元 非指定暴力団 永道組（現在は抗争により壊滅済み）構成員。
抗争相手であった鴻央会と、その背後に存在するFHへの報復を目的としてUGNへ参入。
UGN参入の際の「ヤクザ稼業からは足を洗う」との宣言もあり、現在はUGNの規範に従い活動している。
潜入や制圧、破壊活動等、荒事全般に対する独特の嗅覚がある事、
従者と連携し、情報収集・調達から戦闘までオールラウンドにこなす腕がある事等から、
日本支部の指揮下で各地を転戦している。

実の両親は不明。孤児院育ちで周囲となじめず、荒んでいた所を
非指定暴力団 永道組の組長である天池 浩仁に拾われ、義理の娘として育てられた。
拾われた際、義理の父の苗字と名前から１文字ずつ貰い、天城 惇子と名乗る。

永道組は義理人情を重んじる、昔気質のヤクザだったこともあり、
不良系グループとつるむヤンチャな青春時代を過ごしていた。
育ての親である天池を「オヤジ」と呼び慕い、周囲の組員からも「お嬢」と呼ばれ可愛がられていたが、
荒事周りの直感が人一倍優れており、鼻が利くことから
荒事に首を突っ込みたがる悪癖があり、説教されることもしばしばだった。

高校を卒業してしばらくした頃、勢力を拡大していた鴻央会と永道組の間で抗争が勃発。
FHの支援を受け、オーヴァードを多数擁する鴻央会の前に永道組は歯が立たず、
組長以下、構成員は全滅。当時事務所に居た天城も死亡した。

その際、死亡を契機としてオーヴァードに覚醒。
自身の情報網から鴻央会と、そのバックであるFHの存在を知ると、
FHへの報復を目的として、その敵対組織であるUGNに参入した。

現在は日本支部所属のエージェントとして、事件への対応で日本各地を飛び回りつつ、
鴻央会の報復の機会を待ち続けている。

UGNへの参入に際し、ヤクザ稼業からは足を洗っているが、
言動の端々や背に刻まれた刺青等、在りし日の名残が所々に見受けられる。

白いスーツに身を包み、笑顔の仮面を付けた姿で現れる。
簡単な発声機能を持っている様で、「Hmmm……」「Oh……」等の感嘆詞と身振り・手振りでの意思疎通を行う。
僅かに見える肌は初老の男性を思わせる物で、数多の傷跡が刻まれている。

複数のシンドロームに反応する、EXレネゲイドに感染した槍を愛用している。
「街から街へ、事件を追っての旅烏さ。コイツ一本あれば十分さ。」とは、本人の言。
従者使いとしては珍しく、戦闘の際は従者を腕甲として纏い、自身が前線に立つスタイルを取っている。
敵陣真っ只中へと飛び込み、接近戦による迅速な鎮圧を得意としている。

三つ追い松葉に「永」の一文字が刻まれた代紋。
一部の曇りもなく磨き上げられ、胸元に輝いている

それは、在りし日の家族"達"の記憶。
自分を暖かく迎え入れてくれたオヤジの、古傷だらけの皮膚。
口うるさく説教された若頭の、ビシッと決まった純白のスーツ
大柄で頼れる兄貴分だった舎弟頭の、オールバックにセットされた髪型。
自分を姉御と呼び慕ってくれた若手の、ギラギラ輝くピアス。
本当の家族の様に暖かかった、組員たちの笑顔。
今は亡き、家族"達"の記憶。

故に、その従者は無貌。"誰か"ではなく皆が、大事な家族だったから。
故に、その従者は笑う。幸福であった日々を懐かしむ様に。
砕け散った日々は元には戻らずとも、思い返すことはできるから。

エブリシングレディ
・回復：簡易手術キット（IC:P86)
・戦闘：パワーアシストアーマー（R2:P191)