容姿・経歴・その他メモ

オーヴァードとして覚醒する以前の事は、忘れてしまった。今なお、そのきっかけを思い返そうとすれば動悸が走り、どす黒い感情に支配されそうになる。
……目を開けば全く知らない裏路地に居た。
切り傷まみれの身を起こし、手荷物を確認すれば、辛うじて最低限の現金、通信機器、身分証、免許証、工具セット……そして、一台の軽トラが傍らに停まっているのみだ。
何よりも著しく変わってしまったのは、雷綺自身の身体だった。身体は電気を帯び、指先なんかをコードのように自由自在に伸ばせるようになってしまったというものだから、戸惑った。力を制御できないうちはありとあらゆる機器をショートさせるならばまだ良い方で、触れた人を傷付けてしまう可能性が拭えず、絶縁性の手袋が手放せなかった。

そのような事が起こった後は、自身の出所は分かっているものの元居た生活圏に戻ることは選ばなかった。
今の自分は、大多数の市民や身近な人間にとっての脅威に他ならない。…であれば、似たような身体的症状を持つ人々の集まりの中でコソコソ生きようと考える。
現在は、某情報屋の少女から働き口を得、表の顔は家電修理業者、裏の顔は主にUGNやその他民間人から依頼を受けてジャームの調査、対処を行う何でも屋…『なんでも修理屋さん（ブラックボックス）』として生計を立てている。

第一印象として、気だるげで軽薄そうな男。明るめの茶髪、黒い瞳、少し日焼けした肌色をしている。
好きなものは安売りの菓子パン、苦手なものは無茶振り。……だが、金銭次第でわりとメチャクチャな事もやる。

極端に狭く（身動きが取れない程度）、暗い空間に対してトラウマがある。

セッション履歴