容姿・経歴・その他メモ

物心がついた頃に両親が離婚し、兄弟と母親と離れて暮らすようになった。
彼は溢れんばかりの父親の愛情に溺れかけながら、中学校に上がるとUGNに連行された。
父親はすぐに捜索願を出して泣きながら探し回るも、国家機密の組織であるUGNの尻尾すら掴むことはできなかった。
彼は明るく、クラスのムードメーカーのような、少し馬鹿でおちゃらけた人物であった。
しかしその一つの体にもう一つの人格が現れた。
そう、緒方レミの手によって。
彼が目を覚ました時には耳元でうるさく話しかける声が聞こえていた。
他の人にはその声は聞こえないようで、何をどうしようとも声はずっと語り掛けてきた、「お前の身体をよこせ」と。
その後に緒方レミに聞かされた、自分の身に何が起こったのかを。
戦闘用人格をお前に植え付けたと、彼の意見も何も聞かずに彼の身体、脳だろうか、ともかく勝手に弄られたのだ。
しかしその記憶はない。
自分がいつの間にか自分でなくなってしまったような気がして怖くなった。
時は経ち、高校生になり、PC1と出会う。
小学校、中学校の時と変わらず、いつも通り馬鹿やって、宿題を忘れては友達に見せてもらい、購買までのパシリとなる。
PC1とは高校1年の頃出会った。
真面目で少しぼんやりしている彼といるのは、彼にとっても居心地が良かったのだ。
PC1の家まで勝手に付いてきて上がり込み、PC1の弟2人と妹の面倒もよく見ていた(もちろんパシリもした)。
下の子たちの運動会があると聞けば必ず駆けつけ、人一倍でかい声で応援し、まるで自分の兄弟のように見守っている。

人格について
お互いの存在を認知している。
しかし2人目の人格は気分屋で、自分が出てきたい時にしか出てこない。
彼がいくら2人目の人格を呼んでも、それがやる気でない時には現れない。
逆もまた然り、来てほしくない時に限って、2人目の人格は出しゃばってきたりもする。
彼自身が2人目の人格を上手くコントロールできない時があるが、ここまで書いておいて基本的には彼(表人格)が2人目の人格をほぼ制御できている。

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