容姿・経歴・その他メモ

名前:夜明 氷理(よあけ ひょうり)
年齢:27歳
コードネーム:紅い武器庫
一人称:私/あたし(素)
二人称:キミ、あなた/あんた(素)

─“『赫』は嫌いです。血の色みたいで、不吉な予感がするので。”
【概要】
自身の血を操り武器を生成する事から付いたあだ名が“紅い武器庫”。
UGNチルドレンからの成り上がり支部長。
【性格】
基本的に誰に対しても敬語を用い、飄々とした態度で掴みどころがない。
濃い茜色の髪は地毛であり、レネゲイドウイルスに感染してからは、一部が黒く変色した。
最もこれが彼女を彼女たらしめる所以である為、本人は酷く嫌っており、普段は帽子で隠している。

UGN支部長の肩書きを持ち立場的には上の人間ではあるものの、地位や権力に興味は無いらしく普段は傍らで経営しているカフェの方へ身を置くことが多い。
デスクワークが得意でないというのもあるが、彼女自身UGNのやり方には思うところがあるらしく…？

今でこそ丸くなったものの、学生時代は筋金入りの不良。未成年にして暴力沙汰や喫煙飲酒は当たり前であり一応今でも喫煙者。(詳しくは以下参照)。
一人称も“私(わたし)”ではなく、“あたし”であり、口調も敬語とは縁のなかった彼女であるが、当時一緒に任務に当たっていた構成員から周りが怖がると指摘を受け、彼が亡き後“私(わたし)”へと矯正されている。
現在の姿は本人の努力によって培われたものであるため、感情が昂った際などには元に戻る。

【カフェ・エンプティ】
先代オーナーから引き継いだ飲食店。
｢誰かの拠り所｣をモチーフに設計されており、こじんまりしている割に落ち着いた店内と店主との距離が近いカウンターを用いている。
何故か1日に1回扉が吹き飛ぶ。
常連客がもっぱらを占めるが、新規も勿論いたり、果ては裏社会の住人まで居る辺顧客層の幅が広い。
此処を訪れたり溜まり場にする者たちは心に何かを抱えているようだが...。
看板猫は黒猫の“黒酢”。意志の促通が可能らしい。

履歴

母親を病で父親は不慮の事故で亡くしている。
親戚をたらい回しにされるも、彼女の周りで起きた2人の死。そして何より誰にも似なかった生まれ持った紅い髪に“忌み子”扱いを受け14歳の頃に家出した。

帰る場所を失い、街中を彷徨い歩いていた際にジャームに襲われ、あまりの理不尽さと押し寄せる無力感が怒りへと昇華された結果オーヴァードへと覚醒。経緯としては本人も充分滅茶苦茶であるがお構い無しとばかりに瞬殺している。
当然UGNが黙っているはずもなかったが、元より帰る場所がなかった彼女にとっては渡りに船だったらしくUGNチルドレンとして任務につくことになる。

そんなある日のこと、任務帰りに不良たちに絡まれた彼女はいつもの様に返り討ちにするのだが、この時にジャーム化してしまった構成員の粛清を行っていた故か、心身共に限界を迎え自らも行き倒れてしまう。
そんな所を偶然通り掛かった先代の店長に保護され、あれやこれやと世話を焼かれた結果、最終的には店のスタッフとして雇われることで生活環境を整えるまでに発展。
恐ろしいまでに話がすんなり進みはしたが、これに関しては大きく分けて2つの理由が存在する。
1つ目は、店長もまたオーヴァードであり、UGNに協力するイリーガルであったこと。
2つ目は、彼に戦闘を挑んだ氷理が完膚無きまでに負かされていたからであった。
当然最初は納得などしていなかった彼女ではあったが、彼と生活を共にし、その人柄とあり方に触れることによって認識を改めることになる。

然しながらその数年後、暴走したジャームによって店を襲撃される事件が発生し、その時に氷理を庇い致命傷を負ったことによって彼は命を落とした。
彼女が店を継いだのは“手を伸ばす側になれ”と、亡くなる直前に彼が残した言葉を守る為でもある(因みに本人は未だに過去と向き合えているようで向き合えていない)。

現在でも、偶に回されるジャーム化した構成員の粛清は請け負っている模様(本人は全力で隠しているため今の所限られた人物しか知られていない)。

セッション履歴