彼の妹である長女、都木都宮蓮舞(つぎとみやはずまい)を殺した者こそが彼、都木都宮刃塵である。
中々オーヴァードに覚醒出来なかった日々、妹に負担をかけすぎていた。彼女を前にして刃塵はオーヴァードに覚醒、対抗種をもってしてジャームと化した彼女を即断した。
しかし、彼の宿した血を用いるブラム＝ストーカー、体を燃やすサラマンダー、体を傷つける対抗種はあまりにも組み合わせが悪すぎる。その力は使うごとに彼の寿命を縮めていく。覚醒した直後では、彼の寿命は最長でも40年とされていた。もちろん、これはエフェクトを使うごとに寿命を縮めていき、残り余命は14年と言われている。彼の寿命が来た時、死を迎えるのかジャームと化すのか、それは誰にもわからない。
彼はUGNからの厳重な監視が付き纏う。彼が後ろの人材を育成しているのは、いつでも自分が死ねるようにするためである。

彼は遺産を背負う彼女を救った。その際に対抗種が打ち消されることになる。そうすることで彼の寿命の制限は緩和されたということになる。
彼は、隣にいる彼女「アロウ」と歩んでいくだろう。少しでも長く、一緒にいられるように。