容姿・経歴・その他メモ

2年前は171せんち

エルミア・デ・ホーリー

出自:姉妹 妹
経験:大失態 ジャーム
邂逅:慕情

覚醒:死
衝動:自傷

◆イージーエフェクト
生命治癒
贋作師


◽︎産まれ
ごくごく一般的な家庭で長男として産まれる。2年後、妹も産まれ、4人暮らしとなる。
大人しい性格をしており、比較的勤勉であった。小学校は公立だったが中学受験をし無事私立中学へと入学している。友人は多いとは言い難いが小中共にクラスメイト数名と濃い関係性を築く。小学校時代の友人とも休日になれば交遊している姿が見られた。
家族関係は非常に円満であり、中でも妹のことを大切に思っており、とても気にかけている。生来手先はかなり器用であり、幼少期には妹の好きなもの(イラスト、ぬいぐるみ、お菓子)等を作って与えたり、一緒に作成していた。

◽︎覚醒
14歳の時、スピードの制御を失ったトラックに追突され死亡。
理由は不明だが死亡直後に覚醒はせず、葬儀、火葬による肉体の焼却中に覚醒。暴走により焼却炉を破損させる。葬儀場につとめていたイリーガルがアラートしたことにより駆けつけたUGNエージェントに保護されるが、火葬による幾度もの死亡経験によりジャーム化寸前の状態であった。
その場にいた家族や葬儀場職員に記憶処理が行われるが、家族は大きなショックが2度続いたことによる影響か「死亡した事実」に対しての記憶処理が正常に行えなくなった為、戸籍上死亡扱いとし、獲深はチルドレンとしてUGNに迎え入れられることになる。
遅延覚醒については諸説言われており、トライブリードである為にレネゲイド反応が複雑化し覚醒が遅れた、また実際は死亡しておらず仮死状態であったのではないかと様々な説があげられている。
火葬時の焼却炉の破損状況だが、焼かれながらの人間がやったものと考えれば大したものだが、オーヴァードの所業であるとすればあまりにも非力と言わざるを得ない損壊状態であった。
後述の特異体質である為に、火葬によって血が即蒸発してしまいモルフェウスの能力が行使できなかったこと、低酸素状態により脳の正常な機能が失われノイマン的な起点の効かせ方が出来なかったのではと言われている。


◽︎能力
ノイマン、ブラム=ストーカー、そしてオプショナルがモルフェウスのトライブリード。
ノイマンの能力で肉体の非力さを補強しながらモルフェウスの能力で作成した武器を振るう。
……獲深はモルフェウスの力を行使する際、ブラム=ストーカーの能力を経由しなければならない。
本来モルフェウスが自在に扱えるはずの「砂」を自身の血から生成している為である。オプショナルがモルフェウスなのは、自身の血から生成した砂でしか物を作れないため。
また、侵食値が100パーセントを超えると「砂」の過剰生成が始まり、やがて血流が滞り仮死状態となる。なので100%になると定期的に血を流し続けなければならなくなる。
こういった能力の複雑さも獲深のオーヴァードとしての評価を下げている一端である


◽︎UGNチルドレンとして
火葬による覚醒後、家族含めてUGNに一旦保護される。幾度も繰り返された死亡体験により精神が衰弱しており、炎、また窓やドアなどを締め切られることに異常なほどに恐怖している様子であった。
また家族もPTSDを発症していた為かどうにも記憶処理が上手くいかず獲深が死亡したと言う事実だけは残しておかないと日常生活に支障が出てしまう為、当人はひどく抵抗したが戸籍上死亡扱いとし、家族は一人息子を悲しい事故で亡くしたものとして、獲深はUGNチルドレンとして、日常へと身を置くことになる。
元来の勤勉さと、ノイマンでもあることから座学に関しては優秀であったがレネゲイドコントロールに関してはあまり得意では無いという評価を受けている。特に侵食値増加によるデメリットが大きく、過剰浸食による爆発力も他オーヴァードより圧倒的に劣る為、評価は著しく低い。
他UGNチルドレンとの交遊関係は芳しくなく、実力主義的なチルドレンからは勿論の事、UGN加入後友好的に話しかけるチルドレンに対しても拒絶傾向にあった。
しかし、懸命に声を掛けていた葛城さつきに対しては次第に心を開き、施設内で共に行動するようになる。力の使い方の応用等は彼女の意見を多く取り入れており、他チルドレンと比較すればやはり劣る部分はあるが評価自体はそれなりに上がった。

◽︎性格
口数が少なく非常に大人しい性格。人との繋がりに重きを置いているようで、死亡扱いと決まった際に激しく抵抗し、チルドレンとして加入してから2ヶ月の間は隙あらば施設からの脱走を試みていた。
何かを作ったりすることが好きでその才は多岐にわたる。腕はそれぞれ中〜上と悪くない。その上で細やかな工夫を凝らすため、一定レベルのセンスとこだわりを持っていると思われる。
しかし過剰なストレスに対して非常に弱く、チルドレン加入後の環境が合わなかったのか自身の手首、腿、首に自傷行為をしており、発覚当初は刃物を隠すなどで対応していたが、やはりモルフェウスの力で刃物を生成して行ってしまうようだ。当人も気にしているのか普段は包帯を巻いたり、長袖の服を着たりと基本的には隠している。
覚醒前は周囲の人間関係とは非常に良好であり、当人も良好になるような働きかけは積極的に行うタイプであったが、チルドレンとなった現在、そういった行動は全く見られず、必要以上の会話をしようとしない。が、葛城さつきにのみは心を開いているのか談義する様子、ごく稀に笑顔を見せている様子も確認されている。恐らく彼女に対して正統な男女の関係を望んでいるようだが、家族に妹がいた経験上「異性の兄弟として適切な距離感」をさつきから感じているようで踏み出せないのが現状である。


17歳現在

◽︎チルドレンUGNとして(更新)
2年前の施設壊滅事件の生き残りとして他チルドレンがこなしていた仕事を請け負う中、戦闘スタイルが確立していく。並のオーヴァード程度の火力は出るようになったが、超短期決戦型の為やはり評価はあまり変わらない。事件直後は人手不足もありゲリラ的に数多く駆り出されていたが、ここ最近は人員も回復してきたことから、養育施設でデスクワークをしていることが多い。できるだけ戦闘を避けたい旨を上層部にしていることも影響しているようだ。

◽︎性格(更新)
2年前の施設壊滅事件を境に性格が一変し、非常に社交的に、また自由奔放になる。非常に軟派で人のテリトリーに土足で踏み入り荒し回って退散するようなはた迷惑な話し方をする。良い意味で言えば非常に素直だが悪い意味で言えばデリカシーがなく、思ったことを正直に口に出し、それによって相手が気分を害しても気にする様子は見せない、ある種の「コミュ障」。またUGNの指示を受けて通っていた中学、高校では事件以前には真面目に授業を受けていたものの事件後は無断欠席が多くなり成績も出席日数は非常にギリギリであるがテストは全て満点の為1部のクラスメイトからは疎まれている。基本的に学校においての交友関係は現在の当人と同じ系統の不良生徒と絡んでいることが多く、欠席の際は彼らと行動しているようだ。また髪染め、ピアス、カラコン、制服改造と校則違反を網羅しまくっており、厳しい教師からは大目玉を食らっているが成績優秀故に非常に指摘しにくい状態である。
女性関係もかなりルーズで事件から1年程の間は0〜3ヶ月のスパンで同年代の女性と付き合っては別れてを繰り返していたが、その後は特定の女性と関係を持つことをやめ、その日限りや身体だけの関係性に留めている。しかし現在も尚肌を晒すことに強い抵抗感があり、「夏でも長袖」「抱き合ってる時でさえ脱がない」とこのこと。

◽︎能力(更新)
2年前とは打って変わって、戦闘向けな能力発現が可能になっている。しかし実際にはかなりの無理をしているようだ。
能力の発言方法、戦闘スタイルなどは2年前以前とは変わっておらず、かなり我流にアレンジし現在の形となっている。
侵食が異常なほど加速する為教官などには止められているが実際そこまでしないとまともに戦えないので本人は綺麗事と吐き捨てている。
また、こんな力の使い方をしていながらもかなり自身のレネゲイド侵食に対して気を使っているようで、1発食らわせたらあとは離脱するか傍観していることが多い。
何度か危機的状況になり、能力を何度か行使した際には口数が極端に減った様子を目撃されている。2年前以前を知る人物はその様を「本来の彫手谷」と語っている。

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