何の変哲もない、ごく普通の家庭の生まれ。
　レネゲイド適性からFHのとあるセルに目づけられて誘拐に遭い、強制的に"遺産"の実験体とされた。
　そのあとUGNに救出されたが、過酷な実験によりホルモンバランスが壊れ、最早女性といえない体になってしまう。
　また"女"として見られることに対して嫌悪感を抱いているようで、あまり女性らしい格好をしていないのはその原因もあると思われる。

　彼女に適合した遺産。
　死者の国ヘルヘイムに存在しているとされる氷の川、その川から取れた永久氷晶（即ち、溶けない氷）を指輪に加工したもの。伝承によればこの川に流れるのは毒液であり、そこから霜の巨人が生まれたという。そのような伝承から得た性質か、この遺産もまた契約者に氷を操る能力と、巨人族の生命力を与える。
　また、詳細こそ不明だが、ノルエルの悪意を受けていたとされ、持ち主にあらゆる不幸をもたらすという。しかしその性質を逆に利用され、意図的に攻撃を自分に引き寄せることで味方を守るといった荒業に使われていた。