UGN神有支部所属のエージェント。
神有警察署と共同でオーヴァードが起こす事件の調査をしている。
年下でクソ真面目な上司に最悪～と思ったが、なんかおもしろい人だった。

魔眼を駆使し、空間、時には時間を捻じ曲げて狙撃する。

元医者（外科医）。オーヴァードへの覚醒を機に辞めた。
UGNの仕事はいろんなことが起こるので楽しい、と思っていたのにな。

レッドテンペストはどこかに置いてきた。
そして誰かの拳銃をパクった。いつでも返すから起きてほしい。

トライブリードに分類されるほどではないが、ハヌマーンっぽい因子を持っている。
いつどこでどうして、何か思い当たることは？
さあ？ わかんないなあ

目を覚ますとレッドテンペストが手元にあった。
まあ、偽りの世界の出来事であったのなら、あるのは当然か。

鏡を見ると両目は元に...え、右目黒いままなんだけど！？

あの激動の日々が右目を変色させた。
もちろん俺の右目で、誰かのじゃない。

鶏内野雉（かいち-のきじ）
職業:警察官（元外科医）
年齢:36
身長:175
体重:ヒミツ（65）

　オーヴァード歴5年ほど。特別なことはなく、本当に運悪く感染によって覚醒。すぐにUGNに目をつけられて保護される。当時は能力の制御がうまくいかず、空間認識の歪みが外科医として致命的だったので休職。UGNで能力訓練を受けているうちにオーヴァードの世界に惹かれるようになり、エージェントとしてやっていくことを決めた。今では一人で執刀できるくらいには能力を使いこなしている。

　医者を志したのは家系がそうだったから。

　基本的に不真面目。何かに熱意を持って取り組むことができない。なので何かに一生懸命な人に惹かれがち。そしてその人に依存する。常に一人は確保しておかないと人生がつまらなすぎて荒れる。

　双子の姉（鶏内一鶴）がその一人で、勉強ができないことをごまかしながら医者を目指す姿がおもしろかった。なぜか自分には頭が悪いことを隠そうせず、むしろ頼ってくるので気分も良かった。医者になった後も頑張ってるな～とニコニコ見ていたが、説教される方が多くなってきたので最近は近寄らない。ほんとうにうるさい。

　朝方典次ももちろん該当する。なにをそんなに神有区を守りたいのかと小バカにしているがその熱意は大好き。毎日説教されるのは嫌だが、姉と違って見限ってきそうな雰囲気は無いのでべったりしている。ガチめに怒られた時だけ反省する。
　そんな風に慕っていた人が亡くなる（亡くなってない～）のは初めてなのでかなり動揺した。右目を交換したのは「ずっと寝ているのはつまらないだろう」と思ったから。≪異能の指先≫を逆に応用して、自分の記憶（視界）を見せようという魂胆。それで視界を共有できているのかは不明。冷凍睡眠から覚めたらもちろん返すつもりだが、そんな日はくるのだろうか。
　きませんでした。

名前は「家鶏野雉」から。古いものを嫌い遠ざけ、珍しく新しいものを好むことのたとえ。衝動は解放。