容姿・経歴・その他メモ

UGNチルドレン。
かつては非オーヴァードの少女だったが、幼少期に覚醒。その後UGNに保護されUGNチルドレン教育施設"バードケージ"内にて育つ。この時、自身の記憶の大半を喪失しており、UGNチルドレン以前の過去をほとんど覚えていない。そのため少し世間知らずな一面がある。
自己を過大評価する傾向にあり、自分をとても優秀で真面目だと思い込んでいる。また、霧谷雄吾を父親のように尊敬し慕っているが、忙しい彼にはなかなかかまってもらえず、任務や訓練成績で名を挙げて気を惹こうと企んでいる。

一度、"闘争"と"自由"に対する強い衝動に駆られUGN施設から脱走する…しかし、すぐ確保された。
その時の彼女は、失った記憶の"何か"を求めていた─。
その脱走経験以後は問題行動もなく、UGNチルドレンとしての責務を果たしている。だが、今でも"自由"という言葉に心がざわめくときがある。
バス事件の解決後は高校生として生活しながら、レネゲイト事件の調査や監視を行っている。最近は任務と称して街で遊び歩くこともちらほら。何かを追い求めるかのようにどこかへ出かけることも増えたらしい。…とある友人の足取りを追うために。
教育施設にて、ただコードネームでのみ呼ばれる日々の中、キミはある友人に”嚆矢”という名を付けた。その嚆矢が2年前、N市で死亡したらしい。キミはまだその死を信じていない。N市支部に派遣されてから、その足取りを追っている。
記憶喪失にあった彼女は、自身の名前の記憶も失っていたため彼と名前を付け合っていた。

シンドロームはエンジェルハイロウとモルフェウスのクロスブリード。光のエネルギーを銃から射出する。また、纏う光が天使の羽のように展開され、光の屈折で浮かんでいるように見える。
趣味はお絵描き。羽の生えた生き物にこだわりがあるらしい。

[過去]**

"バードケージ"の子供たちは、皆鳥に関するコードネームを与えられた。金糸雀は炭鉱にて、危険感知のため重宝された小鳥である。教育施設にて、金色の髪と訓練でも先陣を切りたがる性格から彼女にこのコードネームが与えられた。

─彼女の父が経営していた"K建設"は小規模な工事会社だった。多くの負債を抱え込み、経営も立ち行かず、会社を支えていた母もある日失踪した。
オーヴァードとして覚醒しつつあった天崎雛は、疲弊する父と会社の助けになろうと─モルフェウスの力を行使し、書類偽造および通貨偽造を行う。それらが露見した際、彼女と父の元には非オーヴァードの武装集団が襲撃に迫っていた。彼女はオーヴァードの力を覚醒させ、武装集団と戦闘。結果として父親含む非オーヴァード全員の死亡が確認された。
覚醒と戦闘時のショックが原因で記憶障害を患い、これらの記憶は彼女から失われている。


皆のためになるなら何でもやった。それが使い捨てのカナリアでも構わない。
私は鳥籠で生まれて、鳥籠で死ぬ。それが幸せなんだと知っているから。─でも、あなたは今どこにいるの？
あなたはいま、自由ですか？そして─幸せですか？

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