黒甲冑の中身、それはこれと言って特徴のないごく普通の小柄な女性である。

餅付のヒーローネーム「黒甲冑」は、ライアンズ社及びUGNが意図的に流した本来とは異なるヒーローネームである。彼らは彼女のことを「黒甲冑」ではなく、「ジャーム喰い」と呼んでいる。
また、その実績についても多くが隠蔽されており、世間の評価が低かったり、戦い方が知られていなかったりするのはその影響だ。実際は100体以上のヴィランを討伐しているほか、犯罪組織の一つを単独で壊滅に追い込むなど、その実力はトップヒーローと並ぶレベルである。
そこまでの実力があるにも関わらず、なぜUGNとライアンズ社は彼女の活躍を隠すのか。その理由は彼女の戦い方にある。彼女はジャームやRBに対して強い食欲を抱いてしまうのだ。これにより、彼女はヴィランを食べながら討伐する。そのため、その戦闘の様子は非常に凄惨なものとなるのだ。市民の不信感につながりかねないと判断したUGNとライアンズ両者は、UGNの権力とライアンズ社のセキュリティへの影響力を利用して、彼女の戦闘の様子を隠蔽、なるべく目立たないようにした。しかし、ヴィランの間では彼女の噂はすでに広まっている。強い食欲自体は生まれつきのようだが、その矛先がジャームやRBに向いたのは、「人食わせバーガー」事件が発端と見られる。