容姿・経歴・その他メモ

▼名

氏名

師走蒼真(しわす・そうま)

コード

蒼白の焦弾(コールド・シリウス)（Cold Sirius）

▼肉体・容姿

髪

ブラック。刈り上げ

目

ブラウン。目つき悪し

肌

程よく日焼け

利き手

右

服装

防衛隊員服

▼人物

一人称

俺／自分

二人称

お前／貴方

性格

真面目、内向的

口調

敬語。地はぶっきらぼうな感じ

趣味

無くした。今の自分が何かを楽しむのは、ひどく罪深く感じてしまうから

生活力

最低限

好き

特撮ヒーロー

嫌い

他人を傷つけること

天敵

ヒーロー

　実の両親とは事故で死別（この頃に覚醒しているが後述の時期まで無自覚）。その後は親戚の夫妻に引き取られて育つ。
　新しい家族の元に己の居場所を見いだせず、中学卒業後は全寮制かつ給与も出る防衛隊の高等学校に入学する。
　防衛隊入隊後、早々にオーヴァードであることが発覚（正確には高校時点で飛び抜けた射撃の成績から目をつけられていた）、ストレンジャーズ所属となる。

　口数が少ないのもあり、他人からは「冷徹」「何を考えているかわからない」などと見られがちだが、本来的には情が深く、また他人を傷つけることを良しと出来ない気質。
　しかし不幸にも、感情を抑え込んで引き金を引く才能を持ち合わせてしまっていた為、配属当初から順調に実績を積み重ねてしまう。
　優秀な隊員として数々のジャーム、オーヴァードを撃ち殺し、それを義務・使命を果たしたと自分で言い聞かせているが、その「殺し」の全てにおいて本心では納得をできていない。
　この自己矛盾で擦り切れて、今にも壊れそうな内面を理解している者は極僅かしかいない。

独白

　五色五人組の戦隊(レンジャー)だとか、
　キックが必殺技のバイクライダーだとか、
　あるいは光の巨人だとか、
　ＴＶの中にはそういったヒーローたちが居て。
　ご多分に漏れず、俺も熱中していた。
　空想のヒーローに憧れて、俺もそうなりたい、だなんて。まあ、幼い男子なら、ありがちな話だが。

　とはいえ、成長の過程で自然とそういう憧れ(モノ)からは卒業していった。
　大人になれば空想と現実の区別はつくようになるものだ。
　ヒーローなんて現実にはいない。
　都合よく誰かが助けてくれたりはしないし、
　都合よく誰かを助けられもしない。

　……少し、嘘をついた。
　三つ子の魂百まで、というのだろうか。
　防衛隊に入ったのは、幼い頃の憧れが、未だに残っていたからなのだとは、思う。
　だが、軍人はヒーローじゃあない。
　そんなことは当然わかった上で入ったはずだし、
　もし、後から「こんなのは違う」と思ったとしても、それは、俺の覚悟が足りなかっただけに過ぎない。

　だから、間違っていたのは、俺の方だ。

　都合よく誰かが助けてくれたりはしなかったし、
　都合よく誰かを助けられもしなかった。

　ヒーローなんて、現実にはいない。

　例え空想じみた力を手にしたとしても、それは、変わらない――変わらなかった。

セッション履歴