容姿・経歴・その他メモ

パーソナル情報

髪

灰色

瞳

赤色

肌

肌色

誕生日

1月30日

コードネーム

飛蝗たちの化身(クラスターホッパー)

一人称

あたし

二人称

あなた、お前、○○、てめぇ(対ヴィラン)、○○さん(年上)

好きなもの

炭酸飲料、縁の手料理

嫌いなもの

ヴィラン、孤独

尊敬してる人

＜蹴撃飛蝗＞徳山想、＜殴撃飛蝗＞内山瞬、＜狼王＞ロボ

人物

少しダウナー気味のヒーロー。黒系の服に身を包み、腰には厳つい銀色のベルトを巻いている。
オートマトンホッパーと呼ばれる、飛蝗の見た目をした機械のRBと共に行動している。
長谷川縁(はせがわよすが)という兄がおり、彼のバックアップを受けて行動している。縁の事は「兄貴」と呼んでいる。

来歴

オーヴァード覚醒まで

長谷川家に生まれた次女。父は誠勝(まさかつ)、母は恵梨香(えりか)、兄は縁(よすが)。兄とは9歳年齢が離れている。
兄妹仲は良好で、年齢差など二人にとっては些細な事であった。元々は明るく献身的な性格で、縁を「お兄ちゃん」と呼んでいた。
ヴィランの脅威に怯えつつも、皆で慎ましく生きていたが、ある日を堺にその幻想は崩れ去った。

レネゲイドウォーから4年……渚が13歳の頃。長谷川家が暮らしている地域が、ヴィランとの交戦場所になった。
避難を開始した長谷川家であったが、ヴィランの到着が予想よりも早く、攻撃に巻き込まれてしまう。
ヴィランの攻撃によって家屋が倒壊し、誠勝と恵梨香はそれらの瓦礫に巻き込まれて重症を負ってしまう。
縁と渚は瓦礫にこそ巻き込まれなかったが、精神的苦痛やレネゲイド反応により、オーヴァードとして覚醒してしまう。

能力を制御できずに暴走を始めてしまった縁と渚であったが、そこにとある二人組のヒーローが現れる。
現れたのは＜蹴撃飛蝗(キックホッパー)＞徳山想(とくやまそう)と、＜殴撃飛蝗(パンチホッパー)＞内山瞬(うちやましゅん)であった。
内山が縁と渚のレネゲイドを吸収した事により、何とか二人の暴走は収まった。一方徳山は、誠勝と恵梨香を瓦礫から救助した。
そうして長谷川一家を救助した徳山と内山は、長谷川一家を非常用医療テントへと連れて行った。

救助後

早急に非常用医療テントへと運ばれた事により、誠勝と恵梨香は一命を取り留めたが、完治に年単位での時間を要する状態となった。
一方でオーヴァードに覚醒してしまった縁と渚には、内山からレネゲイドやヴィランについての説明が行われた。
ヴィランの脅威を改めて実感した事や、助けられた恩義もあり、縁と渚は自身の能力を活かして共に戦えないかと申し出る。
最初は渋っていた徳山であったが、内山の説得や長谷川兄妹の思いに押され、これを承諾した。
かくして長谷川兄妹は、ヒーローのサポート役……現在でいうサイドキックとしての行動を開始した。

徳山と内山について

飛蝗モチーフの戦闘用装甲に身を包んで戦うヒーロー。
徳山はダウナー気味だが、他者思いの性格。シンドロームはブラックドッグのピュアブリード。
内山は少し抜けている所があるが、人懐っこく真面目な性格。シンドロームはブラックドッグ/ウロボロスのクロスブリード。
徳山は内山の事を「相棒」と呼び、何かと気にかけている。内山は徳山の事を「兄貴」と呼び、本心から慕っている。

装甲の展開は、オートマトンホッパーと呼ばれる飛蝗型の機械のRBを、専用のベルトに挿し込む事で行われる。
装備者のレネゲイドと電力を元に装甲を形成する為、ブラックドッグのオーヴァードのみが扱える。
徳山が緑色の飛蝗モチーフの装甲、内山が茶色の飛蝗モチーフの装甲に身を包む。
徒手空拳で戦闘するスタイルを取り、徳山は蹴り主体の戦法を、内山は殴り主体の戦法を取る。

サイドキックとしての行動開始後

こうしてサイドキックとして活動し、実力を開花させていく長谷川兄妹。徳山と内山の補佐や敵の露払いを主に行っていた。
レネゲイドウォー終戦からパラディンのデビューから約2年の間、長谷川兄妹はサイドキックとして活躍していた。
またUGNの設立やヒーロー制度の制定もあり、金銭面での援助も受けられるようになった。
その結果、誠勝と恵梨香の治療費も稼ぐ事ができ、二人は無事完治した。現在は神奈川の閑静な住宅街で暮らしている。

そうして活躍を続けていたある日、渚たちはレネゲイドウォーで戦ったヴィランと再度対峙する。
しかし、ヴィランは以前とは比べ物にならない程の力を有しており、渚たちは劣勢を強いられる。
その戦闘の際に徳山は内山と渚を庇い、縁は逃げ遅れた一般人を庇い重症を負ってしまう。

万事休すかに思われたが、内山は徳山のベルトを渚に使用させる案を思いつく。渚もブラックドッグのオーヴァードである為だ。
長谷川一家を助けてくれた徳山と内山、自身を大切に育ててくれた縁を守りたいと決意した渚はこれを承諾。
そうして徳山と同じ戦闘用装甲に身を包み、ヴィランとの戦闘を再開した。
渚からの電力供給が十分だった為か、オートマトンホッパーから機械仕掛けの飛蝗が無数に出現した。
この無数の飛蝗をヴィランに殺到させ、ヴィランの肉体やレネゲイドを全て食い破った。……それはまるで蝗害のようであった。
なお、徳山と縁は医療施設へ運ばれ、一命を取り留めている。

ヒーローとしての行動開始後

療養が必要になった徳山に代わり、渚がヒーローとして活動するようになった。
内山と共に行動をしており、一定の戦果を上げていた。慕っている兄がいる者同士なのか、二人の相性は良かった。
しかし、レネゲイドを吸収できる能力が祟ってか、内山は侵蝕率が他ヒーローと比べ高い状態が続いてしまう。
このままでは暴走する危険性もあった為、内山もヒーロー活動を休止する事となった。

これらの事から渚は「自身と関わった人には不幸が訪れてしまう」と考えてしまい、一人で活動する事が多くなった。
縁や徳山や内山には悟らせまいと平常を装っていたが、次第に心は摩耗していく。
明るい性格は鳴りを潜め、現在のダウナー気味の性格へと変わってしまう。

そうして一人で活動を続けていたある日、渚は一人のヒーローと出会う。＜狼王＞ロボというヒーローだった。
"ヒーロー"という存在に強い拘りを持ち、民衆を元気づける強いヒーローであった。弱った渚には、眩しい太陽のように見えた。
深く関わりを持つつもりはなかったが、＜狼王＞ロボの押しの強さに根負けし、何度か任務を共にする事となる。
明るい彼の存在によって浄化されたのか、自罰的な思考に区切りをつける事ができた。

現在

ダウナー気味の性格までは元に戻らなかったが、現在は他ヒーローと協力する姿勢を取っている。……深入りは避けてはいるが。
縁は傷こそ癒えたものの、後遺症が残ってしまっている。性格に変化はないが、身体を動かしすぎると悪影響が出る状態である。
その為、前線での活動は渚が、情報収集や装甲のメンテナンスは縁が担当している。
現在でも徳山や内山とは連絡を取っている。徳山と内山はヒーローを引退し、新米ヒーロー達の戦闘教官を務めている。
二人に性格が変わったと言われた事もあったが、渚は「徳山さんに似たのかもね」と返している。

戦闘スペック

オートマトンホッパーについて

飛蝗の見た目をした機械のRB。専用のベルトにオートマトンホッパーをセットすると、装備者から電力とレネゲイドを供給する。
十分な電力とレネゲイドを供給されると、戦闘用の装甲を装備者の周りに出現させる。
電力供給が更に行われると、クラスターと呼ばれる小さな機械仕掛けの飛蝗が大量に出現する。
クラスターを集合させて任意の箇所に足場を作り出したり、相手に殺到させたりと使い道は自由自在。

戦闘方法

オートマトンホッパーの力を解放し、緑色の飛蝗モチーフの戦闘用装甲に身を包んで戦う。蹴り主体の戦法を取る。
渚の体内に蓄積される電気を脚に集中させ、雷撃を纏った強力な飛び蹴りを繰り出す事が可能。
クラスターが相手に向けて円錐を形作り、そこに飛び込む形で渚が飛び蹴りを放つ協力技も存在する。

その他

台詞

ヒーローは群衆にとっての希望……ねぇ。
全員を救うことなんて不可能だし、希望と言い過ぎるのもどうかと思う。……ま、あたしがやれる分はやるよ。
どうしてかって？　……諦めずに頑張ってた人達を見て育ったからかな。
「飛蝗たちの化身(クラスターホッパー)、到着。さ、ここはあたしがやるから、皆逃げて。」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――"飛蝗たちの化身(クラスターホッパー)"長谷川 渚、逃げ惑う群衆の前に降り立つ。

台詞サンプル

「戦闘訓練は……行けるか、相棒？」
「大丈夫だよ、兄貴。……んじゃ、縁君に渚ちゃん。オーヴァードのイロハ、しっかり叩き込んでやるよ」
「「よろしくお願いします、内山さん！」」
――徳山と内山のサイドキックとして活動するようになった縁と渚。内山との戦闘訓練を経て、最低限の自衛能力を習得した。

「あなたが<狼王>ロボさん？　……てっきり、名前通りロボットかと思ってた」
「なにぃ？　"ロボット"じゃないだとぉ？　ロボはフランス語で"狼"って意味なんだよ！」
――＜狼王＞ロボとの初邂逅。当時弱っていた渚には、ロボが眩しく見えた。

「あーあーあー。酷い惨状だねこれ」
「どうするかって？　ま、見てて。……ね、これで足場ができた。さ、行こう？」
――崩落した建物に到着した渚。クラスターによって空中に足場を作り出し、一般人を無事避難させた。

「……どうせあたしなんか」
「長谷川、"どうせあたしなんか"なんて言うなよ。自分が自分を信じてやれなくて、誰が信じるって言うんだ」
「……はぁ。……どっかの誰かみたいに、眩しい奴だな。お前」
――あるヴィランとの対峙後の一幕。陽正のその言葉が、あるヒーローの在り方と重なって見えた。

「あいつも良いパートナーがいたんだねぇ。あんたも、辛い時は誰かを頼るんだよ」
「そうだね……。ま、一人でいるって想像以上に辛いからね。そうするよ。ありがと、"ナイチンゲール"さん」
「ひゃっひゃっひゃっ、あたしにできるのはこれぐらいさ」
――事件を終えて数日後。"ナイチンゲール"ととあるヒーローを偲ぶ。

「こうしないと……あいつを……あいつを休ませてやる事ができないんだよぉぉぉぉ！！」
「……そっか。……方法は間違ってたけど、ちゃんとあいつの事想ってたんだな、お前」
――暴走したあるヴィランの言葉。そのやり口は渚にとって許せるものではなかったが、根底にある想いは本物だった。

「そうだな……"デイブレイク"とかどうかな。ヤツが齎した闇に、夜明けを逢えさせるって意味でさ」
――まだ決まっていなかったチーム名を提案する渚。あるヴィランを倒す為に集まった四人を象徴するには相応しい言葉だった。

「……私の防壁を破るとはな」
「そっちこそ、あたしのこの攻撃を喰らって倒れないなんて……流石は英雄だよ」
――あるヴィランの強固な防壁と、渚の"轟"がぶつかり合う。技を防がれはしたが、見事に防壁を打ち破ることに成功した。

「一つはあたしの教えを受けるなら手加減しないよ。知識を蓄えておくんだね」
「あともう一つは……もうちょっと愛嬌が良くなりな！　今のあんたじゃ即失格だよ！」
「あはは……ま、昔からこうってわけじゃなかったし、小さい頃思い出してみるよ。うん」
――引退後は医療の道を進む意志を告げた渚に対し、二つの課題を出したナイチンゲール。二つ目の課題には面食らっていた。

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