なぜか悪いうわさが絶えない高校生。
昔からUGNにいたせいか先輩風が強く、自分のことを子供扱いされることを嫌う。

たまたま部屋にあった少女漫画を読んだ結果ドハマりした。
その影響をふんだんに受けて料理や掃除がなんとなく上手くなった。
今でも帽子などつけた軽い変装で買いに行くほど好きだが、店員さんからは顔を覚えられていることを知らない。

目上の人には丁寧であこがれを持っている。
逆に後輩がいたら生意気な態度をとられることを極端に嫌う。
褒めると素直に喜ぶ。貶すと順当に怒る。

最近はおいしいコーヒーの入れ方にこだわっている。
家事ロール（コーヒー）をしたときにクリティカルしていないところを見たことがない。

いつ覚醒したのかもう覚えていない。そう言えば昔、何かあった気が

自分が何者でもない一般人であることにコンプレックスがあった。
父も母もUGNの人たちもすごい人ばかりで自分だけが何者でもないことが怖かった。
後輩が実はすごい人間だったことを知ってひどく世界で孤立感を抱いた。

自分に見合ったような仲間がいないことが何よりも苦痛だった。
先輩や同期といった括りで人を見なければそのことに気が付いてしまいそうで、
彼なりに必死に抵抗していた。
あの時、自分をかばったエージェントとはいったい誰だったのだろう。

恐怖に逃げることしかできない自分が何よりも嫌だった。
人とのかかわりあいからも逃げ続けた結果同年代の友人すらまともにいない。
そんな孤独を解消してくれたのが友人1号、2号である。

友人一号アンジェラ
　→元母。ただし吹っ切れてもう友人としてみることを決意している。
　　母から失われた家事技術を伝授する先輩として日夜奮闘中。
　　ただし、女友達という概念なのでややぎこちない。

友人二号兼後輩藤井蓮
　→元父。やや付き合いが長いのでむしろ父として見れない。
　　肝心なところでかっこ悪いのはもはや遺伝だと思っている。呆れて何かいう野も馬鹿らしくなった。
　　本人の前では友人と認めていないような素振りをする。


→ここには書かないけど、お前のことも友人だって紹介してやりたいんだから、早く書類整理手伝えよクソ後輩。

両親はプロジェクト・アダムカドモンによって既にこの世を去っていた。
だが、その体は巡り巡って自分の友人となっている人物に回ってきていた。
はじめは肉体と精神のギャップ差に負い目を感じていたが、吹っ切れてどうでもよくなった。
「自分の信じるモノが真実！」が今の座右の銘である。なんともノーテンキな話である。

クソ煽りウサギ。
そもそも後輩の癖になめた態度とってくる奴にだけは容赦はしねえ。
というかキャラ被ってんだよ！！お前の動き！！
ウサギ鍋にして食ってやろうか？！
アイツは俺の忘れてる過去のトラウマをいちいち掘り返そうとしてきやがる。

そもそも現実を見れてない奴が何を言ってやがるんだが？（現実主義者の発言）
一生一人でおままごとしてな！
話の容量は悪いしこいつがいるだけで仕事がはかどれねーんだけど？
そもそもなんでこいつ紅茶派なん！？
いつかアイツに頭からコーヒーぶちまけてやる！