容姿・経歴・その他メモ

権力こそ有しているが、世間一般で言うところの“毒親”の元で妹と共に育つ。
聡也は早くより両親への反発心を芽生えさせていた。

時は経ち、自分の身分を隠したままSEの職に就いた。自身は勿論、マイも両親の元から離れて暮らせるように資金面補助を目標に仕事に励んでいた。
この頃にはすでに、彼の生きる意味は「妹を幸せにすること」になっていた。
当時はまだ人間嫌いもそこまで出ていなかった為、人付き合いも程々にやっていたが比較的仲良くしていた同僚に罠に嵌められてしまった。
彼は妻帯者であるにも関わらず、その事実を隠した状態で妹へ言い寄り、「意図的に」不倫を行ったのだ。
マイから自分への好意を確信し、証拠を得た途端「彼女から言い寄ってきた」と言いふらしたのだ。
社内にはマイをよく知る者はいない。加えて、聡也も積極的に人と交流をしてこなかった。
つまりは、彼らを弁護してくれる人間はいなかった。そのまま会社に居場所をなくして退職。
転がりに転がり落ちて果てに行きついたのがFHであった。(恐らくここらへんでオーヴァードへ覚醒した。組織の人間に唆されてという形)

転げ落ちた結果ではあるが、きっと、自分たちに優しくない世界への反抗でもあったのだろう。



しかし、転げ落ちた地の果てすら彼らには優しくなかった。
マイがFHに殺された。
大事に、布に包み温めるように守ってきた最愛の存在が殺された。
とっくに人への信用など捨てていたがこの時明確に嫌悪へと変わった。



【『アイ』ことレネゲイド破壊戦闘型AI「モデル:マイ」のモデルはかつての自身の妹である。 】
↓
アイへの執着の現れ。死んだことを受け入れたくなかった。どんな形でも良い。「生きている」そう思いたかったのだ。
だが、どこまでも上手くいかない。AIが急激な異常成長を起こしたのだ。
想定外の出来事に恐れ、抹消を試みるが失敗。
秘匿の通り『アイ』連結消去コードを埋め込んだ新たなAI『ミイ』を作り、FHから逃亡。


人に助けを乞うことはかなり躊躇われたが、背に腹は代えられない。
苦渋の決断でUGNへ助けを求めた。

なんか…かなり惨めだなこれ…

ただ、かなり勝手ではあるが彼にとってのマイ(アイ)は1人でいい+今まで自分が憎んできたような部類の人間になってしまう
と考え、事態の解決に努めている。

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