実家は神社で幼い頃からオカルトに興味を持つ。
普段は落ち着いたように振舞っているが実は熱血漢で好奇心旺盛。
知らないことがあるのならば知りたいと思う普通でしょ？
正義感も強く、人を助けるためには多少自分が傷つこうともかまわないと思っている。

小さな頃は警察官を目指しておりそれならば体を鍛えるべきだと勘違いし、近くにあった状術の道場で稽古をつけてもらうことになった。
実家の神社を継ぐことにした今でも鍛錬の為に道場には通っており、その腕前は日々上達するばかりである。
最近では、応用を利かせた実践向きの形も生み出しているが、師範に「カッコイイだろ！？」と披露すると「そんな動き咄嗟に出来るわけないだろバカか」と冷静に返された。
いつも色々なことをため込んでしまう為、考えがまとまらない時には形の復習をして、今大事なことは何かを整理しなおすことにしている。
実家に伝わる神道だけでなく、その他の様々な宗教についても勉強熱心。
人助けが趣味のような性格をしているが、それを言われると「自分の好奇心を満たしたいだけ」とうそぶく。
そこには、照れ隠しと本心が半分半分で含まれている。
本を読んだまま寝落ちすることが多いため、朝風呂派。
ある日、海外で起きたとある行方不明事件をテレビで見る。
その後はほとんど扱えなかった英語を突然扱えるようになったり、誰かに対する罪の意識に苛まれる、時折自分が自分でないような不思議な感覚に襲われるなど自分の中に違和感を抱きながら彼は日常を過ごしている。
とある実験施設の付近で瀕死の状態で発見された彼は、蘇生は絶望的かに思われたものの奇跡的に一命を取り留める。←ここで世界線分岐
しかし、意識を取り戻した彼の瞳には以前ほどの探究心の光は灯っていなかった。
退院後、彼は自身の腹に刻まれた傷跡をなぞる。
確かにあの時、実験施設で一度死んだ自分を助けてくれた小さな相棒と自身を死の淵から救ってくれた今は亡き友人に感謝を感じつつ、今日もまた怪異を探してエクソシストの親友と共に夜の街へと繰り出すのだった。