概要

「人間ひとりが一生に救える運命(いのち)には、限りがある」

人物

四条 鈴理（シジョウ レイリ）
16歳 身長156cm
UGNのエリートエージェント。
ノイマンのピュアブリード
剣戟特化型白兵戦オーヴァード
長い髪が特徴的な、鋭い目をした少女。
口数が少なく、一見冷徹な印象を抱く。
立場上、同僚以外の人物と必要以上の関りを持つことを避けている様子。
これは本質的には心優しい人物であるものの、任務中は私情を強く戒めているため。

エフェクトに頼らず、"疑似遺産"と呼ばれるEXレネゲイドを操って戦うため高い継戦能力を持つ。
最悪の状況にも怯まず突入し、剣一本で任務を達成するエリートエージェント。
一方で仲間が全滅するような状況でも一人で生き残って帰還するその様子から、一部では"死神"と呼ばれ恐れられてもいるようだ。

詳細

来歴

事故によってUGNに保護されて以降、10歳頃からエージェントとして戦い続けている。
体内に埋め込まれた機器により精密にコントロールされた心身は歴戦のエージェントにも劣らない実力を持つ。

彼女は生まれながらにして優秀な能力を持っていたらしい。
しかし、UGN本部の研究員だった両親は研究所の事故で死亡。彼女もまた同時に重傷を負うことになる。
両親が最期に施した処置によって一命は取り留めたものの、
自身の意思で一切レネゲイドをコントロールできない身体となってしまった。
彼女に残されたものは、父親が研究し作り上げた"疑似遺産"と呼ばれるEXレネゲイドの数々と彼女自身の生命だけであった。

エフェクトを使うことができない彼女は裏方として戦う選択肢も存在していたが、それを選ぶことはなかった。
自身の生命の価値を証明しない限り、"両親の生命と引き換えに救われた"という事実に耐えきれなかったのである。

"疑似遺産"："白刃"(ホワイトエッジ)

EXレネゲイド研究者であった父親が作り出した"疑似遺産"の最高傑作。
斬る対象の運命力を削り取り、自壊させながら両断することが可能な魔剣。
使用者が対象を斬ろうとした時点から斬られた結果が形成されるため、使用者の技量を問わない点が利点。
この能力によって鈴理は素人同然の身体能力でありながら、達人の如き剣術を振るうことが可能となっている。
その代償は使用者のレネゲイドと運命力。
普段は、鈴理の義手と同化して格納されている。

運命力とは、生存のために消費されている当然のような幸運のこと。
運命力の低下した者は間の悪い事故に遭遇するようになってしまう。
この魔剣は運命力の局所的な低下を意図的に引き起こすことが可能な力を持つ。

【無拍子(むびょうし)・鬼牙絶刀(きがぜっとう)】

"白刃"(ホワイトエッジ)を最大出力で起動した際に放たれる絶技。
対象の斬滅だけに留まらず概念の否定すらも可能なため、特殊な防御障壁ごと叩き斬ることもできる。
理論上は抽象的な概念も切り裂くことが可能だが、どのような結果が導かれるか不透明なため使用されたことはない。
技の威力の割に発動後の隙が少なく、一度の戦闘で複数回放つことも可能。
無論、使用するごとに鈴理の運命力は次々に削られ続けていく。

セッション履歴