フレーバーテキスト

「来るな化け物」とあなたは言った。
がむしゃらに、守るために殺して、曲げて、潰した。
そんな私を、あなたは穢らわしい、人ではないと言う。
それが私があの時に、魂に受けた烙印だった。

「おはよう。汐梨」とお前は言った。
制服のスカートをひらりとたなびかせ、お前は笑う。
何も変わらぬその顔で、お前は私を嗤うのか。
化け物と呼んだその口で、お前は私の名を呼ぶのか。

セリフ例

「探して殺して金をもらう。人と関わらなくて、こっちの方が楽だ」
「お前の事情は知りたくない。だから消えろ。万象還せ、凶の黒星」
「…何も知らないあの子も。守ろうとする奴らも。好き放題暴れる奴らも。…全部、全部憎たらしい。その笑顔、踏みつぶしてやる」

設定

３行

・黒髪蒼目の掃除屋。
・重力を操る能力者。敵を圧し潰し、粉砕する。
・人間不信なくせに気位は高い方。

一般情報

黒髪蒼目の女性。
フリーランスで何でも屋をしているが、能力と評判的にはもっぱらオーヴァードを殺す掃除屋。
その能力と戦闘スタイル、それから情状酌量の無さから、「止めれらない圧倒的破壊力」の意味で「ジャガンナート」のコードネームで呼ばれている。
物静かで冷静で淡々と依頼を遂行するタイプと思われるが、怒りっぽい一面があり、感情に任せて行動することもしばしばある。
嫌いなものは、嘘や虚構、笑顔や人付き合い。好きなものは猫。

覚醒時に巻き込まれた事件でインフィニティコードに影響され、特殊なレネゲイドに感染しているが、本人はそれについては無頓着。
その力目当てか、"反逆の聖人"アルフレッド・Ｊ・コードウェルから接触があったものの、普通に知らないおじさんだったので突っぱねた。
彼女にとって、彼らは自分が覚醒してしまったきっかけでもあり、加害者でしかないので当然である。しかし、ことがズレていたならば、次期マスターレイスの席に座っていたかもしれない。

能力はバロールのピュアブリードで、重力操作によって眼前の敵を圧倒するパワータイプ。
その破壊の跡から彼女の仕業であることが分かることもあるが、そういった派手な破壊をしたときは大体キレて思いのままに一帯を圧壊した結果である。
バロール能力者としての邪眼の形状は光を飲み込む歪んだ球体に、黒いレコードのような環が付いた土星のような形をしている。

経歴

元々は日本の一般家庭で育った普通の少女。父の稼ぎも多く、不自由ない裕福な暮らしぶりだったと言える。
地元の学校に通って、友達もそれなりにおり、引きこもりもせずはしゃぎすぎもせず、勉強もそれなりにする優等生と言えた。
全てが変わってしまったのは高校２年生の時に起きた事件。
ＦＨが企てたレネゲイド事件によって彼女は覚醒し、ＵＧＮと協力して、ＦＨの陰謀を破壊した。
しかしその事件から、彼女の生活や性格は変わり始める。
勉強も、友達付き合いもおろそかになり、大学進学をやめて親に就職すると嘘をついて、高校卒業とともに地元を離れた。
ＵＧＮイリーガルとして一応活動していたものの、意味を見出せなくなりやめた。
そうして、今はフリーランスのオーヴァードとして活動している。

彼女が遠ざけるのも怒るのも、かつて大切にしていたものだろう。
そこには彼女の失望、恐怖、そして今だ癒えないトラウマが関係している。

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