ゆとシートⅡ for DX3rd - ゆと工公式鯖

日脚 英寿 - ゆとシートⅡ for DX3rd - ゆと工公式鯖

火岸(ヒガン)日脚 英寿(ひあし ひでとし)

プレイヤー:ヒポポ

寒いな。ここも。

年齢
34
性別
星座
不詳
身長
188
体重
73
血液型
不詳
ワークス
刑事
カヴァー
刑事
ブリード
ピュアブリード
シンドローム
サラマンダー
HP最大値
34
常備化ポイント
6
財産ポイント
6
行動値
4
戦闘移動
9
全力移動
18

経験点

消費
+21
未使用
1
フルスクラッチ作成

ライフパス

出自 ごく普通の家庭で育った。
安定した家庭
経験 若いころ、模範的な刑事として多くの検挙率を誇り、ある日マフィア組織の壊滅に向かった。その後その任務の成功の報と共に、彼は入院し、模範的な態度は消え失せ、欠勤なども増えた。
伝説
邂逅 鏡を見ると、視界の端に炎がちらつく。
殺意
覚醒 侵蝕値 死亡した後、灰燼の中目が覚めた。
18
衝動 侵蝕値 訳も分からず憎くなる事がある。どうにか抑え、表面的な冷たい態度に繋がっている。
憎悪 18
侵蝕率基本値36

能力値

肉体6 感覚1 精神2 社会2
シンドローム2×2 シンドローム0×2 シンドローム1×2 シンドローム1×2
ワークス ワークス1 ワークス ワークス
成長2 成長 成長 成長
その他修正 その他修正 その他修正 その他修正
白兵 射撃1 RC 交渉
回避 知覚1 意志 調達1
運転:四輪2 情報:裏社会1

ロイス

関係 名前 感情(Posi/Nega) 属性 状態
Dロイス エターナルブレイズ 攻撃力+LV×4 行動値-5
山陰東 遺志 悔悟 恩人
エリック 庇護 不快感
キリキリマエ 同情 不信感
署長 信頼 猜疑心 警察署長。

エフェクト

種別名称LVタイミング技能難易度対象射程侵蝕値制限
リザレクト 1 オートアクション 自動成功 自身 至近 効果参照
(LV)D点HP回復、侵蝕値上昇
ワーディング 1 オートアクション 自動成功 シーン 視界 0
非オーヴァードをエキストラ化
エターナルブレイズ 3 セットアッププロセス 自動成功 4 Dロイス
攻撃力+LV×4 行動値-5
白熱 1 マイナーアクション 自動成功 自身 至近 3
終末の炎 5 マイナーアクション 自身 2 80%
[Lv*5]までのHPを消費。消費した分攻撃力が上がる。
結合粉砕 3 メジャーアクション シンドローム 対決 4
判定のダイスを+LV 装甲値無視
コンセントレイト 1 メジャーアクション シンドローム 2
クリティカル値ーLV
フレイムタン 1 メジャーアクション 〈白兵〉 対決 視界 2
白兵攻撃の射程を視界に変更する
極大消滅波 1 イニシアチブ 自動成功 範囲(選択) 視界 4D10 120%

コンボ

明け暮れた夜の暁 

組み合わせ
結合粉砕コンセントレイトフレイムタン
タイミング
メジャーアクション
技能
白兵
難易度
対決
対象
単体
射程
視界
侵蝕値
条件
ダイス
C値
達成値修正
攻撃力
100%未満
6+3
9
0
2
100%以上
6+4
8
0
4

判定のダイスを+LV 装甲値無視 クリティカル値ーLV 白兵攻撃の射程を視界に変更する

武器常備化経験点種別技能命中攻撃力ガード
射程解説
白熱 白兵 〈白兵〉 0 LV+5 4 至近

経験点計算

能力値 技能 エフェクト アイテム メモリー 使用総計 未使用/合計
20 0 130 0 0 150 1/151
侵蝕率効果表

現在侵蝕率:

容姿・経歴・その他メモ

夏でも基本的に冬服を着ている。

履歴

元々優秀な刑事ではあったが、とある事件をきっかけにオーヴァードに覚醒。
覚醒時、妻子を同時に失くしており、今では優秀な刑事としての立場を捨てて、夜の街を渡り歩いてオーヴァードや
ジャームを殺して回っている。
また一度迎えた死が原因なのか、感情の起伏が乏しく、体温調節機能もバグっており、真夏でもコートやセーターを着用し、汗一つかかない。

刑事としての立場は捨てたが、警察側がそのネームバリューや武力の行使に魅力を感じているため、基本的に彼の行う事が咎められたりすることは無く、警察に在籍自体はしている。それも日脚自身の善性を信じての事ではあるので、日脚と署長との間には信頼関係が構築出来ている。

署長自体はもし日脚が暴走等して加害をしようものなら自害する勢いなので、悪では無いのは確か。
やり方が二人とも少し過剰であり、似た者同士ではある



イメージソング SIAMÉS "The Phoenix"





「名前の由来などは特に考えずとも、その何か吉兆そうな響きと字面から察せるものがあるだろう?
両親兄妹共に平々凡々。悪いわけでもよい訳でもない至って普通の家庭に俺は産まれた。
幼い頃から身体能力は高く、また正義に憧れ警官を目指した俺は、勉学にも励み警察学校を首席で卒業。
そのあとは模範的な刑事として取り締まり活動に勤しんだ。
その過程で妻を得た。刑事として活動する中で、同僚に合コンをセッティングしてもらい出会った女性だった。
何度かデートに行き、何度か夜を共に過ごした。そうして、なかなかに普通の過程を経て無事に、家庭を得るに至った。
家庭では俺は十分優しく、温かかった、と思う。
ありがちな話で、家族より仕事を優先する俺を見て、妻は少し苛立ちを感じていたのだろう。それを表には出していなかったが。
子供も出来た。
今年で12になる筈だった。

その頃俺は30になったばかりで、倅の学費やら家のローンなんかに追われ、仕事三昧で満足に家族サービスも出来なかった。
家に帰ると、妻も迎えに来てくれて、遅くなったことを少し叱ると、温かい飯を出してくれた。
風呂は沸いていて、凝り固まった身体を丹念に解してくれた。
その年になると、模範的であることは錘にもなった。事件の捜査に失敗すればその責任はこちらにしわ寄せとしてきた。
被害者遺族に罵倒されたこともあった。そうして募るフラストレーションは、家庭さえあれば大丈夫だった。

そんときは部長さんに呼び出され、何人かの優秀な部下とミーティングを始めた。
どうやら、マフィア組織を壊滅する作戦だとかなんとかをするらしい。
その頃既に奇怪な殺人や行方不明の事件は絶えず繰り返されて、その組織の関与も疑われていた。
勝算の薄い作戦ではあったが、壊滅と銘打ってはいるものの狙いは陽動であると部長に説き伏せられた。
どうやら近頃何かしらの大きな抗争が起こるらしく、その情報を得た我々の上層部が未然に阻止することを要請したらしい。
俺はどうしても断れない理由があった。
その時、数多の行方不明事件の発生に加えて、自らの妻子すら事件数に計上することとなったからだ。
食ってかかるような勢いで要請を受諾した俺は、血走った眼を伏せることなく一心に目的地へと向かった。

現場は凄惨の一言ではとても言い表せない様相を呈していた。
人の形を残していない死体がいくつもあり、足をとられた。
吐き気を催しながらも先に進み、奥の倉庫、敵のアジトだと推定される部屋への扉を開ける。
それと同時に強い衝撃が右半身を襲い、俺は吹き飛ばされた。
その時点で既に右腕は折れていたようで、プラプラと振り子のように揺れる哀れな腕がべちゃりとした肉塊に触れる。
朦朧とした意識でそれに触れてみると、それは妻だった。
叫ぼうとした俺の喉を痛みが痙攣させ、かすれた息だけが辛うじて形を留めた彼女の顔にかかる。
もはやそちらをまともに見れなくなった俺は、部下たちに退却命令を出そうとそちらに目をやる。
見ると何やら異形の化け物が、少しずつ部下を殺していた。
部下は俺を庇い時間稼ぎをしているような様子で、逃げろと掠れる声で何度命令しても逃げ出そうとすらしなかった。
そして異形の方はと言えば、何やら泣き叫ぶような悲鳴をあげて俺の方へ迫っていた。
俺は、逃げ出すことをしなかった。倅など気にせず、ここで死んでしまいたかった。
そこを動く事さえしなければ、俺も順番通り、地獄に運ばれる事だろう。
しかし現実は、地獄の業火すらまだ生温かった。

部下達を全て蹴散らして突進してきた異形は、その鋭い爪を用いて攻撃することなく、俺の目の前で立ち止まった。
俺は、その時。
反射的に、頭に手をぽんと当てて、それで撫でた。
すると異形は泣き止んで、俺に抱き着いてきた。
きっとその時の俺の顔は多分・・・。
いや、もう忘れたさ。
その直後、銃声とまた、異形の泣き叫ぶ声が聞こえた。
ドクドクと胸から血を流して崩れ落ちていく俺の身体と、どうにか俺を持ちあげようとする異形が、倅が目に映った。
そうして目を閉じたと思ったら、急に目の前が明るくなって何も見えなくなった。

次に目を開けた時、何が見えたと思う?

何も見えなかった。いや、周りには俺以外、何もなかったさ。

俺を中心にして半径500メートルくらい、全焼したんだってな。全焼って言うのも優しいくらいには、全部灰色だった。



そのあと、俺は表彰された。
一応はマフィア組織壊滅の英雄だとかなんとか言ってな。
ただ誰もがあの爆発を聞いて、それが真っ白な成功だとは考えなかったらしい。
死亡した人数と、行方不明に対して、一人生き残った俺を考えれば当然のことだ。
あの記者会見見たか?
記者の質問に何も答えない俺をみてマスコミ連中は、爆発事件の犯人だなんだと、俺をスケープゴートにした。
一人で家に帰ると記者が居たり、近隣住民からゴミを投げつけられたりした。
何も気力が湧かなくて家にいるとき、ふとテレビを付ければ、俺の過去の知人がインタビューを受けてたりした。
そんなこんなで無気力になってた時期、俺は夜に灯りを点けようと繰り出した。

あ?『カッコつけんな?』

知らねえよ。そん時になったらもう、今みてえに夏でもクソさみぃし、火も出せたからな。

『火岸』だなんて呼ばれ始めたのもその頃からだな。
何人も裏世界のゴミ共を火葬してったら、その場の灰と監視カメラの映像だとかで色々バレたらしい。
直ぐに家は売り払ってゴミみたいなマンションに変えたし、毎夜灯りを点ける時は適当なマスクをしてったさ。
それでもまあ、バレる時はバレるし、いつの間にかマスクもしなくなった。
力の使い方に少し慣れてくると、指先に熱を集めて相手の急所を貫いたり、遠隔からそれが出来るようになったからな。
警察の馬鹿どもは俺の活動を知ってか知らずか、席を残し続けてる。
活発化し始めた犯罪組織にマージン取るためかもな。
死のうとは思ったけど諦めたよ。
他にすべきことはいっぱいあるしな。

はぁ~・・・
で、そんなことはどうでもいい。
どうせレコーダーでも用意してんだろ?
分かってるよ。
敢えてべらべらと話したんだ。
ほら、この時間になってくると皆昼飯食いに外行くだろ?
あんたはその時毎回一人で自室に籠ってたからな。誰も疑問に思わねえよ。
ていうか、俺あ逮捕されたって構わん。とりあえずムカつくヤツ一人殺せるんなら何でもな。
お前があのマフィア組織と繋がってたっつー証拠はいくらでもあるんだよ。部長さん」
  
    
○○所根岸刑事部長殺人事件より、現場から押収したレコーダー記録抜粋。なお、本物証は根岸部長の造反行為を鑑み、記録抹消のち廃棄する事。また、この情報のやり取りは署長から日脚のみで行われ、廃棄も私から君に直々にお願いする。さ、日脚くん。記録自体の廃棄は任せるが、レコーダー自体がどうなっているかは君に伝達しないからね。君がこの立場を利用するのであれば、私たちも同様に利用させてもらうから。ここはお互いに利益を取ろうじゃないか。犯罪撲滅という目的は一致しているのだから。 
    署長から日脚君へ

「なんでも良いさ。もう。」

日脚は送られてきたメールを一瞥して溜息を吐くと、厚い服とコートを着て玄関に向かう。

「最近の行方不明者は~っと・・・」

スマホのニュースを見て、何処を探索するか思案する。
その時だけ、日脚は少し笑顔になれる。
いつもは全く使わないスマホの待ち受けには、日脚とその家族が遊園地で撮った写真が設定されているからだ。

暫くすると、日脚のスマホに着信がある。
多少苛立たし気に応答すると、思慮深そうなトーンのしわがれた声の男性が出た。

「なんですか、署長」

「やってもらいたいターゲットが居る」

「どこですか」

「はは。やっぱり君なら、やらないとは言わないね」

食えない爺だな、と思いながらまた長い溜息を吐くと、冬のそれがなるように、白くくゆってすぐ消えた。

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