幼い頃、交通事故によってオーヴァードとして覚醒。同時に両親を失い、親類にも見放されたルチカは、孤独の中で生きる術を探すしかなかった。

心の隙間を埋めるように、彼女はエフェクトを使った悪戯や窃盗に手を染め、何度も警察の世話になる日々を送っていた。

そんなある日、UGN支部劇団「極楽鳥」へ盗みに入ったルチカは、座長・風鳥演太郎に見つかる。
しかし彼は彼女を咎めるどころか、その才能とエフェクトの使い方に目をつけ、UGNへのスカウトを持ちかけた。
最初は反発し、何度も劇団に忍び込んでは逃げる日々。
だが、繰り返すうちに「芸」というものに惹かれ、やがて盗みから足を洗ってキチンとエフェクトの訓練を積むことを条件に入団を決意する。

現在では、UGN支部劇団「極楽鳥」内の前線チーム「ポルカ雑技団」に所属し、道化師としての顔と、オーヴァードとしての力を併せ持つアタッカーとして活躍中。

自らの影を自在に操り、爆発や動物の影を生み出して攻撃を繰り出す。
影は彼女の感情や芸のテーマに応じて形を変え、時には猛獣のように、時には幻想的なマジックのように敵を翻弄する。
更に空間操作の力を使い、手持ちのナイフを自在に操る。手に持たずとも、空中を舞うナイフが彼女の意思で踊り、敵を切り裂く。

ナイフアクションやマジックを駆使し、戦場でも舞台でも観客を魅了する彼女の姿からコードネーム“｜HarleQueen《ハーレクイーン》”と名付けられた。

・暇さえあればショーのためのナイフアクションやマジックの練習をしている。
・練習しているところを見られるのはあまり好きじゃない。