容姿・経歴・その他メモ

UGN日本支部に所属するエージェント。どこにでもいそうな普通の青年。目立った実績はなく、本人曰くその実力は「普通」。
明るく人当たりのいい性格だが、正義感が強く困っている人を見捨てられないためか、何かと面倒ごとを抱えがち。
1年前に事故に巻き込まれたことを契機にオーヴァードに覚醒したが、本人があまり多くを語りたがらないため詳細は不明である。
「～ッス」が口癖。










以下秘匿設定




「俺、正義のヒーローに憧れてたんスよ。」


本郷隼人は本名ではない。彼の本当の名は、死亡届に記載されている。

彼はごく普通の青年だった。幼少期には仮面ライダーに憧れ、正義のヒーローを目指して警察官を志すような、そんな普通の青年だった。

彼には高校時代からの親友、宮川章がいた。彼らはともに警察官を目指し、ついにその夢を叶え、相棒として切磋琢磨する毎日を過ごしていた。

そんな彼の日常が一変したのは、一年前のことだ。

巡回中だった彼と章は、“輪廻の獣”に寄生されたオーヴァードの襲撃に巻き込まれた。拳銃があろうとも、彼らは所詮非オーヴァードだ。“輪廻の獣”に対抗するすべなどない。

はずだった。

惨劇の中、彼は理を超えた力に目覚めた。正義のため、人のため、彼は無我夢中でその力を振るった。

かくして、彼らを襲った敵は討たれた。宿主を失った“輪廻の獣”は、次の宿主を求めた。

そして、選ばれたのは「彼」だった。


それから先のことは、覚えていない。

次に目が覚めた時には、彼は窓のない部屋で全身を拘束され、無数の銃口を向けられていた。

UGNにより確保された彼は、そこで自身に宿った力を、背負う運命を、世界の真実を知ることとなった。

そしてもう一つ。

一緒にいた宮川章の意識が戻らないことも。

親友を傷つけたのが襲撃者なのか、それとも自分なのか、彼にはわからない。だから彼は、贖罪を誓った。

家族を捨て、恋人を捨て、名を捨てた。「彼」は事故に巻き込まれ、殉職した。


「本郷隼人」は悲劇の輪廻を断ち切るため、その力を振るう。

それが、かつて憧れたヒーローの姿とは違っていたとしても。

「仮面」を纏い、戦い続ける。






(ちなみに本郷隼人の名は、仮面ライダー1号「本郷猛」と仮面ライダー2号「一文字隼人」から取ったもの。)

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