容姿・経歴・その他メモ

髪

不明

瞳

不明

肌

不明

一人称/二人称

私/貴方、ミス、ミセス、ミスタ～

イメージソング

Mr.Showtime/ワンダーランズ×ショウタイム×巡音ルカ

「おや、見ず知らずの者とは話す気になれませんか...であれば、この顔でしたら如何でしょう？」
「所詮この世は夢幻。隣人ですら泡沫の如く。ですがお忘れなきよう、道化はいつの時も貴方の傍に───」

▼人物

とある怪盗の残した伝説から生まれた、オリジン：レジェンドに属するレネゲイドビーイング。
丁寧で物腰柔らかな口調から落ち着いた紳士的な印象を与えるが、その反面大の悪戯好きで好奇心旺盛。
後述の特技を使って道行く人を脅かしては反応を楽しむなど、子供っぽい性格をしている。

このレネゲイドビーイングの元になった怪盗はかつて、変装の達人として名を馳せた人物だった。
その精巧さは肉親でさえ本人と変装した怪盗との区別を付ける事が出来ないほど。
持ち前の技術と神出鬼没さで如何なる警備も容易く潜り抜けては、目当ての物品を鮮やかに盗み出していた。

”努々忘れるなかれ。道化(クラウン)は常に貴方の傍で微笑んでいる────”

気取った決まり文句を残して物品と共に現場から消え去る姿は、100年前の民衆の間で語り草となっていたとか。
しかし肝心の怪盗の正体はついぞ明るみに出る事はなく、その素性、経歴、素顔すら明らかにならないまま歴史の隙間に消えて行った。

そんな風に残った伝説を元に生まれたからか、このレネゲイドビーイングは決まった姿を持たない。
不定形である事をいい事に、生前の怪盗から受け継いだ変装のスキルを使っては様々な人物に化けている。
通りすがりの通行人、目の前で自分と話す人物、果ては無意識の内に使ったレネゲイドの能力で相手の記憶を読み取り、
その記憶の中の人物を人格含めて完全にトレースする...等々、変装能力は生前と比べて些かほども衰えていない。

あまりに節操なく姿を変えるので疎ましく思った友人に咎められた結果、普段はトレンチコートと目深に被ったシルクハットという身なりに落ち着いている。
ただ、どうしても「顔」だけは形を定める事が出来ない様子。借り物を使うのも面倒、という適当な理由で顔に当たる部分は靄で覆い隠している。
その様子から周囲からは”貌無し(フェイスレス)”と呼ばれ、固有名詞があるのも便利ですねと自分もそう名乗るようになった。

生まれ(オリジン)の影響か”生前の自分”に関してはその業績や技術は完全に把握、再現してはいるものの、
その怪盗の持っていた記憶や行動の目的、どんな最期を遂げたか、そして彼自身の素顔、それら一切を覚えていない。
当初は自分の置かれた状況を漠然と疑問に思っていたが、次第に”生前の自分はどんな人物だったか”に興味を持つようになる。

現在は生前に盗んだ宝飾品、『冬薔薇女王の最後』が生み出した記憶の空間の中でだらだらと過ごしている。
日課の人間観察も、100年以上同じ所に留まっていては飽きが来る。とはいえ自分に何が出来る訳でも無い。
今日も今日とて相方と暢気に茶をシバき合っていた所......この閉じた空間に、変化の兆しが訪れた。

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