｜芦《よし》という中国の北部の辺境村で双子として生まれた。村の人々は新たなる命に感謝し崇めた。生贄となる巫女が二人が生まれたから。
――芦村は豊穣を目的に人間を犠牲として神に捧げたり、放血儀礼が行われた。そしてそれから流れる血からは世界を創造し育む――といった風習……文明を表す"｜遺産《レリーフ》"があった。
生まれた双子は生贄になることは光栄であり、この村の責任者として頑張ろうと奮起していた。
不作の日々が続いたある日、村人たちは双子の血を以て神の機嫌を直そうとした。二人の巫女を捧げば今後不作は起こらないと確固たる自信が村じゅうに満ちていた。
双子が祭壇に上がり、"遺産"の前に立つ。他の者の介入がされる前に一瞬の雷雨が御供に直撃した。死を待っていた双子の妹記念が目を開けると、隣には双子の姉紀年の雷による焼死体と、晴れやかな空だった。

それからは本当に不作もなく穏やかな日々が続いていた。毎日続いていたあの放血儀礼がなかったかのように。
芦村は近隣の村と衝突があり戦争に発展したこともあったが、記念が指導者として指揮し戦争に勝った。そうして隣の村と合併し芦村は芦町へと拡大した。芦町の代表として記念が讃えられた。
村だった頃は狩りと弾き語りぐらいのものしか娯楽がなかったが、発展していくと新たな武術、競技、知恵が入り、月の節目ごとに分野の違う祭事を行う新しい記念日が増えた。

双子の姉紀年が犠牲になったことが記念は羨ましく思った。けれど"私たち"はいつでも一緒だから寂しくもないしうらやむことはない。だから時々あの放血儀礼を思い出させてくれる。
「もっと生贄を出して、血を流して、世界がもっと命が芽生えるように、血を流さなければならない。供物となることは光栄なことだ」とふと強く思うことがある。今平和な中でどうしてだろう？でも村のための供物になれないなら、せめて他の場所で供養となりたい。
そう思った記念は芦町を大司祭に任せ、自分の知らない世界を見ようと旅を始める。そしてその道中でUGNと出会い、（遺産接触者としてでも）遺産探索局ナイトフォールの所属となった。

尹 浩然が婿に入る予定だったが、誘拐されて行方不明となった。婚約は解消された。

1/1生

GURFA

غرفة　片手に乗せられるだけの水の量。

HIRAETH

hiraeth　帰ることができない場所への郷愁と哀切の気持ち。

YA'ABURNEE

يا اقبرني 　あなたが私を葬る。

God of the Dead　https://www.youtube.com/watch?v=cVukkhUI-xM
The King and the Bull　https://www.youtube.com/watch?v=NOJwOmiKavY
英雄 運命の詩／EGOIST　https://www.youtube.com/watch?v=eaQpo6ogFlc

〇PC④　格闘家のオーヴァード
ロイス：優勝　推奨感情P達成感/N劣等感
世界をさすらい技を磨くキミは、近く香港の闘技場でオーヴァードだけの試合が行われると聞いてやってきた
場所がわからず道に詳しい者（PC③）に案内を求めてきたが、どうやら4人1組でなければ参加できないようだ
優勝を狙うキミは仲間を募る事にした

【PC1】あなたは記憶が欠けている。しかしそれが何故だかわからない。※RHOあり
ロイス：「同じ匂い」の人物　推奨感情　P:執着／N:不快感
カヴァー／ワークス：フリーランスのオーヴァード（裏社会、UGNイリーガル、FHマーセナリーなど）

金さえ貰えるのであれば、UGNだろうが、FHだろうが、どこでも向かい、戦い続ける。
故に「信用」というものには無縁だが、それでも、大切な人たちの確かな「絆」は結んでいる。
そんな中、あなたはとある場所で戦闘していた、はずだ。そこまでは記憶にある。
なのにそれ以降の事を全く思い出せなくなっているのだ。ただ脳裏に残っているのは、綺麗な「雪」と「声」　最後に聞いた言葉が耳に残る。
その日以降"何かをしなければいけなかったはずだ"と感じたあなたは、思い出せない記憶をぼんやり追っている。
そして彷徨うあなたは、通りすがりの人間からあの時と「同じ匂い」を感じ取り、そして無意識にその人物の手を掴んでいた。