容姿・経歴・その他メモ

"紫電の亘り"垂誰 拓斗は、ある日の任務の中、裏切りによってその命を散らした。

支部の仲間も失われようとしている中、奇妙な浮遊する者達に包まれた彼は、
気付けば異界の王の様な出で立ちで、仲間と共に裏切り者への制裁を完了していた。

姿が戻ってから、自分の側に奇妙な浮遊する群体がいる事に気付いた。

「我々はゼノスより遣わされました。生を理解する為、この方の死を始まりの地とし」
「生まれる瞬間まで遡る旅を始めます」

「寿命二倍と考え、我々を支部に加え、活動を共にさせてくれますでしょうか？」

「勿論、我々がいなければその命は途絶えますが」



　ゼノスの実験で生まれた、群体型のRBに使命が課された。
　都築 京香の提示するプランは、生物の生と死に対する理解の追求、それから波及する様々なプランへの貢献である。
　生まれたばかりでどうすれば良いか分からない自分達に、青峰ミユキはこう言った。

「触れ合う事が一番の近道よ」
「貴方も、人間界に進出してみると良いわ」

　なるほど。
　ならば人間の一生を、まずは手土産にしてみましょう。
　長い任務になるでしょう。
　せいぜい楽しんでいきますか。

「ヒィイイ！！！ 」

　垂誰 拓斗は酷い男でした。
　裏切った支部員は、彼から課せられた激務に病まれていたのです。
　今、その被害者が、我々になっている！？

「はーい今度はここのセキュリティ構造抜き取りに行ってね」
「この鬼！ 悪魔！ ジャーム！！！！」

　垂誰 拓斗は……この支部長は、とんでもないクズです！！
　彼の生に辿り着くまで、我々、耐え切れるのでしょうか！？


「とうに捨てた命だ。任せるよ、ご主人様」

　しかし主従関係は変わらない。
　この男の命と肉体、その全てを我々が掌握しています。
　望むのならば、貴方を依り代に、我らが承りましょう。

「ベンジャミンバトン、日常の守護を請け負いました」

　レイルコラプスの意義は変わりました。
　崩壊の引き金を引くのは、貴方方の誰かです。

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