一人称：私
二人称：あなた / 貴様 (敵対)

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コードネーム『』、本名『』。
女性、18歳。シンドロームはエンジェルハイロゥ・エグザイルのクロスブリード。
ＵＧＮロシアのエージェントです。

過酷な環境下に加え、”ストライクハウンド" にも匹敵する特殊戦闘部隊 "バルティック艦隊" の元所属エージェントです。
射撃武器に精通しておりハンドガンからライフルまで、慣れ不慣れを問わずウェポンを使いこなすこと、
そして、不意打ちを得意としており暗殺に長けた人材でもあります。
単身で、武装した一個小隊を壊滅させた実績があります。

しかしながら、行動指針の根幹にあるのは、" とある人物 " の捜索でして……
これが彼女の強い力の源である一方で、欠点でもある様です。
" バルティック艦隊 " の数少ない［ 撤退命令 ］の実績を作ったと言われています。

除隊される原因となった作戦「Code:0380」にて
彼女は衝動が抑えられなくなり、作戦行動中に夥しい出血を伴った自傷行為を行う。
短時間に《リザレクト》を乱用。失血死を繰り返しながら敵陣の元へと向かうことになりました。
その結果、作戦遂行前に危うくジャームとなりかける、緊迫した状況となったそうです。
作戦の要であった彼女の投入が難しくなった小隊は撤退を余儀なくされました。

その後の尋問にて、
一定周期で、探し人が見つからないことへの焦燥感と絶望感に見舞われることがあり、
繰り返し自傷行為を取ってしまった、と証言しています。

彼女は、オーヴァードとしての能力が高い一方で、
”万が一、こちらに不都合なこと”が起こった場合、
”ジャーム化した”として処理が容易であることから、
本作戦には適任のオーヴァードになるかと思います。


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負けず嫌い。


仕事のやり方においては自信があり、効率の悪い人間に対して容赦がない。
その一方で、見えない部分での努力を怠らないひたむきさもあるが
そういった面を知らない人からは煙たがられる傾向がある。

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サンクトペテルブルグ支部、特殊戦闘部隊 通称 "バルティック艦隊" 元所属。
現在は一つの支部に留まらず、UGNロシア管轄のエリアを巡回する形で配属されることが多い。

由緒ある高貴な身分の出自であったが、2歳の頃に親族の汚職が発覚。
一家は糾弾され遂には離散した。
僅かな金と引き換えにUGNサンクトペテルブルグ支部へ引き渡されることとなった。
物心がついた頃に、新薬と称した劣化αﾄﾗﾝｽの服用を強要される。
幼いながらも行き場のない恐怖や、未来が訪れない絶望感に打ちひしがれ半ば死ぬつもりで投薬を開始した。
数か月に及ぶ治験の結果は、自分を除く全員がｼﾞｬｰﾑ化。

生き残ってしまったと思いながらも、
支部にいる人間の言うことを忠実に聞けば死なない、というように曲解して育っていった。

心と支えとなっていたのは10歳年上のオーヴァードの女性。
狭い部屋で共に眠り、勉学を教えてもらうなど姉の様に慕っていた。
過酷な訓練においても一度も根を上げることなく、淡々と任務をこなす姿に憧れていた。
「毎日の食事と暖かい寝床のため」だけに手を汚すことも躊躇しない彼女の強さが羨ましくもあった。
いつしか、そんな鉄仮面の彼女の支えのような人間になりたいと思うようになっていった。
――それが叶うことはなく、ある冬の日に尊敬していた女性は忽然と姿を消し、
UGNロシアのデータベースから抹消されてしまっていた。


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