容姿・経歴・その他メモ

凪篭　かこ

　シスターめいた装いの全身白ずくめの長身の少女。FHセル、「ライアビリティ」に所属するFHマーセナリー。一般家庭の出身だが、FHに誘拐され覚醒、そこから救助された後UGNに加入し、その後更にFHに転向したという特異な経歴を持つ。

　明るく聡明で、誰からも好かれる優等生的な人物。頭は回るものの舌戦や腹の読み合いはあまり得意ではなく、どちらかというと直感と押しの強さで乗り切るタイプ。困っている人を放っておけない極度のお人好し。とても優しい性格だが、自身の目的や価値観と相容れない敵対者であれば容赦なく排除する一面もある。

　能力は「烏への獣化・光学及び音響を介した認識操作・超直感」。白い烏への部分獣化能力を持ち、純白の翼や鋭い爪としてその因子を発現させる。また、光や音を介し相手の脳にサブリミナルめいて働きかけることにより、対象の認識をずらす能力を持つ。戦闘時は、相手の認識から自身の存在を希釈させることにより隠密化し、手に持つ刀、「擬製・書付烏」による必殺を仕掛ける。生まれついた超常的な直感を持ち、未来予知めいて数瞬先の未来を読むことが可能。更にこれらに加え純粋な高速移動や光学操作を交えることで驚異的な戦闘能力を誇る。

　彼女が何度も所属組織を変え続けているのには理由がある。それは、とある人物を探すためだ。FHの実験施設に囚われていた自分を救い出してくれたヒーロー。他の全てをかなぐり捨て、その光を追い続けているのだ。

『辛いとき、苦しいとき、人はヒーローや神様に助けを求める。ならば、ヒーローや神様は、誰に助けを求めればいいのだろうか。あの日から私の目は白く焼けたままだけど、ぼんやりとした光の向こうに未来があると信じている。私は、ヒーローのヒーローになりたいんだ』

　彼女が追う人物、その名は「暁羽未来」。彼女を救ったヒーローは既に死亡している。奇妙な銀河鉄道で邂逅する彼女は、かつてのヒーローの紛い物でしかない。それでも。

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