容姿・経歴・その他メモ

妖艶で神秘的なふるまいを見せる少女。
左側の髪の毛が一部跳ねており、赤く染まっている。
幼少期から壮絶な人生を経験しているためか、どこか達観している。母親は出産時に持病の癌で死亡。以降は父親の手で育てられることになる。
父親である海青柳　門藤（みあおぎ　もんどう）は真っすぐで人当たりの良い男性であり、何とか苦悩しながらも、男手一つでここまで育て上げてきた。門藤は政治家でもあり、「この世の中をよりよくしたい」と願う善良な人であった。しかし、中学3年のころ、冬子が家に帰ると門藤がリビングで血を流して倒れていた。体にはおびただしい量の銃痕が残されており、部屋も争いの形跡があった。誰がどう見ても他殺だったが、警察は不審死として片づけてしまった。冬子はこのことで抗議しに行ったが、不思議なことに誰もその話題を覚えていなかった。否、あえて隠していたのかもしれない。こうして、冬子は一人きりになってしまった。
途方に暮れた冬子は近くの公園で思いをはせていると、霧白　勅がたまたま通りがかり、冬子が夕方に一人でいたため心配して話しかけてきた。最初、冬子は何もしゃべらなかったが、勅が「行く当てがないなら、うちに来る？」と言った。父の善良な性格を受け継いでいた冬子は断り切れずに勅の家に向かうことになる。そこで、彼女の優しさに触れ、冬子は幾何かの元気を取り戻した。
今では勅と一緒にルームシェアをして暮らしている。（高校に行けているのも半分は勅のお陰である。もう半分は父の人脈と資産）
ちなみに、勅がオーヴァードだということは知らない。
性格は上記の通り妖艶で、神秘的なふるまいを見せつつも、父の善良な心を受け継いでいるため、人当たりが良く、相談にも乗ったりする。ちなみに、ふるまい方は母親からの遺伝だそうだ。

彼女はオーヴァードではない、普通の高校生だった。のだが―――

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