容姿・経歴・その他メモ

聖職者らしい柔らかな物腰に穏やかな微笑みを湛えた少年。ローザ・バスカヴィル曰く、「“二十を超えてもいない人間が作っていい表情ではない”、達観の笑顔」。
優しくオーヴァード同僚の悩みを諭すこともあれば、ジャーム化したら仲間ですら容赦なく撃ち抜くという、慈悲深さと無慈悲さが併存する二面性を持つ。
ソラリス/ウロボロスのクロスブリードであり、影を使役し、対象を捕獲して生成する薬物により生物組織を溶かすといったかなりえぐい戦い方をしているゆえ、上記も踏まえて味方から恐れられていることも少なくはない。



「レネゲイドとはなんだ、ヨーロッパではかつて、キリストからイスラムへ改宗した者を指す言葉だったが、今は違っていた」
「その手に宿した力を見て何が沸き立つのか。歓喜か、恐怖か、渇望か…何を感じようとも、それは人として生まれに持ったものだ。恐れることも、拒むこともないはずだ」
「しかし快楽に身をゆだねるほど思考が溶かし、欲求に手を伸ばすほど身を焼いてしまう」
「レネゲイドはつまり、我々(ヒト)が神のものとなれようとせず、エデンの園から逃れだした時背負ってきた原罪」
「楽園(エデン)の外は、ただただ苦しみの連続だった。それでも我々(ヒト)は繁栄し、生き延びてきた」
「人は欲望をもって生物となり、次に理性をもって人となった」
「理性を切り捨たジャームはもはや人と呼ばれず、ただの“獣”の成れ下り」
「神はこの世のどこかにいるのだろうか、きっといると信じよう、だが神々のゆりかごから逃れた人を救えようとしないのであれば、私が代わりに救ってあげよう」
「－－主よ，汝がみ手にかくまいたまえ」
これはすなわち、神に見放された人々を憐れむ、獣性に身を捨てたものを嘆く”救済者”の生誕。

　　　　羊たちの沈黙(サルヴァドール)

迷子の子羊たちを救うべし、この者は未だに、遠き夢想を求め続ける。

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