容姿・経歴・その他メモ

履歴

生まれつき繊細だった恋兎は、女の子同士で付き合っていることに対する偏見に耐えられなかった
「友達にしては距離が近すぎて変」「普通そんなことしない」「気持ち悪い」
恋兎に投げつけられた罵詈雑言の数々
心療内科にお小遣いで通い、薬を処方してもらうも恋兎の心は癒しきれなかった
らぶりも次第に恋兎の精神状態に引っ張られていき、どんどん2人だけの世界に閉じこもるようになっていった

下校途中、電車を待っている時にふと恋兎は口にしてしまった
「終わりにしたい」
穏やかに微笑みながらそう呟いた
らぶりは頷いた

そこからはもう、死ぬだけだった
快速が来た時に線路に飛び込む
そしてーーー
恋兎は不幸にも病院で目を覚ました
らぶりは助からず、自分だけ助かってしまった
そしてオーヴァードというものに覚醒したのだと告げられた
そこからの恋兎の精神状態はひどいものだった。腕を切り、ODをして、でも体は再生していく
絶望の塊だった

そんな時にふと、らぶりとそっくりな……いや、記憶すらも持った、愛染らぶりの名前を名乗る人物に出会う
詳しい人に聞くと、恋兎の記憶を映し取って産まれたレネゲイドビーイングらしい
そして、そこから恋兎から憎悪の感情が消えた
らぶりのレネゲイドビーイングが記憶を移しとる時に肩代わりしてくれたのだろう

戦闘の時はらぶりが敵に近づくと敵の精神が恋兎のトラウマで汚染されていく
その度に恋兎もトラウマを思い出す
らぶりにだけ憎悪を背負わせているという事実に嫌気が差す
戦いを終えるたびに《完全演技》で取り繕うのが精一杯だ

恋兎はらぶりのことをもっと知っていれば、と後悔している。自分の記憶を読み取っただけのレネゲイドビーイングは恋兎が知りえること以上のことを知り得ない
だから、これから会う人間のことはなるべくいろいろ知りたい。だから、恋兎は記者を目指すのだ
そして、自分達が救われなかった分、他人に手を差し伸べて少しでも多くを救おうとするのだ

イメソン 夜に駆ける/Overdose

セッション履歴