容姿・経歴・その他メモ

　実年齢より五歳若く見られる事に定評のある小柄な少女。
　派手な出で立ちと頭一つ分低い身長、やたら跳ね回る動作からクラスでも目立った存在であるが、小柄さ故に視界に入らない事もしばしば。

　数年前までFHの実験体の一人であり、彼女がいた研究所がUGNによって制圧された際に保護された。個人を示す物がまるで見当たらなかったが、細胞分裂回数からの逆算で大よその年齢は分かった。名前も無かったので自分で考えて付けた。誕生日は保護された月日となっている。
　同研究所はコードウェル博士が出入りしていたという情報もあるが、現時点でその詳細な情報は不明である。
　高い情報処理能力、レネゲイド適性、人心掌握に長けた性向、全く皆無の戦闘能力から、空席だったN市の支部長へと任命された。



　能力はざっくりと言えば『放電を当てた対象を一時的に強化する』という物。生体電流による脳のリミッターの解放、及びそれによって起こる肉体破壊の補填・再生であると思われるが、これは起こっている事を並べているだけであって原理としてどうしてそうなっているかは不明。そもそも肉体への負荷と関係の無いレネゲイドコントロール精度の向上や神経伝達速度の向上による動体視力の向上、お花に話しかけたらとても元気に育つなど、それだけでは説明の付かない点が多く、またレネゲイドに作用しているという説に関しても、対象者のレネゲイドの活性化その物は確認されなかった事や、オーヴァードで無い一般人にも有効であることが確認されたことにより否定されている。
　よくわからないが、ともあれ放電を当てた対象は、一時的に本来の力を大幅に上回る力を発揮できるのである。

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