かつて彼女は、今とは考えもつかないほど活発な女子であった。複数の友達と遊びに行ったり、家にお邪魔したりして友情を育んでいた。
小学生だったある日、彼女は一人の友達を森へ遊びに行こうと誘う。その森は周りの大人からは「危ないから近づくな」と言われていたが、そこまで危ないこともないだろう、という軽い気持ちでその奥深くへと入っていった。

彼女らは、その森で化物に襲われた。
その化物は友人の腹を引き裂き、頭を握りつぶし、胸を貫いた。
そうして次の得物を探すかのように彼女の方を見たと思えば、また別の化物がその化物に襲い掛かったのが見えた。

彼女は一目散にその場から逃げた。
友人の亡骸を置いて、自分が率先して進んだ道を全力で戻った。

彼女は何とか森を抜け、逃げ帰ることができた。しかし、そのそばには一緒に森に入った友人はいなかった。

この事件は、やがて遺体が発見され変死事件として処理された。彼女は何度か事情聴取を受けたが、化物に襲われた、と説明しても(少なくとも表面上は)理解されず、幼い子供故の誤認識、もしくはトラウマに対する自己防衛のための記憶の改ざんとしてまともに取り合ってもらえなかった。

もしも彼女が森へ誘わなければ。もしもそもそも友達でなかったら。友人が死ぬことはなかったのかもしれない。家族が死んだことで嘆き悲しむ遺族はいなかったのかもしれない。友人の葬式に参列しながら、彼女はそんなことを考えていた。

この日以降、彼女の性格が大きく変化した。わざわざ冒険などをしても、ろくなことにはならない。自分が他人と関わるだけで、その他人には不幸が降りかかる。であれば、彼女はまともに他人と関わるべきではない。むやみやたらに外出などしないほうが良い。

ただ、皆が生きていればそれで良い。

PC2　推奨ロイス:キャペタ Dロイス:賢者の石
あなたは私立木之実高校に通う高校生だ。ある朝、あなたが目を覚ますと、自身の部屋に謎の大きな機械が置かれているのを発見する。その機械はどうやら人工知能のようで、自らを「キャペタ」と名乗り、あなたのスマホに侵入（インストール）してきた。この奇妙な人工知能とあなたは、学校生活を今後送ることになるようだ。

いつも通りの日常を過ごそうとしていたら、なんか自宅にでかい機械が落ちてきた。しかも中からなんか声が聞こえてくる。キャペタ、と名乗ったそれはどういうわけか自分のスマートフォンに侵入し、そこに住み着いた。初めは何とかしてそれを消去しようと試みたが、なんか本人に止められたのでなんやかんやでそのままそこに住み着かせることになった。
その日以来、クラスメイトの側によく分からないでかい男がずっといたことに気がついたり、謎の超能力に巻き込まれたりなどと、日常が大きく変化した。ついでに、キャペタには祭りの実行委員になるよう焚き付けられたり、不明瞭な手法によって増えたお金で家が豪華になったりなどと、大元の原因は空から降ってきたサーバーなのではないか、と確信させるようなことをしでかされていた。
ある日、それでも日常を過ごそうと学校で体育の授業を受けていたところ、突然空に竜が現れた。竜などというものが本当に実在したのか、そう驚いたのもつかの間、グラウンドにいる自分たちの方に襲いかかってきた。
どうやら悪い人たちではないらしい例のでかい男ともう一人秘密結社の一員的な人が一般人に避難を誘導しながらそれに立ち向かおうとしていたとき、何故かでかい男を視認できていたもう一人のクラスメイトが超能力などというものに覚醒した。
しかし、それでもまだ足りない。そう考えた彼女は、明日来るかも分からない日常よりも今の安全を取ることを決意し、キャペタから押し付けられた謎のガムを飲み込んだ。

データ的な話

マルチウェポン　lv1→5(20)
ヴァリアブルウェポン　取得(15)

やりたいこと優先するべきじゃね？ということで方向転換
次はハードワイヤードlv5→ハイマニューバー取得
他に取る必要があるエフェクトは生き字引、バリアクラッカーとか？
あとはレベル上げ、能力値上げ？

学校行事のキャンプに向かったらどういうわけか冬樹の訓練に巻き込まれた。
黒崎が冬樹による訓練を受けるのは分かるがなんで自分まで・・・更に水月は本当に訓練が必要なのだろうか？などと思いながらよくわからない人間について調べていると、まさか本当に訓練に効果があったのだろうか、以前よりも格段に力が出せるようになった。
とはいえ、正直そんな面倒くさいことに関わりたくないので、そこまで感謝の気持ちがあったわけでもないのだが、ただそのあとに襲ってきた白衣姿のFH？エージェントとの戦いには役に立ったのでなんだか複雑な感情である。
その後もバレーがあるからさりげなくサボろうなどと思っていたら、近人飛白に襲われるなど、なぜか修行の成果をありがたる事態が連続で発生していた。
なんとか近人を撃退し、一件落着、黒崎も来山と仲良さそうで何より、などと思っていたら、突然、冬樹が暴れだした。
いや、突然ではなかったのかもしれない。冬樹が既にジャーム同然の存在になっているということは、認識していたのだから。

データ的な話

ハードワイヤード lv2→3(5)
生き字引 取得(15)
バリアクラッカー 取得(15)

もうなにすればいいのか分かんない
エフェクトレベル上げ、ハイマニューバー、能力値上げとか？
なんかアタックプログラムとか要らない気がする。

何とか救い出せた。

データ的な話

コンセントレイト lv2→3(5)
ハードワイヤード lv3→5(10)
コンバットシステム lv1→2(5)
ハイマニューバー 取得(15)
暗号解読 取得(2)
電子使い 取得(2)

もう何もわからないめう;;
ポルターガイストとか強くねって思ったけど本当か？でも一撃で終わらせると考えれば・・・と言った感じ

なんやかんやあってそれなりに日常に戻れた・・・と思ったのも束の間、水月の上司だっただろうか、堅路尾久という男が何故か高校に転校してきて来山への猛烈なアピールを始めた。
キャペタに唆されて来山を守りながらの祭りの準備に半強制的に参加させられ、正直面倒くさいなどと思いつつも従事することになった。
その道中、突然「プランナー」という名の女に襲われる。一撃でも当てれば合格、などと言われたため何が何でも攻撃を当てることに注力し、それに成功するととてつもない衝撃を加えられた後に何事もなかったかのような状態になっていた。
その後、例の堅路と他の3人との決闘にまたもなぜか巻き込まれることになり、やはり面倒くさいなどと思いつつもそれを乗り切る。

データ的な話

イオノクラフト 取得(15)
ポルターガイスト 取得(15)

勝利の女神全く活用できとらんなこれ

いよいよ祭りの準備が始まる。来山の容態も確認しつつ、近人にも警戒も向けていた。どういう訳か彼女の家で相談する、ということになったためそこに集まり、途中で来山も呼んで相談したりボケナス黒崎をぶん殴って来山と話をさせたりなどしていたが、突然家に襲撃がかかる。そこにやってきたのは近人と龍だった。何とか彼らの奇襲を耐える事には成功するが、近人が何かを起動したと思うと、家に置かれているキャペタのサーバーが爆発した。キャペタは何事もなかったかのようにスマホに現れたが、しかしそれは本当のキャペタではなかった。違和感があった。それを指摘するとそれは突然無表情になり、襲い掛かってきた。曰く、キャペタは死んだ、もういない、と。同時に、キャペタからのメールが届いた。

このメールを読んで、彼女は目の前のサーバーを破壊することを決意し、それを成し遂げる。

意気消沈したまま祭りの日がやってくる。
半分自暴自棄になっていた彼女は他の3人と共に近人と龍の討伐をする。
やがてそれは成し遂げた。約束は果たした。しかし、かつてはずっとうるさく周りを付きまとっていたキャペタはもういない。

しばらくした後。未だに届く荷物だけをキャペタとのつながりと認識していた彼女のもとに、パスワード付きの謎のファイルが届く。
そのパスワードに心当たりがあったため入力すると、そこから現れたのはやかましくも懐かしいキャペタの姿だった。

データ的な話

勝利の女神 lv1→4(15)
ハイマニューバー lv1→3(10)
イオノクラフト lv1→3(10)