容姿・経歴・その他メモ

『魅せてあげますわ、とっておきのマジックショーを』


「どんな悩みもパパっと解決！天才マジシャンのサキちゃんにおまかせあれ！」
というキャッチフレーズで探偵紛いのことをしている。
高いエンジェルハィロゥの素養を活かした変装や隠密による密偵調査が大の得意で、界隈では有名になっている。
普段は大学の法学部に通っており、学年トップクラスの秀才。友人関係も広く、悠々と学生生活を満喫している。


しかし、幼い頃は今では考えられないほどに病弱で、病院にこもりきりの生活を強いられていた。
原因は物心ついたときからあったオーヴァードとしての力で、異常なほどに強化された五感が身体に負荷を掛けており、酷い時には立ち上がることすらままならなかった。
本来ならばUGNチルドレンとして教育を受けるはずだったが、不適格の烙印を押されてUGN管理下で保護が続けられていた。
そんな彼女に目を付けたのはフィン・ブースロイドだった。目の錯覚を利用した手品のやり方を教え、「君の力は光を操る力なのだ」と説くと、遺産「夜の小鳥」を彼女に与えた。
「夜の小鳥」から光の屈折を始めとしたエンジェルハィロゥの「光の使い手」の側面を教わると、次第に過負荷を掛けていた五感も落ち着くようになった。

晴れて病院生活から脱した彼女だったが、次に待っていたのは長い入院生活から発生した莫大な借金だった。
家族が、兄が一生懸命に自分の為に働く姿を見て、「誰かの為になれる自分にならなくては」という思いを募らせていった。
そこで始めたのが、誰かを喜ばせられるマジシャンとしての活動と、誰かの役に立てる探偵としての活動だった。
それだけに現を抜かすわけもなく、法学部へと進学した彼女は長らく自分の為に働いてきた家族を楽な生活を送らせる為に弁護士を目指している。

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