資産家・十日夜家の男当主。本名は「十日夜還（とおかんや・かえり）」。
元々はFHセル「豊穣の月の観測所」のリーダーで、自分の潤沢な資産を用いて自分の家、土地や周囲一帯、
ひいては世界全体を支配するのが目的だった。
しかし、バーチャリウスに「ゲーム」を挑まれて敗北、セルのメンバーは全員死亡。
本来は彼も殺されるはずだろうが、自らの財産を渡し、セルの一員となり服従することで見逃される。
その際、服従の意を示す形として男から女に姿を変え、「十日夜エリカ」と名乗っている。当人からするとだいぶ屈辱ではある。
こうして十日夜家はお取り潰しになった。


・FHセル「豊穣の月の観測所」
十日夜家の一員、ひいては関係者で構成されるFHセル。
古くは第二次世界大戦以降、十日夜家の初代当主がひとりで財を築いていったというが、
その背景には人間には理解しがたい「異能の力」が絡んでいるという。
（モルフェウスの≪黄金錬成≫でざっくざっく金を作っていったイメージ）

現在はFHと関係を持ち、欲望のままあらゆる手段でこの世を支配する、ということを目的に掲げている。
十日夜家そのものがない。
といっても、還自身はさほど家系にこだわりがある訳でもない。支配するのは家ではなく自分なので。

特にFHセルを作ることはなく、個人で動いている。
過去のコネクションを利用し、FHセルを支援することを行っている。
ただし、それも裏側ではいずれ自分が全てを支配するための手を広げている段階である。
性別は男だが、なんだかんだ便利なこともあり、メイド時の女の外見も普通に使用している。