容姿・経歴・その他メモ

比羅 ゲンキについて

N村に一人で暮らす少年。
母はおらず、父はいたが失踪した。現在は、失踪した父が残した遺産で学費を捻出しながら、村の中でアルバイトをして生活している。

ロボット、それも人型ロボに強い関心がある。
というのも、彼の家の倉庫には、3m強の人型ロボット……らしきものが置かれているからだ。
しかし、長年動くことはなく、表面こそゲンキが綺麗にしているが、関節部やゲンキの知識の及ばない部分に関してはサビ付きや不具合が起こってしまっている。

夢は、『ロボットに乗って悪人を倒し、世界の平和を守る』こと。子供じみていると言われるし、自覚はある。しかし、在りし日に目を輝かせた父から語られた夢、そして目の前にある人型ロボット。それらが、ゲンキ少年を幻想の軛から解き放とうとしてくれなかった。
ちなみに、ロボットを操作する知識自体は持っている。父、源一郎を何度か尋ねてきたことのある老紳士、フィン･ブースロイドという人物から教わったことがあった。もちろん、実践する機会なんてものは無かったのだが……。それでもゲンキは、いつの日かあのロボットを乗りこなせる日を楽しみにし、教えられたことを忘れないでいる。

アルバイトに関しては、基本的に、荷物運びや掃除といった力仕事、雑用をして働いている。賃金は正規に決まったものではないので良くはない……というか、貰わない時もある。
ゲンキの父は、ロボットに詳しいことに関連した知識なのか、村の機械類や家具類、時には建物の中身の修理、管理まで行っていた。だが、彼が居ない今、彼ほどの技量と知識を持たないゲンキは、せめてできる範囲で村の役に立とうとしている。
いつか、父とまた会える日を願って。

神谷美湖について

村八分にされていることは承知しているが、ゲンキは「父ちゃんならきっと村八分にされてる女の子にも手を差し伸べるはず」と考える為に、
ちょくちょく困ったことはないか、元気かどうか様子を見に行っている。
なぜ村八分にされているかはわからないし、村の人間のことが嫌いな訳では無いが、村八分にしろという風潮に従う義理はないと考えている。

セッション履歴