーナ先輩はなぜこんなことをするのか、と問いかけていた様な気がするけれど
彼らが言うように、彼らの理屈は私にはまったく理解できなかった。そう、どちらの方が早いか、偶然世界を滅ぼす方法を知っていたから、そっちの方がコスパが良いから、そんなような理由でほかの大勢を無視してすべてを滅ぼすなんてそんな理屈は、私には理解ができなかった。
そして、きっと、ここで私が何を言っても彼らにも同じく理解はできないのだろうと私は銃を抜いていた。
それでも、ルーナ先輩も、平九郎くんも各々の気持ちを彼らに伝えていた
「ふざけるな、罪人の子がだれでも罪人になるわけがない、誰がどうなるかなんてわからない、白でも黒でもない混ざり合った灰色よ」と
「お前が勝手にあきらめているだけだ、世界のすべての人が幸福だとはいわないけれど、世界全ての不幸な人間がお前のようにあきらめると思うなよ」と
......確かにそうだと思ったのと一緒に、諦めていたのは私もそうだったのかもしれない、と。いつの間に賢くなったつもりだったのだろうか?私は、少し色々知ってもう駄目だからあきらめてもよいなんて、そんなことじゃ救いたい人だって救えない

だから、口下手な私は改めて覚悟を決めてほかのみんなと戦いに挑んだ
その時しゃべらなかったシンクくんもきっと、何かの覚悟を銃弾に込めていたのだろう。



戦いは熾烈を極めた、ムリョウの殺人剣にユリカさんの茨の一撃、それをルーナ先輩や平九郎君と一緒にしのぎながら各々体制を整え、間合いを図っていく
中途半端な仕掛けは死を招く、そんな緊張感の中戦いは進んでいった。

最初に仕掛けたのは私、アズサの想いを伝えるため、自分自身の気持ちも伝えるため、彼らに撃ち出すのは“諦めない心”
Vanitas vanitatum et omnia vanitas(全ては虚しく徒労である)
sed stellae Non est quod non luceat(だとしても、それは今日最善を尽くさない理由にはならない)

心の中のアズサとともに、私はアズサの心を、私の心を思いっきりぶつけることができたと思う

続いて、平九郎くん、に続くのはシンクくん
彼が撃ちだしたのは大事な人を傷つけたムリョウへの怒り(さつい)心の中の憎悪を思うがままに思い切りぶつけていた
今まで見てきた彼の一撃の中でここまで怖いとおもった一撃はなかったかもしれない

それと同時に光る、アリウスという世界の闇に手を伸ばすために戦っている正義の剣(ジャスティスセイバー)その光と闇の対比はとても激しくて、まぶしくて、すさまじい一撃だとおもった

ルーナ先輩は、今まで、ムリョウが傷つけてきたすべての人の恨みを背負う復讐者なのだと
自身の目を、胸を、体を、いたる所を傷つけながらその想いを、その怨嗟を晴らすかのようにそれでもどこまでも誰かのためにルーナ先輩は彼らへと攻撃をした。

何度も何度も、気持ちを刃をぶつけ合い、そんな戦いの中最後に優勢になっていたのは私たちだった。
そんな状況を察したのかムリョウは最後の力を振り絞りユリカさんの体についている根っこを切り払うとここから去るように告げた。
ユリカさんも、ムリョウも逃すつもりはなかったけれど、ここから変な動きをすればすぐに状況がひっくり返るのはわかっていたから、動くことはできなくて。彼女のことは見逃すしかなかった。

残ったムリョウと対峙して、戦闘が再開すると、思えば彼はジャーム化していたのか...限界が来ていたのか、体が灰となって、消えていこうとしていた。

そんなムリョウに手を伸ばしたのはルーナ先輩で、彼に対して、「私に残された僅かな生で、お前が言う声なき魂との向き合い方の答えを出す、その時に私の命の執着があなたの想像よりもマシなものだとしたら、その時がお前の敗北だ」といって彼の死に向き合っていた

.........だれよりも、ムリョウが納得いく終わり方というのがあるのだとしたらきっと、ルーナ先輩のあれが正しいのかもしれないと思った。

それと同時に、シンクくんはルーナ先輩に問いかける
「残りの少ない寿命って何ですか?」と

何のこともない、ルーナ先輩は複製体で、その時の稼働年数があと少し、とそういう話だった。

その話を聞いたときに、こう、私は私で、その少ない年数、あと少し一緒にいる時間があるとして、どうにかしてルーナ先輩に恩返しもしたいな、なんて、そんな風に思うのだった。

こうして、シャーレとアリウスの決戦は一旦幕を閉じた。
きっと、これからもまだまだ続いていくのだろうけれど、今日感じたことを、そして、私たちの想いを、世界を終わりなんかにさせないように、これからも前を向いていこうと思う

L月
L月10日


夢を見た。
(ルミナリア)が叫んでいた心が、夢を通して私に聞こえた。
曰く、自分は人工的に造られた存在だから生まれてもいないのだと
だから、自分に何か探す価値もなく、まずは生まれた価値を証明しなければいけないのだと。
その為に、私とお姉ちゃん(オリジナル)のすべてを否定して、自分自身の価値を証明するのだと。

彼女の叫びが心の痛みが、はっきりと、聞こえてきた。

無償の愛につつまれてるからこそ、そんなあまったるいことをいえるのだと。
そこにいていい価値があるのは認めてもらえる人がいるからだと。

………この時にきっと、(ルミナリア)が欲しいものがきっと、私とおんなじ物なんだと思って。
おんなじ気持ちを抱えて、同じ衝動を抱えて、同じものを求めて苦しんでいる彼女を。
一度でもお姉ちゃんと私を呼んできた彼女を、こんなところまで知ってしまったらもう、見て見ぬふりなんてできない。
だって、お姉ちゃんというのは妹の為に身体を張ることのできるものなのだから。


そんな夢を見た日に、丁度ミレニアムの自治区周辺にギルドの構成員と思しき連中が大量に集結しているのだという呼び出しをシャーレとして受けた。
丁度、ルミナリアのことを考えていて思案顔をしていたら顔に出ていたのか(思い返したら態度に出ていた)メダ子先輩にどうしたの?と聞かれてしまったので小声で正直に夢のことを話したらルーナ先輩にまで聞かれてしまい、まぁ、なんというかちょっと恥ずかしいことになった。

でも、丁度監視カメラの映像に映し出されたそこには
ギルドの若頭(アンダーボス)であるヴィセントと、傭兵をしていて、クロノ先輩と同じ過去を持つ"紫金"のブラッド。そして、夢に出てきた私の妹"鬼橙"のルミナリア。その三名が現場にいることが分かった。

他の若頭(アンダーボス)に比べて少しマシに見える変態とその仲間達が来ているとわかり少しだけ気が緩むけれど、ギルドという集団の危険性も今の状況も全く好転はしていない。負けてはいけない戦いというのは変わらないまま作戦会議が進む。

作戦は単純にギルドのボスの撃破。そうすればお金で雇っている傭兵共は撤退していくだろうとノア先輩は言う。
とはいえ、あの圧倒的な人数の中シャーレの人員だけで大将がいるであろう場所にたどり着くには時間がかかりすぎる、というところで今回の助っ人であるFOX小隊が中心まで護衛してくれるから彼女たちと協力してどうにかたどり着いて敵軍の大将を撃破しろというのが今回の作戦だった。

こう、平九郎くんがめっちゃくちゃ剣呑な顔をしていたのはなんだかめずらしくてびっくりしてしまった。

こうして、打倒ヴィセントの為に動き出すわけだけれど、私はそんなときでもルミナリアのことが気になってしまっていた辺り、やることは変わらないとはいえ少し意識しすぎだったかもしれないと日記を書いてて思うのだった。

そうして、待ち合わせ場所にて私たちはFOX小隊の人たちと合流して一緒に先へと進んでいたのだけれど、流石ヴァルキューレの卒業生といっただけあってその実力も手際の良さも、統率された動きも訓練の練度が違うなというように感じた。
でもこう、2号くんやシャルル先輩、平九郎くんが卒業してもあんな風にはならないんだろうけど、どっちかというと、イメージに近かったのはシロナちゃんだったかな、という感じ。先を見据えた統率された動き、とか無駄がないというか、そういった感じを覚えた。

そうして、たどり着いた本丸にはヴィセント、ブラッドさん、ルミナリアの三人と私と星夜(ルミナリア)との戦いを見るために九音までわざわざ足を運んで顔を出していた。

私たちは、立場的にも戦わなければいけないし、そうするべき運命に生まれてきたのかもしれないけれど。
だからといって、ルミナリアと判りあえないなんて言うことはないと思った
だって、彼女はさみしくて、さみしくて、自分を見てくれる相手が欲しくて、そして何より、自分自身を自分で認められなくて、その為に戦っているのだから。
私がサテリットとの戦いで星に魅せられたように、私も戦いの中で彼女に伝えられるものもあるはずだと、そして、それが伝わればきっと、どちらかが死ななければいけないなんてそんなことにはならない筈。

それぞれの想いを胸に私たちはぶつかった、銃弾の雨や、光線が飛び交う戦場、アズサとおんなじシンドロームだけあってルミナリアは手数が多かった、そんなところまで私と正反対、でも、私の一撃ですべてを伝えるように慎重に機会を伺って、伺って、相手の手札を切らすようなけん制をみんながしてくれたおかげで私の星を届かせることが出来た。

戦いが終わってからの様子をみても、すぐには解決するような問題ではなさそうだけれど。
怯えていた(ルミナリア)をみて、やっぱりなんとかしてあげたいなと思った

.........お姉ちゃんとして負けるわけにもいかないから、タイマンでもある程度戦えるように、アズサに訓練をお願いすることにした。

こう、後日談にはなるけれど、アズサの訓練は具体的で結構わかりやすくてある程度コツもつかめてきたけれど、やっぱり重要なのは動き回る前に潰すことらしい、こう、一人で戦うにはちょっとやっぱりスピードも手数も足りなそう!!

そんな私を見て不安なら装備を整えればいいと、色々入ったスクールバックを用意してくれた。
心強いけど、私別にガスマスクとかつけないんだけど......?


M月
M月15日


熱量というのは、静止に近づくほどに冷たくなっていくらしい。全てが動かなくなる温度が絶対零度といってー273℃くらいだった気がする。
それでもきっと、人の心が動かなくなる温度は私は無いんだと思う。

今日はシャーレで雪が降っていて珍しいなーとはしゃいでいたら。トリニティの年下の先輩から依頼が入った。
曰く、トリニティの一角で時間の進みが遅くなっているから解決してほしいとのこと。応援の人もつけるからとも言われたけれどまぁ、頼まれたら受けるのが私たちシャーレのお仕事だとおもう。

なんやかんや、そうして合流したのは「刹那ツミカサ」ちゃん、通称がみっちゃん、かわいいのでそう呼ぶことにした。
性格はこう、結構おもしろいなぁとおもったからまた今度出会うことがあったら遊びたいなと思った。

そうして、トリニティの時間が遅くなっている区域を年下の先輩、イマ先輩のアドバイスに従い私の領域でなんとか干渉を防ぎながら進んでいくと時間が静止している空間に一人の生徒がいた。

祈祷ミハル、数年前のクリスマスに大事な人を亡くして。昔の記憶が色褪せていることに恐怖して、世界の時間を止めてしまえば思い出は永遠に色褪せない。そんなことを考えてこの騒動を起こした犯人。

正直、肯定は出来ないけど否定もしたくなくて、でも、このままじゃ間違っているようなそんな気持ちでいっぱいで、思いの丈をぶつけてたら解決できたとかそんな感じだった気がする。

生きてる人が変化していくように、想い出も変化するということはきっと、自分の中で大事な思い出が生きている証だとおもうから。きっとお姉ちゃんのことも......

M月24日


演劇、というのは私にはちょっと触れただけで色々なものが詰まっているものだと思う。
一回ステージに立った時の高揚感、誰かの為に演じようと思うあの感覚。精一杯心を込めてそれを出力できた時の爽快感、それはまるで、みんなで物語を心で通じ合いながら作っているような、そんな不思議な感覚になった。

なんて、30分で作らされたアドリブだらけの演劇の話だけれども、シャーレに、そして有馬かなことかなちゃんに向けて送られてきた果たし状?招待状にはそのときに一緒に演じたラムダの名前が書いてあった。
聞けばしばらく行方不明になっていたらしく、急な手紙に戸惑っているらしい。とはいえ、ホンモノだろうがニセモノだろうが放って置くわけにもいかずに私たちは手紙に書いてあったその場所に行くことになった。

待ち合わせ時刻から暫く経って、ラムダがそこに現れた。その正体はミレニアムに潜入していたアリウスの生徒、星野アクアマリン(名前が長いからどうすればよいと言ったらアクアでも好きに呼べと言われたのでそう呼ぶ)。いろいろと話したけれど、アズサが抜けて、ムリョウが死に、ユリカはもう使い物にならない、アリウスは小隊としてもう駄目になっている、だから、最後の勝負をしに来たと。かなちゃんの人の助けになる歌を、アリウスの為に歌ってもらうためにシャーレに勝負をしに来たらしい。

正直、正面からこうやって挑まれると好感を感じてしまう中、気になることもいくつか。
ムリョウを倒した、殺した責任をルーナ先輩が一人で背負おうとしてることが一つ、そして、アリウスのみんなをアクアは幸せにしようとはしていた、普通の幸せが欲しかったと。そんなこともできなかったと言ってたことが一つ。

ムリョウは、世の中を平等に不幸にするために。
ユリカは、生を怨む妹たちの為に。
歪んでいても誰かの為に理想を貫いている、そんなこと間違ってると。わかってても、仲間の声を聴いても止まらなかったんだのかなとか、人の心を変えるのは世界を変えるよりもずっと難しいなんて誰かが言ってた気がするけど、よく言ったものだなって思った。

アクアは戦いが終わった後、アリウスのみんなで撮ったのであろう写真を渡して、サオリに渡してほしいと、彼女を頼むと私たちに頼んできた。

うん、例えもし、声が届かなかったとしても私は...みんなで笑いたかったあなたの想いだけでも届けて見せるから。

N月
N月15日


今日は、なんかすごい一日だった。
カリン先輩のお手伝いをするつもりが、気が付いたら私も私で熱くなっちゃってたし、なにより、Tちゃんに対する印象が変わった日だった。

あとは、私は科学者という人種があまり好きになれないらしい、まぁ…大体九音(あいつ)を連想しちゃうような思考をしてるやつが多いからなのだけど。

閑話休題

今日はカリン先輩がシャーリィ先輩と仲良くなるために決闘を挑む、カリン先輩が勝ったら大人しく学園生活を送る。負けたら生徒なんてやめて傭兵生活に戻る。そんな大事な決闘の日だった

想いと想いとぶつかりあい、すれ違った絆を結び直すために私たちシャーレはカリン先輩のお手伝いをしに行くつもりだった。
途中で変な大人が乱入してこなければいろいろこじれずにも済んだのだけど。

神羅グループ、イーサン・ローランドという大人は語る。
いずれ心変わりをしてきれいごとなんて言えなくなると。そんな約束今はホントかもしれないけどウソに変わると。
人同士の約束や絆なんていくらでも裏切られるものなのだから、と。

まぁ、そこにTちゃんが口火を切って色々そいつを顔を真っ赤にさせたりしてたんだけど。
AIなのに自分の芯をしっかりと持ってるのは、正直すごいと思ったし、戦いでは怖い、でも、それでも誰かの為に自分の恐怖を押し殺してみんなを守り抜くために前に出てたし。

正直、印象ががらっと変わったような感じがした。

にしても、こんなAIをつくるとかミレニアムの全知ってすっごいのね、って今更ながら思う。正直人間とかと変わらない様に接しちゃうし。

それはそれとして、結末としては私たちは三つ巴の戦いの末、シャーリィ先輩にも、イーサン・ローランドにも勝って、シャーリィ先輩とはスイーツパラダイス、スイパラに行くことになった?(Tちゃんの案)

めでたしめでたし、といっていいのかはわからないけど。
これからも、カリン先輩とシャーリィ先輩、あと、Tちゃんたちの絆は続いていくのだろう。

N月27日


今日のことは日記には書きたくない。
書きたくないというよりは、書けないといった方がいいのかもしれない。それでも、なんとなしに習慣で筆を執って書いてるけども
なんだろ、自分でもよくわからないものを呑み込んで頑張ったような気がする
みんなが頑張って、みんなで未来を作って、これからも頑張る私。
アズサの願い通りに頑張って、サオリを救って。
…………妬いてる?いや、恥ずかしいってば
まぁ、なんだろ、ちょっと落ち着かないのはそうかもしれない
私が知ってるサオリ、アズサが見てたサオリ、アズサとサオリの関係性はきっと、私とお姉ちゃんみたいなものなんだろうか
あぁ、だとしたらほっとけないし、何でもするよね。わかるわよ
きっと、サオリもそうだったんだろうなぁ......なんて、感じてしまって、ちょっと、落ち着かないんだろう。
それはそれとして、目の前で何度も何度も言っても聞かない、何度も何度もアズサを目の前で撃つ、腹正しくもあるからどんな顔をして接すればいいのかもわからない
とはいえ、嫌いじゃないけど嫌いみたいな、変な感情。

あぁ、ホントに良かったって心から笑える私でありたかったけど
このままだと、ホントにまずい気がする。アイツそれはそれで受け入れるとか言いそうだしなぁ...どうにかしたいのよこっちは

世界の危機だっていうのに、限界を乗り越えてきたっていうのに、私は思ったより余裕があるのか、仲間がいるから安心してたのか
接する人一人一人にこんな風に悩んでいるのに、やっぱりグロリア先輩は…世界を本気で変えるという覚悟を持ってる人は器が大きいなぁ...私には、身近な人の心でさえも必死になって考えてるのに

らしくないらしくない、ホントにらしくない。
もっと気楽に考えよう、きっと、悪意も憎悪も、嫌悪もそんなものは籠ってない私の態度くらい、きっとわかってくれるでしょう。
知らないアズサを知ってるのが羨ましくて
あぁ、きっと、私の知らない出来事を知りたいのかな、私は。

………やー、どうしよ、認めてるけど素直になれる気がしないわね、サオリに

今日の日記
きょうは、あずさのついでにせかいをすくいました、すごいでしょう?
P.S
すくったのはグロリア先輩かもしれない。




報告書
第一報告

ゲヘナ学園の万魔殿に入ることが出来たり、シャーレに行くことになったり
色々あるけどそのあたりのことは把握で来てるとおもうから省略。
いまのところ、与えられた任務をそれなりにこなしているけれど。正直楽しいという感情が沸いて出てくることに困惑をしている
美食研究会の先輩達を相手にシャーレの仲間と一緒にカーチェイスをして競り勝った。
ゲヘナでの騒ぎ、まぁ、アンタの住処が無事なのかはどうかはどうでもいいとするけど。
黒と白の吸血鬼の騒ぎ、あの騒動で風紀委員の同級生が不思議な力を見せた、同学年だけれどあの眩くて暖かい力に少し見蕩れてしまった
調べればあんたならなにかわかるのかしら?
次は百鬼夜行、このあたりはシノビ連合とやらがいたくらいで報告は無し、しいて言うなら忍法を習得したくらい
その次はトリニティでの脅迫状事件、ピアニストに恋したバイオリニストが死んでも彼のことを想い、手紙を出したという
事実を述べればロマンティックな事件
現象としては感情にレネゲイドは反応して意思を再現することがあるんだということを知れた、ということぐらいかしら。

出来るだけ客観的につまらないレポートを書いた。
私の主観で見てみたいのならまた日記を転送する。

「星」より

返信

「星」へ

まず最初に、報告ご苦労。
私が確認したいのはミドガルズの種子の奪還における進捗と、お前の体調や成果が中心だからこのような形式で構わない。
前者に関して、情報の糸口さえも掴めていないのは残念だがまだ1ヶ月も経っていない。気長に待つとしよう。

報告から察するに、「星」としての力は概ね無難かつ良好に発揮されているんだな。
手軽に忍法に目覚められると私の計画から逸れて困るが、それ以外に問題はないだろう。
それと心配しているようだから一応告げると、私の居所も被害はなかった。

以上。
引き続き報告を怠らないように。

笈掛 九音

第二報告

気になることが幾つか起きたのでまた報告書を送ることにした。
まず、シャーレの保有していた遺産。これがミドガルズの種子を奪ったであろう連中に襲撃されて奪われた。
所属はアリウス分校と言ってたけれど。単独ながら凄まじい技量をもつ人物だった。私一人だと戦闘経験も技量の面でも足りてないところが多すぎた。
目的は遺産の奪取と千堂ロイの殺害だったらしいが、手傷を負わすことは出来たのでそのまま退却していった。
これが一つ目
二つ目は、私と同じ系統の能力を持つレネゲイドビーイングと接触。戦闘を行ったところ。こう、規格がまだ違うというような感覚を覚えた。
二つ名は星光の勇者。シンドロームはエンジェルハイロウとブラックドック。
戦闘スタイルは光速の連撃、まさに星の光の如くといったところだった。
聞けば彼女も誰かの作品らしい。負けたくないので今度能力開発に付き合ってほしいと思う。

二つ目のは私情だけれどまぁ、大目に見てほしいかもしれない
以上
「星」より

返信

「星」へ

極めて遺憾な話だ。
我々ファルスハーツが狙っていた"遺産"が余所から組織的に目をつけられていた、という事実もだがお前でさえ明確な実力の差を感じる相手がいたとはな。
"ミドガルズの種子"を奪った女の一味に関してもそうだが、"光速の連撃"か。
鍛錬を積んだ歴戦のオーヴァードを相手に膝をつくなら仕方ないと割り切れるが、同じ学生や、造られた力を相手に及ばないというのはとにかく遺憾だ。
私の調整が不足していたのかもしれない。少しばかりお前の能力を見直す必要がある、近日中に私の居所を訪ねること。
より効率よくウロボロスのエフェクトを活動できるように生まれ変わらせてやる。

以上。
引き続き報告を怠らないように。

笈掛 九音

第三報告


こんな短期間で報告書をまた出す事になるとは思わなかったけれど、例の件について進捗があったので報告しようと思う。
まず、ミドガルズの種子を奪った犯人の名前とコードネームが分かった
名前は灰原ユリカ。アリウス分校2年生、コードネームは、ホワイトリリィゼロ。
目的は死んでいった妹達の怨嗟を世界に届ける事。
それは世界のありとあらゆる命を刈り取る事だと言う。
ミドガルズの種子は植えると3日で育ち周囲の生命を吸い上げるジャームを生み出す。
その木にはまた複数のミドガルズの種子がなるのが確認出来た
……アンタ的には、研究の価値もないとか言いそうよね。
その灰原ユリカと交戦、4人がかりで深手を追わせることには成功、この間の能力開発の成果は出ていた。
その後、シャーレの先生により散らばっていたミドガルズの種子は処理、手元には残っていない状態である
……目的のもの、目の前で無くなった訳だけれどどうしたものだろうか?
もう少し、学生生活は楽しみたいというのが本音だ。
それを踏まえて今後の方針を話し合いたいと思う。

「星」より

返信


「星」へ

はじめに、返答が遅くなったことを詫びよう。此方も何かと手の離せぬことが増えてきたな。
ミドガルズの種子の強奪犯に関する情報提供、および交戦について、ご苦労であった。
種子が処理されてしまったことについては仕方ない。その場にシャーレの「先生」がいた以上、その指示に背く真似は心には出来ないだろう。それに関しては不問とする。
目的物を喪失したことは極めて遺憾ではあるが……。此方に邪魔立てをしたホワイトリリィゼロ、ひいてはアリウス分校の足取りは追わねばなるまい。
学園生活を謳歌し続けたい気持ちは察するところだが、並行してアリウス分校との戦いを続けるにあたり、お前を現状維持とするわけにはいかない。
また手が空いたら此方の居所を訪ねるように。お前の「衝動」の吐き出し方を教えてやる。

以上。
引き続き報告を怠らないように。

笈掛 九音

第四報告書


随分と時間が経ってしまったけど、最近大きく動いてることが多かったのでちょっとざっくりと報告させてもらう
あの報告の後、またアリウスの生徒と交戦する事になった。
自分自身の衝動を自分の力に混ぜるというのは変な感覚だったけど、威力としては充分だったし、成功だったと思う
……けど、もう少しこの力の可能性を探ってみたいなと感じた。
今の力じゃ、まだ、まだまだ1人じゃアリウスの連中には敵わない。
だから……。
近々また顔を出すので付き合って欲しい。

「星」より

返信


「星」へ

アリウスの生徒と度々交戦し、大きな損傷もなく戦い抜けるようになった。
これはお前自身の成長の賜物だろう。私もしても鼻が高い。
とはいえ自覚している通り、単独で任務に当たれないようでは私の描く「星」として
不十分であるのは間違いない。

飢餓の衝動を活かすということは、単なる力の増幅に留まらない。
強さと戦果を渇望し、まるで荒野の猛獣が如く敵に絶え間無く喰らいつき続ける。
その境地に至るまで訓練と調整に付き合ってやろう。次の任務までに足を運べ。

以上。
引き続き報告を怠らないように。

笈掛 九音

リレーションデータ
両掌の追憶


灰原ユリカ、私が力に目覚めて一番最初に出会った相手
ホンモノのオーヴァードの力というものを、力の差というものを思い知らされた。そんな相手
そして、キヴォトスに来てから、3回助けてもらったお花のお姉さんであり
4回目の会合で、敵であると知り、仇敵になった。
それでも、あの優しさに偽りも無く、あの戦いでの言葉に嘘を見つけることも出来なかった

彼女は初めに言っていた
「___ただ、この淀んだ日々が少しでも変わることを望む者」と
彼女にとっての淀んだ日々が変わる事は世界を滅ぼすこととイコールなのか

そうじゃないはず、諦めきれない。
だって、本気で世界を滅ぼしたい程憎んでる相手が
どうして人にやさしく出来るのか
「私は優しいお花のお姉さんなんかじゃない。___世界を滅する為に、人が触れられざる禁忌に手を伸ばした悪魔」
わざわざ戦闘中に、自分に言い聞かせてるような、そんな一言が耳から離れない
そんなの、優しさなんて捨てられてないじゃないか。

だから私は
彼女のことも、助けたいと
自分の欲望の赴くまま
星を繋げる

ふと、私の中に繋がった一場面
数ある妹の記憶の一欠片
「____一緒に踊ろう、助けに来たよ。お姫様」
どこかでみたような、金髪紅目の、私に似た顔つきをした、薄く笑みを浮かべる少女が手を差し伸べる姿


「あなたは…自分を見つけるため、他の人との繋がりを求めてここに来たんだよ!」
「……ヤダよ…こんな…こんな結末なの!__私達は!」
涙目になりながらも、必死に手を伸ばす少女の姿。

そうだよね、妹達が複数いるのなら
諦めたくない、助けたかった人達だっている筈だよね。

私だって諦めたくない、心を通じた友人が本心を偽ってまで
自分を偽ってまで、悲惨な道を歩もうとしてる人を放っておくことなんて出来ないよ

心の色彩に、色が重なる
誰かのために、手を伸ばすことを厭わないその姿は
自分の欲が間違ってなかったのだと、前を向く勇気をくれた

咲き誇る銀灰色

私であれ、誰であれ、オーヴァードが持っている得意技というのは自身の生き方を現していることが多い。
それがシャーレの中で顕著なのは、アズサ先輩や、ルーナ先輩、シンク君、平九郎くんとかだろうか?
それぞれの生き方を示すように、星々(みんな)はその得意技に心を乗せる。これが自分なのだと言うように。

白い百合の花言葉は、「純潔」
黒い百合の花言葉は、「復讐」

白い百合である、妹たちによって「復讐」の道を歩むことを余儀なくされてるというのは。
酷い話だと思った。
けれど、彼女は黒には染まらない。
銀灰色の百合として咲き誇っている。
それは何故だろう?

私は考えた。私は彼女を助けたい。その覚悟を引き継ぐものとして、中途半端な気持ちじゃきっと荊に包まれた彼女の心には届かないから。
理由はどうあれ、彼女が世界を滅ぼしたいという願いはホンモノなのだと思うから。

心を繋げて、穴あきだらけのピースを組み立てる。
彼女の(りゆう)を考える。
何度も何度も組みなおして、首をかしげながら、嵌った予想(こたえ)が一つ

きっと、それがお花のお姉さん(ユリカ)の亡き妹達への愛の形なのだと。

その予想でしかない、答えのはずなのに。
大きすぎる覚悟に心が折れそうになる。彼女の力の一欠片が再現できるということは、少なくとも大きく外してはいないらしい。

誰かの為に、自分を犠牲に、全てを滅ぼす。

最初から伝えられていた結論にようやく追いついた。

あとは、たとえ全てが届かないとしても。
彼女に全てをぶつけて、私が満足するまで足掻くだけだ。私は飢餓(よくばり)なんだから。

イマジナリーフェイクレス

架空を実在に、空想を現実に、たとえ虚妄なれど、誰かの為に__
誰かのためにあったらいいなという絵空事を現実に書き出していた作家(スクリプトル)の物語
私は彼女の想いに触れて、それはとてつもなく。綺麗な願いだと、尊い想いだと感じた
力を恐れるあまり、彼女は幽閉されてしまい。人に絶望して、悲しみに心を塞いでしまっているのかもしれない
確かに、願い事を具現化させるなんて、恐れられることもあるんだろうなともおもうし
必ずしも救える人々がいるわけでもない、中には手を伸ばすことも憚られるようなやつだっている
人間の全部が綺麗なわけでもないし、救えるわけでもない
でも、それでも
私は彼女に伝えたいことがある
「貴女が作った物語のファン」であることと「貴女の今がどんなに悲しいことになっていても貴女の作った物語は間違いなんかじゃない」ということ
だから、例え人の心に絶望をしたとしても、最初の想いから作った物語。それらを否定したりはしないで欲しいなと
いつか彼女に会ったら伝えたい。

紅き星の刹那

彼女とは、初めて出会って殺意を向けられたというのに。
なんだか、変な気持ちが浮かんできた。

まるで鏡を見ているかのような、どこか違う自分を見ているような。
こんなにはっきり分かるほど殺意を向けられているのに、どこか、その殺意に本気の殺気を感じないというか。
......アリウスの生徒達、彼女達や。ホンモノのエージェントの冷たい殺気。
あの、冷たい無感情な、自分自身が死ぬこと確定させられそうな、アレに比べると、不思議と感情豊かな彼女の殺気はどこか可愛気がある、と感じる私はどこかずれてるのかもしれないけど。

私は、彼女をどうしたいのだろうか?
九音(あいつ)の実験成果。そして、オリジナルを手に掛けなければいけないという使命。そうでなければ、自分が自分として認めらないと彼女は言う。
そして、それはまるで、ユリカの記憶で見た(ホワイトリリー)を見ているようで。

色々と思うことはあるけれど......妹だというのなら、負けられない。
先ずは、自分自身の輝きを知ってもらうために、外じゃなくて、内側の自分と向き合ってもらう為に
姉として、私が彼女(サテリット)に感じたように、星の力を見て、負けたくないと、もっと、輝きたいと
そう思ってもらうところから始めるべきかもしれない。

姉というのは、妹の為に多少の無茶なら出来るものなのだから。

紅き星の抱擁

一度夢を見た。
自分自身のことを本物と認められないから、オリジナルを倒してホンモノになるしかないんだって
自分自身が産まれてないから、ニセモノからホンモノに生まれ変わるんだって。
それがルミナリアの気持ち、私への殺意と嫌悪の正体。
一回姉妹喧嘩をして想いをぶつけ合えば、あの子の気持ちもしっかりと伝わってきた。

あの子がホントにどうしたいのか、その気持ちを受け止めるのがお姉ちゃんだと思うし。それが戦うことだというのなら。判りあう為に、いくらでも力をぶつけ合おうと思った。
だから、私は命を懸けて、全力を以てあの子、ルミナリアと戦った。

夜空に浮かぶたった一つの眩い星、日の落ちた世界を統べる星
きっとそれは、九音(アイツ)に押し付けられた在り方、なんだか上から目線みたいな感じになっちゃうけれど、そこに芯がないから力に振り回されてるような、そんな印象を受けた。それでもしっかりと強かったけど。

自分のやりたいホントの輝きをあの子を見つけたら......
そしたら私も勝てないかもしれないなぁ...
とはいえ、お姉ちゃんなら最後まで堂々と自信満々で居てあげるつもりではあるけど。


そんな気持ちがあの子にも伝わったのか、別れる前の表情はどこか緩やかな笑みを浮かべていて
気が付けば私もあの子のことを妹だと、家族だと認めつつある私がいることに気づいた。

べたべたするのはあの子には要らないだろうけど、それでも、自分で前を進んで輝けるように照らしてあげるのがお姉ちゃんであり、私の「星」の在り方でありたいな、なんて。
べたべたしちゃったらうざったいだろうし、やっぱり格好つけたいし。

だから、次に遭ってあの子が求めることを私は見つけて。手を差し伸べてあげよう。
私の大好きなお姉ちゃんの様に。大好きなお姉ちゃんそっくりな、私にもお姉ちゃんにも似ていない新しい家族へ


君と紡ぐ物語

ミレニアムに用事があって出かけた時の話。
ふと目に付いた同人誌があった、なんと言うことはない。著者の名前が知っている生徒の名前だったというだけの話
その本を手に取ると、一緒に時間がない中作品について語り、相談して、わいわいと作業を進めたときのことを思い出す。

「ふんふん、同人活動。話には聞いた事はあるが......実際のものを見るのははじめてだな」
「はー......カッコ悪い奴らだな! みのりがどれだけの熱意で描いてきたか、全く感じ取ってねえのかよ!」
誰よりも頼りになるシャルル先輩は、かっこよい剣を操る剣士に
本の中の先輩も誰よりも誰かを支えて、誰かの先に立ち、誰かを導く頼りになるリーダーだった。
これは、シャーレの中で見せたら分かりやすいかもしれない。

「本物が見たいのでしょう?」
「官能技術研究所でーす。貴方の本をだいちゃいますよぉ.........」
芯が無い様で、どこまでもしっかりとした一本の芯が入っているウツロ先輩は、トリッキーな女格闘家に。
相手のペースに乗らずに何処までも自分のペースで進んでいく、何処までも不思議で楽しい彼女を落としこむのは随分と大変だったんじゃないかな

「家を建てる...。滅茶苦茶重労働ですね...。」
「あの、えっと...描けない、ですよね?描かないじゃなくて」
シンク君は言葉を矢にして打ち出す弓師になっていた。その威力は絶大で相手は当たれば致命傷と言った凄まじい威力の矢だった、さすがはライバル
とはいえ、銃じゃなくて言葉を矢にする、と言った設定の辺りナチュラル毒舌のところが凄く印象に残ってるんだろうなと感じた。

そして、私をモチーフにしたのであろう流星を操る小柄な魔法使い。
本に記されていた魔法使いは、いつでも楽しそうにしていたり、挫けずに仲間と立ち向かっていったり。これが自分をモチーフにされていると思うと、嬉しさと一緒に、結構恥ずかしいものを感じた。

それでも、偶然見つけた彼女の好きが詰まったこの本との出会いは
彼女と出会ったことと同じくきっと、逢うべくして出合った。所謂『運命』だとしたらいいな、なんてくすぐったいことを考えてみたり

また今度、ミレニアムに顔を出しに行こうかな。


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