容姿・経歴・その他メモ

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お母さんとお父さんと、妹の奏多とアタシの4人家族。
でもお父さんはとんでもない奴でさぁ、働かずにお母さんからお金を搾り取るろくでもない奴で、
そんなだからうちの家計は破綻しててさ、まともにご飯も食べれなかったの。
お父さんが言うには、私達が双子で無ければ普通の生活だったって話だけど･･･詭弁だよねぇ
でもまぁ･･･よくある話って思ってたのは。感覚がマヒしちゃってたのか現実逃避だったのかな。
そう思わないと耐えれなかったのは確かだねぇ。

毎日食べ物とお金を探す日々、耐えれたのは傍に奏多が居てくれたから、奏多には本当に感謝感謝だよ。
耐えて耐えて耐えて、なんとかなるんじゃないかって希望が見えた時にそれは起きたんだ。
お母さんと奏多に乱暴をするお父さん、泣いて許しを乞う奏多を見た時に･･･プッツン、
ホントにあるんだねぇ、自分の中で何かが切れる音ってさ。
いつの間にか手の中にあった石のバラが力を貸すよって語り掛けてきて、それに応えた。
そのあとの事はぼんやりとしかわからなくて･･･思い出さないようにしてるのかな。
グチャグチャになったお父さんと殺してやるって、私に包丁を何度も突き刺すお母さんと泣き叫ぶ奏多。
アタシの世界はもうどうしようもない位に壊れちゃった、その事は覚えてる。
もう駄目だなぁって、このまま死んじゃうんだなぁって思ってたんだけどさ。
そこに駆け付けた支部長、霧谷 雄吾さんが全部を救ってくれたんだ。

記憶操作って、本当にあるんだねぇ･･････。あとは人知を超えた力っていうのも。
お父さんが居なくなって、我が家の家計は安泰。お母さんと奏多のケアもしてもらって、
アタシはUGNエージェントっていうのになって家計を支えれるようになった。
捨てる神あれば拾う神あり、信じられる人っていうのは奏多以外に居たんだね、びっくりだ。
辛い事ばっかりだったけど、今は高校にも通えて美味しいごはんが食べれてる。
これ以上を望むって言うのは贅沢だよね！

こんな私でも霧谷さんみたいに、誰かの力になれるのかな･･･なれるといいな

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