容姿・経歴・その他メモ

UGN御環支部支部長。少女のような緑の目をした、可愛らしい女性。
溌剌とした明るい性格で、チルドレンなど年下に対しては特に優しく振る舞い、日常的に距離が近い。
仕事から身の回りのことまで何でも卒なくこなすしっかり者だが、抱え込みやすい気質が玉に瑕。


柚葉千里の能力を語る上で、彼女が珍しい魔術使い(スペルキャスター)であることは外せない。
外敵を破壊し、致命的な攻撃を逸らし、通常では知り得ないことを知る超常の力を千里は纏っている。
元はUGN神秘課の研究員であり、現在でも業務の傍らでミスカトニック大学民俗考古学科のオンラインカレッジに在学する千里は、多くの魔導書を保有している。
それらはまさに歴史を裏から操ってきた本物の魔術師、あるいは人智を超えた文明にまつわる知識で、レネゲイドに完全には依存しない、本物の魔術の行使を可能にする。
もちろん、神秘課が規定する通り、ただ書物を読むだけで魔法のような力が扱えるのではない。
ノイマン・シンドロームの優れた頭脳がなければ短期間でこれほど難解な言語を解析することはできなかったし、エグザイル・シンドロームの超回復力がなければ魔術の代償が身を滅ぼしていたはずである。


覚醒したのは高校生のとき。
とある事件に巻き込まれ自身も重傷を負い、最愛の妹も失った。
長い昏睡状態から目覚めた千里は持前の洞察眼で世界の真実を知り、間もなくUGNのイリーガルとして活動開始。
高校卒業後は海外の大学に進学するという名目で親元を離れ、正式に組織の職員に迎えられることとなった。
なお、進学するというのは丸ごと嘘というわけではなく、エージェントとして働く傍ら、マサチューセッツ州はミスカトニック大学のオンライン・カレッジにて民俗考古学を学ぶ現役学生である。

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