「私は件ノ宮 桂月。またの名を"知る獣"。なに、コードネームのほうが呼びやすいらしいのでな」
「頭を使いなさい。このように」
「私に言われると不安になるとかなんとか……」

長身。一見すると頭脳派に見える。眼鏡は伊達。

怪力、牛への変化。

UGN内でも力仕事に駆り出されていることが多い。
休日は家族といることが多く、あまり家から出ないようだ。

レネゲイドと親しい一族の生まれ。分類でいえばキュマイラシンドロームを発現するものが多く、桂月もその一人だった。きょうだいの中でも不器用でどこかぼんやりしており、「頭を使え」と言われるばかりの日々を送っていた。
怪力を持て余していた彼だったが、14歳でUGNへと加入。18歳でUGN東ヨーロッパ支部に3年派遣、オマーンで観覧した闘牛に感銘を受ける。
「頭を使う」ことを理解した彼は、ついに牛そのものへと変貌を遂げた……。

キュマイラはあまり使わないんですが、ピュアキュマイラ好きな友人が勧めてくるので作りました。

内田百閒の著作権切れてないので引用できず、悔しい。
あと十二支考に牛ないのバグだろ。南方熊楠よ～～～～。（原稿は見つかったけど判読できないらしいです。悔しいね）

件

日本の妖怪。半人半牛の姿で、生まれて数日の間に災害や疫病の予言をし、言い終えると死んでしまうとされる。
（出典：『デジタル大辞泉プラス』/項目「件」）

言葉を聞き入れてもらえない、指導者として責任を負っている……ところは内田百閒の『件』から。