容姿・経歴・その他メモ

髪

金

瞳

蒼

肌

やや白

少し擦れたような、斜に構えてひとを下に見ているような態度をとる少年。覚醒前までは割と素直だったらしい。
ロンドン支部では若輩にして新人な方だが、年相応のメンタリティとそれに釣り合わないプライドでやや気難しい。
現在進行形のUGNチルドレンではあるが、比較的最近一般家庭からの出であるため俗っぽさがある。エージェントとして立派に成長を遂げているチルドレンには「まだ子どものくせに」と内心思っている。割と当然のように自分のことは棚に上げる。　

一人称はボク、二人称はあなた、オマエ。
首元を隠すみたいに季節に関係なくストールを巻いている。
家族の衣類に自身の因子を混ぜて編んだものを使っているらしい。未練の賜物と言える『思い出の一品』である。
また、死の経験が影響してか、自身の首元に触れるのが癖のようになっている。

コードネームは“死星の逆天”。ネクロスターと読む。
死による覚醒と、自身の姓から意図を汲んで星にしたとは名付けた者談。
逆天とは即ち逆転。状況の反転を願い、全て踏み越え前を向けるようになるという本人の願望……かもしれない。


【出自：安定した家庭】

　父・母・姉・自分の四人で構成されていた家族。
やさしいひとたちであり、与えられた優しさを素直に返せるくらいの関係性だった。
“デュラハン”による襲撃によって自分を含む一家の全員が『首無し死体』にされてしまい、自身の首も刈られるも、その死を契機に覚醒。結果的に、唯一の生存者となった。

一人生き残ったことの負い目こそ強く感じてはいないが、時折衝動的に“声”を聴くらしい。
死者の声。そんな人たちではないと知っているのに、ただひとり生きる自分を呪うような声を。


【経験：心の壁】

　覚醒以後に認識した世界───……“日常”と“非日常”、それを守るものと欲望のままに生きるもの。
世界の状況を聞かされた少年は理解を拒んだが、自分の身に起きたこと、何より自分たちを殺した殺人鬼の存在が否定をさせてくれなかった。
……考えれば考えるほどに理不尽だと思った。単なる通り魔でも世を呪う自信はあったが、よもや物語の中にしかいないと思っていたような存在に、襲われたなんて。

なんで、ボクたちだったんだろう。
なんで、そんなやつが捕まらずに野放しにされてるんだ。
募る感情は、逃避ではなく耐え難きを耐えるための心の防壁を張る方向で発露した。訳が分からなくても、逃げずにやりたいことがあったからだった。

力を。守護者として戦うための力を教授せんとする大人には、ボクはどう映っているのか。
気にする余裕はないけれど。


【邂逅：忘却】

　座学のときに見せてもらった顔写真になんとなく見覚えがあった。
物心ついてから今に至るまでの記憶を掘り返してみても、該当する存在にあった記憶はない。
じゃあ、家族が知り合いだった……にしたって、変だ。結局、誰に聞いても答えなんて出てこなかった。
……もやっとする。ボクのことなのに、ボクがわからないことがあるのが、凄くいやだ。



ハンドアウトPC②
ワークス/カヴァー：UGNチルドレン/指定なし
ロイス：“デュラハン”クレイグ・ヘールズ
推奨感情：P執着/N殺意
　キミはUGNロンドン支部に所属するUGNチルドレンだ。キミは、かつて“デュラハン”と呼ばれるジャームが巻き起こした惨劇によって家族を亡くしている。
　雪の降るクリスマスの日にキミの家族は『首無し死体』へと変えられ、キミもそうなる――はずだった。キミは皮肉にも、“デュラハン”を切欠にしてオーヴァードとして目覚めたのだ。その後、UGNに保護されて今に至るが、あの日の惨劇は悪夢となってキミを苛んでいる。
　ある日、キミは“デュラハン”が再びロンドンに姿を現したという知らせを受け、改めて倒すことを決意するのだった。

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