冷静沈着・合理主義者。
保護施設で育った経験があるため、子どもを殺すのはしたくない。
が、必要なら感情を殺すのも厭わない。

自分より若い春日未央に仕えているが、保護欲のようなものを向けている。

高校３年生（１８歳）、育った施設の書類を見てお金の動きがおかしいことに気づく。
（後に施設の子どもが売買されていたと知る）

施設長に相談しにいくと、口封じに襲われた。
恐怖と混乱の中、死に物狂いで抵抗した。
そしてその瞬間、自身の周囲が静寂に満ちる。
目の前の上司は凍りつくように止まり、目の前で服従するように膝をついた。

それからは能力を使い、施設を管理するようになる。
どうやら売られた子どもたちの中にはＦＨに送られた子もいたらしく、ＦＨが勘づき、勧誘されてＦＨへ。

自身の力を知り、その力がＵＧＮによって秘匿されていることを知る。

「世界は欺瞞で満ちていた。その世界を私が管理する」

1８歳でＦＨに入る。
最初に入っていたセルが内部分裂したため、３年前（２１歳）に春日未央のセルへ。
春日未央のセルに入ってからは経理を主に担当しているが、前線に出ることも多い。
基本的に野良オーヴァードのＦＨへの勧誘や、遺産やレネゲイド関連のアイテムの奪取を行なう。
ＵＧＮとの交戦経験もあり。
必要なら裏切り者の始末も行うが、今はもっぱら未央の警護とセルの帳簿とにらめっこしている。

沙織がセルに入ってきてから、同年代ということもありよく話すようになる。
ＦＨ内で穏やかな交流ができるのは彼女だけだった。

３年前、八雲沙織（サイレントシープ）が春日未央のセルに入り出会う。
同じタイミングで、ほぼ同い年ということで興味を持ち話しかけた。
そこから任務やそのほかの時間を共にすることが増え、仲良くなる。

一緒に読書したり、他愛のない話をしたり。
穏やかな時間を過ごせるのは彼女とだけだった。

彼女は「人もオーヴァードも共に生きられる世界を」と語っていた。
当初、それを夢物語だと思いながらも羨んでいた。
彼女の理想が、自分には到底届かない“光”のように見えた。
沙織のような理想家にはなれない。でも少しだけ、人を信じてみようと思った。

しかし沙織はレネゲイドクリスタルを持って姿を消してしまう。

やはり人間は簡単に人を騙す生き物だ。
信じた自分が愚かだったのだと、そう自分に言い聞かせた。

いつか沙織に再会したら、裏切った理由を知りたい。
処分については……理由を聞いてからでも遅くないはずだ。

ロイス：サイレントシープ　推奨感情 P: 誠意／N: 不安
クイックスタート：血染めの切り札（PE-20）　カヴァー/ワークス：指定なし/FHエージェント

かつてキミには“サイレントシープ”八雲沙織という友人がいた。
彼女はFHエージェントでありながら一般人とオーヴァードが平等に生活できる世界を求める変わり者だ。
だが、“サイレントシープ”はレネゲイドクリスタル“ティルフィング”と共に姿を消してしまう。
キミは春日未央から“サイレントシープ”を追う任務を受けて、N市へ向かった。

種別：一般
購入／常備化：購入不可／不可

解説：
　この世の何処かにある監獄。裏切りや謀略に陥れられた者の夢に現れて真実を囁き報復をそそのかす。
　あなたがバッドステータスを受けている間、あなたが行なう攻撃の攻撃力の判定の達成値と攻撃力に＋７する。また、あなたの【行動値】に＋７する。

代償：
　あなたの心はこの監獄に囚われている。奪われたものを取り返し、この監獄から抜け出せと心が叫ぶ。あなたは判定のダイスにー１個する。