容姿・経歴・その他メモ

髪

瞳

肌

「チカラは抜け。気ぃ抜かなけりゃそれでいい」

自分はここで良い。それが最も効果的だ。
昏い底で見上げすらもしない。それが長く続けるコツだ。
昨日も今日も、明日の先も仄暗い。
ただ殉じてるだけじゃない。託せられる存在が居る限り、俺はその影を全うしよう。

表に名前が挙げられない。それはUGNの中でも影の仕事を担当していたためだ。
レネゲイド災害緊急対応班、ナイトフォール、ストライクハウンド……名だたる部隊の裏で記録に残らない戦いをし続けてきた。
仲間もいた。達成感もそれなりにあった。だが、ある日の戦いで叩きのめされた。
彼を知っている者はこの世に残っていないことに気付くのは長くかからない。
所属と仲間を失い、あてもなく彷徨う事しかできなかった。
その先で出会った“子供（チルドレン）”の存在に幾ばくか救われたのかもしれない。
それならばその子の影ぐらいは支えてやろう。必要がなくなる少しの間だけでも。

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