容姿・経歴・その他メモ

一言コンセプト　交通課に憧れる質実剛健 R担刑事。

行見は警察に憧れていた。
警察、と言っても事件を解決する刑事に憧れていたわけではない。
幼い頃に行った交通ルール教室。
そのイベントで出会った交通課の婦警に強い憧れを抱いた。町のルールを陰から支える強い女性に憧れたのだ。

「いつか私も、あのお姉さんみたいに交通課に入りたい！」

それから行見は努力を重ね、実際に交通課の婦警になることは叶った。
努力が実った瞬間は言いようのないほどに喜んだ（めちゃくちゃ祝い酒飲んだ）
交通課に入ってから、彼女がイベントに出るのはそんなに時間がかからなかった。
待ちに待ったイベント。
あの時のお姉さんと同じ舞台に立ち、今度は自分が子どもたちに優しく教えて……。
行見は知らなかった。
このイベントにジャームが混じっているなんて。
当たり前だ、この時まで行見はオーヴァードではなかったのだから。

イベントが始まり、しばらくした頃、ジャームが活動をはじめた。
子どもを一人、また一人と殺し始めたのだ。
一般人であった行見には何もできない。ただただ子どもが殺されるところを見るしかできなかった。
その惨殺が始まった5分後、UGNが到着。
ジャームの鎮圧に成功した。

……何もできなかった。
無力感と罪悪感に苛まれる。そんな感情を抱きながらも、助けてくれた彼らに最初に出た言葉は「なんでもっと早く来れなかったんですか…！」だった。
5分。
たった5分の間に子供たちは惨殺された。
少しでも自分が時間を稼げれば。それかUGNがもっと早く来られたら。
その思いが彼女をオーヴァードへと覚醒させた。

オーヴァードへ覚醒してからは、憧れていた交通課からすぐに異動の指示を出され、R担へと変わった。

彼女はずっと思っている。

R担から抜け出すためには、オーヴァードによる犯罪を根絶するしかない、と。
だからこそ彼女は日々“質実剛健”に事件へと挑んでいる。

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