容姿・経歴・その他メモ

履歴

一人称：僕
二人称：君
三人称：さん付け、くん付け、先輩つけ

ごく普通の家庭に育った。
父も母もオーヴァードではなく、この世にレネゲイドウイルスがいるなんて、オーヴァードがいるなんて知らずに育った。
両親からも普通に愛されて、きっと平凡ながらも幸福に生きることを望まれていた。
…僕が8歳になるまでは。

家族ぐるみで付き合いのあった同い年の幼馴染、雨沢満と一緒に夏祭りに行った帰り道。
「ちょっと探検しようぜ」
そう彼に言われて幼い僕は喜んで頷いて彼と「入ってはいけない」と学校で言われていた山に入った。
「きっと誰かの私有地で、入るとその人に怒られるから入っちゃダメなんだ」程度に僕は思った。
…山の入り口にあった朽ちた鳥居に気が付かないまま。
果たしてそこにあったのは朽ち果てた小さな神社だった。
「祠を開けてみよう」
そう言ったのは満だったか僕だったか。
好奇心から僕らはその扉を開いた。

開いてしまったのだ。

中にいたのは黒いカゲ。それは夏の夜の闇よりも黒く、光を全部飲み込んでしまいそうだった。

そのカゲから声が響いた。「ちょうどいい」と。

そのカゲは見る見るうちに満と僕を飲み込んで…
気が付いたら僕はすっかりずたずたになった森の中で、獣のようになった腕に大量の赤を、満の血を纏わせて立ち尽くしていた。

その後のことはよく覚えていない。
僕たちを探しに来た大人がその惨状を見て、よくわからない大人をたくさん呼んで、僕は自分の家に帰ることも満にもう一度会うことも叶わなくなった。

僕は研究施設が併設された孤児院のようなところ…UGN管轄の施設で暮らすようになった。
そこで学んだことからわかったことはいくつかある。

僕らがあの日神社で触れてしまった”ソレ”はここではレネゲイドビーイングと呼ばれる存在であること。
それにより僕は覚醒してオーヴァードと呼ばれる化け物になってしまったこと。
僕は力を使うとどうしても暴走状態になってしまうということ。
しかし、訓練を積めば暴走状態になっても本能で仲間を襲わないようにはなれるということ。

その日から僕は訓練を積み、UGNのチルドレンとしてオーヴァードやジャームに関係する事件解決に協力しながらもなんとか一般社会に溶け込んで生活をしていた。

…そのはずだった。

中学校に進学して間もないころにとある任務をきっかけとして、僕の中には”僕でないなにか”が住むようになった。
そしてだんだんあの頃のように僕の力が制御できなくなってきてしまった。
事件を解決するつもりが多大な犠牲を生むようになってしまった。

そんな僕を見かねてUGNの担当者が僕にアカデミアへの転校を勧めてくれた。

…厄介払いだろうか。
そんな考えを頭を振って追い出す。

きっとこれは力の制御を学んで来いということだ。
力を制御できるようになって、またみんなの役に立てるようになれば

きっと僕は独りじゃなくなるんだ。

そう思ってアカデミアへと一歩を踏み出した。


PC1用ハンドアウト
推奨ワークス：高校生（通常ステージワークス）
シナリオロイス：心にいる何か
推奨感情：尽力/恐怖
あなたはUGNイリーガルだ。
時折応援役としてUGNに協力しながらもそれなりに平穏な日々を送っていたが、3年前のある任務を境に心の中に自分のものではない何者かの意識が居座るようになってしまった
それからというもの、オーヴァードとしての力を上手く制御することもできず、度々自我を失うようになってしまう
そんなあなたを見かねて、協力していたUGN支部の担当者がオーヴァードアカデミアへの転校を勧めてきた
ここは彼の言葉に従って、アカデミアで暴走気味の力の制御方法を学んでくるとしよう

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