小柄な金髪の少女。いつも元気で、頼りになる姉御肌。身長をいじったら怒る。

　彼女はいわゆるデザイナーベイビーで、家族といった存在がいない。ブラム＝ストーカーの自傷するというデメリットをいかに無くすことができるかという実験のために生み出された存在。
そのため、彼女が生まれる何年も前から大量の「金森桂里奈」が存在している。
また、デザイナーベイビーのため２５歳ほどで体が崩れ、死亡してしまう。ブラム＝ストーカーの特性を最大限活かしても、３０歳が関の山となっている。
金森桂里奈は、このことをすべて知っており、知ったうえで表面上はそれを受け入れ、生きている。しかし本心では自身を生み出したＵＧＮのことを憎んでおり、何をしてでも寿命を延ばしたいと思っている。自身の身体的特性故か、後先考えない行動が非常に多く、言動の端々に自暴自棄な性格が垣間見える。

水ヶ谷　硝子（みずがや　しょうこ）に恋心を抱いている。どうせ短い命なのだからと恋愛を楽しみたい気持ちと、そもそも自分は女性なのに相手は心を許してくれるのか。下手に自分のことを覚えてしまい、死んだことを気に病んでほしくないという感情、そして、自分よりずっと長く生きるであろうことへの疎外感、嫉妬心から、自身の感情に板挟みになっている。

表面上は、他人に頼られることが好きな姉御肌。しかし、本当の彼女は自暴自棄でネガティブ思考な根暗。どうせすぐ死ぬため、他人と深いつながりを作ろうとしない。
普段明るい性格をしているのは、みんなに優しく、明るく振舞えばいつか、何か奇跡が起きて普通の人のように長い時を生きていけるかもしれないという希望に縋っているため。

　武器を己の血液で生成し、それを用いて敵と戦う。それだけ。小細工ができないため単調で見切られやすく、それにデメリットも非常に大きいことは理解しているが、寿命の関係上これ以外の戦闘法を磨くことができないため、渋々こう戦っている。

シナリオを通過することで、水ケ谷硝子と恋人関係になった。これまで自身の人生に楽しさを見出していなかった桂里奈だが、ようやく彼女の人生にも彩が生まれるかもしれない。