・魔装:四元霊剣
武具に四大元素の性質を纏わせる、生家秘伝の術式。落ちこぼれだった彼女はこの術式を使いこなせておらず、十全に使えるのは風の元素の力のみ。それでも一般的にはかなりの高等技術。もしも四つの元素を同時に使いこなせる者がいたとしたら、稀代の天才と呼ぶべきだろう。
・呪文貫き
対オーヴァード用に編み出した、相手に害意を返す術式。変則版呪詛返し。

・エリート魔術師の家系出身。
・剣の才には恵まれていたが魔術を扱う才能はなく、冷遇されていた。
・18歳の時、参加した魔術儀式の場で当時の当主を斬り、代々祀られていた呪物を奪い、生家を出奔。
・魔術師や神話生物などに片っ端から勝負を挑み、斬っては捨てる日々を送っていたところ、ロザリアと遭遇。その圧倒的な実力と美しさに惚れ込み、以降彼女に付き従うようになる。

「そんなお方じゃなきゃいけないの」

アレティアはロザリアこそが世界で最上の存在だと信じている。所謂神、特にロザリア様を差し置いて宇宙の中心だの万物の王だの称される盲目白痴野郎は許せない。不遜極まりない。万死に値する。私、夢を見ることがあるんです。アレが私たちの世界に降りてきて、この日々を終わらせる夢。でも、私は分かっています。貴女様ならアレを地に引き摺り堕ろして、完膚なきまでに叩き潰し、そして私たちに貴女様こそが宇宙の頂点に座すに相応しいのだと証明してくれる。きっとあなたはそれを望まないでしょうけど。きっと誰もが、そんな妄想は下らないって笑うでしょうけど。それでも私は信じています。いつか、きっと、必ず、この夢を現実にしてみせます。