容姿・経歴・その他メモ

幼少の頃にテレビで見たサーカスをきっかけにサーカス団員を夢見た兄の鷹見狼顕と体を動かすことは苦手だから獣医になってサーカス団にいる動物を見てあげたいと獣医を夢見た弟の鷹見狼呀。

兄、狼顕はやんちゃだが所謂天才で頭脳明晰スポーツ万能でサーカス団になる事も夢ではなかった。
弟の狼呀はというと頭も悪く体を動かすことも苦手な内気な性格で、いつも周りに兄と比べられては虐められている。
そんな弟をいつも守ってくれたのが兄の狼顕だ。

ある時に両親と共にスキーに行った時にやんちゃな狼顕が両親の言いつけを守らず狼呀を連れて人がいないところで思いっきり滑ろうとしたが、そんな時に雪崩が起きその雪崩に2人とも巻き込まれてしまう。

気が付いた時には意識は朦朧とし兄、狼顕の姿はなく頭から血を流し大樹を背にもたれかかっていた。
子供ながらにこのまま死ぬんだなと思った時、絶滅したはずのニホンオオカミがその場に現れた。
そしてそのニホンオオカミの温かい毛皮に覆われて暖かいと思いながら意識がなくなった。
すると朝を迎え登山客に助けられたのだ。
そしては何故か頭の傷は無くなっており、その時から動物と心を通わせられるようになった。
後から思ったが恐らくあの時に1度死に、あのニホンオオカミに振れオーヴァードとして覚醒したのではないか。あのニホンオオカミもレネゲイドの力を持った同胞なのではないかと察した。

兄がいなくなって一人ぼっちになってしまった狼呀。
兄さんじゃなく死ぬのは落ちこぼれの僕の方が良かったんだ...と思い悩んでいたが周りの動物達に励まされ少しは立ち直れるようになった。
その時から兄の夢も同時に叶えたいと思い始め、獣医になる為の勉強やサーカス団員に入る為の体力作りなどをするようになった。
幸いオーヴァードに覚醒したことにより体力が飛躍的に上がったので狼呀でもなれるだろう。
獣医の勉強の方は元々頭が良くなかったので大変ではあったが、高校に入る頃には見違える程に頭も良くなっていた。

勉強に体力作りばかりに没頭し友達作りに割く時間が無く高校に入るまで心を許せる友は動物達しかいなかった。
だが高校に入ると同じく医学部を目指す少女、滝野木結と出会う。
最初は興味を示さなかったが同じ医学部を目指す同志としてシンパシーを感じ、時には喧嘩し時には励まし合い、切磋琢磨しながらいつしか心を許せるライバル、そしてかけがえのない親友と思うようになる。

だが高二の夏に事件が起こった。高校がジャームに襲われたのだ。
すぐさまワーディングを張ろうとすると何故だか張ることが出来ない。
恐らくワーディングキャンセラーの影響だろう。
仕方ないから下校途中で一緒にいた滝野木結や他の生徒を守りながら戦うことになる。
だが守りながら戦うと言うのは中々に難しく、結を守り背中を刺され血を吐いて倒れてしまう。
その時に狼呀の血を浴びたからか滝野木結もオーヴァードに覚醒してしまう。
その力でジャームを倒す事は出来たが、戦闘が終わると滝野木結もその場に倒れてしまう。

ワーディングを張らずにジャームと戦うという異例の自体にUGNはざわつき、ワーディングキャンセラーの影響ということで狼呀は不問となるが生徒達への記憶処理、再び襲われるのでは無いかという家族の身の安全を考え家族と離れUGNに入らないかと提案を受け、入ることを決意する。

そこで色々あり滝野木結が支部長として就任し狼呀は補佐だとローザ・パスカヴィルに言われ、滝野木支部長の補佐として日々切磋琢磨している。
もう誰も失いたくないと思いながら。

「レディース＆ジェントルメン！今宵も私の華麗なるショーをお見せしましょう！」
「お楽しみはこれからだ！」
「僕はもう...誰も失いたくない！」

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